▼ この記事の内容
日報は、業務内容、結果、所感、課題、明日の行動を分けて書くと評価されやすくなります。作業の羅列ではなく、数字と原因、次に変える行動まで示すことで、上司は状況把握、評価、支援判断を素早くしやすくなります。
日報は、上司が部下の業務状況を把握し、必要な支援を判断するための報告です。作業名だけを並べると、成果や課題が読み取れず、評価材料として使いにくくなります。
一方で、日報は長く書けばよいものではありません。今日の事実、結果、気づき、明日の行動を短く分けるだけで、読み手に伝わる報告になります。
この記事では、会社で評価される日報の書き方を、項目、例文、NG例、続けるコツに分けて整理します。新人、営業、バックオフィスでも使える型として確認できます。
日報を評価や育成に接続したい場合は、テンプレートだけでなく運用方法も合わせて整える必要があります。
>>【超実践型&満足度98.2%】コチームのマネジメント研修がわかる資料3点セットをダウンロードする
日報の書き方は5項目で考える
日報は、業務内容、結果、所感、課題、明日の行動の5項目で考えると書きやすくなります。読み手が状況、成果、次の支援を一度で把握できます。
日報に書く内容は業務・結果・所感・課題・明日の行動
日報に書く内容は、今日何をしたか、どんな結果だったか、何に気づいたか、何が課題か、明日何をするかの5つです。この順番で書くと、単なる作業記録ではなく改善につながる報告になります。
業務内容には、会議、商談、資料作成、顧客対応などを書きます。結果には件数、進捗率、完了可否、遅れた理由などを入れると、上司が状態を判断しやすくなります。
| 項目 | 書く内容 | 例 |
|---|---|---|
| 業務内容 | 取り組んだ仕事 | 新規顧客への提案資料作成 |
| 結果 | 成果や進捗 | 全10ページ中7ページまで作成 |
| 所感 | 気づきや学び | 競合比較の説明が不足していた |
| 課題 | 詰まりや改善点 | 導入後効果の根拠が弱い |
| 明日の行動 | 次に行うこと | 事例を2件追加して上司に確認する |
上司が評価しやすい日報の条件
上司が評価しやすい日報は、成果と課題が具体的です。何を頑張ったかより、どの仕事で何が進み、どこに支援が必要かが分かる日報が読まれます。
日報の所感をさらに詳しく整理する場合は、所感の書き方と例文も確認できます。関連する運用も合わせて確認します。
評価につながる日報では、数字、期限、相手、次の行動が入っています。たとえば、対応しましたではなく、A社へ見積もりを送付し、金曜までに回答予定ですと書きます。
感想で終わらせない書き方
日報の所感は、感想だけで終わらせない形にします。大変でした、勉強になりましたで終えると、何を学び、明日どう変えるのかが分かりません。
所感を書くときは、出来事、原因、学び、次の行動の順に短く整理します。自分の考えを入れつつ、上司が助言できる材料を残します。
評価される日報の書き方5ステップ
評価される日報は、事実を整理し、結果を数字で示し、課題と明日の行動をつなげて書きます。書く順番を固定すれば、毎日の負担も下がります。
事実を先に整理する
日報を書く前に、今日起きた事実を時系列ではなく重要度で整理します。上司が知りたいのは一日の全行動ではなく、成果、遅れ、判断が必要な点と支援すべき内容だからです。
事実整理では、完了した仕事、未完了の仕事、相談したい仕事に分けます。未完了の仕事には、止まっている理由と次に必要な判断も添えます。
結果と数字を入れる
日報では、できるだけ数字を入れると伝わりやすくなります。件数、進捗率、所要時間、売上見込み、回答期限などを入れると、上司は状況を客観的に把握できます。
数字がない業務でも、前回との差分や完了した範囲は書けます。資料作成ならページ数、問い合わせ対応なら件数、調整業務なら合意できた相手を示します。
課題と明日の行動をつなげる
メールで日報を運用している場合は、メール日報の課題を把握しておくと改善点を見つけやすくなります。関連する運用も合わせて確認します。
課題を書くだけでは、日報は相談メモで止まります。課題の後に、明日何を試すか、誰に確認するか、いつまでに終えるかを書けば、行動計画になります。
上司からの支援が必要な場合は、依頼内容も明確にします。確認お願いしますではなく、提案資料の構成だけ明日午前に確認したいですと書くと、動きやすくなります。
会社で使える日報例文
日報例文は、そのまま写すより、自分の業務に合わせて項目を置き換えて使います。営業、事務、新人研修の3場面で、評価されやすい書き方を確認します。
営業日報の例文
営業日報では、商談内容、顧客反応、次回行動を分けて書きます。売上見込みだけでなく、顧客が何に迷っているかまで残すと、上司が支援しやすくなります。
例文は、A社へ新プランを提案し、費用対効果の説明に関心を示しています。見積もりは金曜までに提出します。仮に導入後の運用イメージが弱い場合は、明日事例を2件追加します、という形です。
事務・バックオフィス日報の例文
事務やバックオフィスの日報では、処理件数、ミス防止、関係者調整を書きます。見えにくい仕事ほど、進捗と改善点を数字で残します。
例文は、仮に請求書30件を確認し、差戻しは2件ありますと書きます。入力ミスは前回より1件減りました。承認待ちが停滞しているため、明日は未承認者へ午前中にリマインドします、という形です。
新人・研修日報の例文
新人の日報では、学んだ内容と次に試す行動を書きます。理解しましただけでなく、どの業務で使うかを示すと、成長の変化が見えやすくなります。
例文は、顧客対応の基本フローを学び、問い合わせ分類の基準を理解しました。緊急度の見分け方で迷いました。仮に明日は過去事例を5件確認し、分類理由を先輩に説明します、という形です。
日報で評価を下げるNG例
Excelで管理する場合は、Excel日報の運用方法が参考になります。関連する運用も合わせて確認します。
日報で評価を下げやすいのは、作業羅列、抽象的な所感、課題と行動の分断です。読み手が判断できない日報は、報告としての価値が下がります。
作業羅列だけの日報
作業羅列だけの日報は、何が進み、何が残ったのかが分かりません。会議参加、資料作成、メール対応と並べるだけでは、上司は成果や支援要否を判断できません。
改善するには、各作業に結果を添えます。資料作成なら完成範囲、メール対応なら対応件数、会議なら決まったことと次の担当を書きます。
抽象的な所感だけの日報
抽象的な所感は、評価材料になりにくい日報です。頑張りました、勉強になりました、次回に活かしますだけでは、具体的な学びや行動が読み取れません。
所感は、何に気づき、なぜそう考え、次に何を変えるかまで書きます。短くても、原因と行動が入っていれば上司は助言しやすくなります。
課題と行動が分かれていない日報
課題だけを書いて行動がない日報は、翌日の改善につながりません。逆に行動だけを書くと、なぜそれを行うのかが分からず、優先順位が伝わりません。
課題と行動は一文でつなげます。問い合わせ回答が遅れたため、明日はよくある質問のテンプレートを更新する、という形にすると意図が伝わります。
日報を続けるコツと運用方法
日報を続けるには、個人の努力だけに頼らず、テンプレート、提出時間、フィードバック方法を固定します。書く側と読む側の負担を同時に減らします。
テンプレートを固定する
予定管理と日報をつなげるなら、Googleカレンダーを使った日報作成も選択肢になります。関連する運用も合わせて確認します。
日報テンプレートは、毎日同じ項目にします。項目が変わると、書く側は迷い、読む側も比較しにくくなります。
おすすめの項目は、今日の業務、結果、所感、課題、明日の行動、相談事項です。自由記述を広げすぎず、短くても具体的に書ける欄を作ります。
ツールで提出と確認を減らす
日報の運用負担が大きい場合は、メールやExcelだけでなく、日報ツールの利用も検討します。提出状況、コメント、検索性をそろえると、管理者の確認工数を減らせます。
ただし、ツールを入れるだけでは日報の質は上がりません。入力項目、確認者、フィードバック頻度を先に決めることで、日報が評価や育成に使いやすくなります。
厚生労働省の令和5年度能力開発基本調査では、計画的なOJTを実施した事業所は61.8%です。日報を日々の振り返りと支援判断に使うと、現場での育成機会を残しやすくなります。
上司のフィードバック欄を作る
日報を評価につなげるには、上司のフィードバック欄も設けます。部下が書くだけで反応がなければ、日報は提出作業になりやすくなります。
毎日長文で返す必要はありません。重要な課題、良い行動、次に確認したい点だけを短く返すと、部下は何を改善すべきか理解しやすくなります。
業務報告書との違いを確認したい場合は、報告書の書き方もあわせて整理できます。関連する運用も合わせて確認します。
人材育成の観点で日報を使う場合は、営業人材育成の進め方を参考にできます。関連する運用も合わせて確認します。
評価制度と日々の振り返りを接続するには、マネジメントサイクルの考え方が役立ちます。関連する運用も合わせて確認します。
定性目標と定量目標を分ける場合は、定性目標と定量目標の設定方法も確認できます。関連する運用も合わせて確認します。
日報ツールを比較する場合は、日報ツールの選び方を見ておくと判断しやすくなります。関連する運用も合わせて確認します。
よくある質問
日報には何を書けばよいですか?
日報には、今日の業務内容、結果、所感、課題、明日の行動を書きます。作業名だけで終えず、何が分かり、次に何を変えるかまで書くと、上司が状況と支援要否を判断しやすくなります。
日報の所感はどのくらい書けばよいですか?
所感は100から200字ほどで十分です。出来事への感想だけでなく、原因、学び、次の行動を入れます。長文より、上司が状況と改善行動を読み取れる具体性を重視します。
日報を毎日続けるコツはありますか?
入力項目を固定し、提出時間を決めることが有効です。業務終了後に思い出して書くより、日中に結果と課題をメモしておくと、短時間で具体的な日報を書きやすくなります。継続もしやすくなります。
まとめ
日報の書き方は、業務内容、結果、所感、課題、明日の行動を分けることが基本です。作業の羅列ではなく、数字と原因、次に変える行動まで書くと評価されやすくなります。
例文を使うときは、自分の業務内容に合わせて置き換えます。営業、事務、新人研修のどの場合でも、上司が状況と支援要否を判断できる具体性を残します。
日報を続けるには、テンプレートとフィードバック方法を固定します。評価や育成に接続したい場合は、提出する仕組みだけでなく、読む側の運用も整えます。
お役立ち情報
-
全170P超の目標マネジメントパーフェクトガイド近年増えている目標マネジメントへの不安を解消するあらゆる手法やマインドなど目標管理の全てが詰まっている資料になっています。
-
【170P超のマネージャー研修資料を大公開!】マネジメントと1on1って何ですか?「これさえ実践すれば間違いないという具体的なHOW」に焦点をあてて、マネジメントや1on1を実践できる内容となっています。
-
【全260スライド超】メンバーの成長・マネジメントを最適化させるプロが実践する1on1パーフェクトガイド組織開発・1on1 ・評価の設計運用で 100 社以上の企業に伴走してきた弊社の知見をもとに作成したガイド資料になります。
















