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振り返りツール・アプリの比較おすすめ5選|メリット・導入上の注意点・選び方

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仕事において、「成長」や「学び」を得るためには、「振り返り」が非常に重要です。

「7対2対1の法則」という名称で有名な「ロミンガーの法則」によれば、個人の学習は7割が「経験」、2割が「薫陶(上司や先輩による指導や教育」、1割が「研修」であると言われています。

つまり、個人の成長や学びにおいて、「経験」が最大の割合を占めるため、質の高い振り返りを出来るかかどうかが、成長を大きく左右するといっても過言ではないでしょう。

また、振り返りの質を高めるために、KPTやPDCA等のこれまで様々な手法やフレームワークが開発されてきました。

フレームワークのエッセンスを取り込み、誰でも簡単に質の高い振り返りが出来るように開発されているのが「振り返りツール」というジャンルです。

本記事では、振り返りツールのメリットや使い方に加えて、振り返りの質を高める事に貢献するおすすめツールを紹介・解説します。

振り返りツールのメリット

振り返りは、重要である事は誰しも認識しつつも、その頻度や突き詰め度合いについては、大きな個人差があります。

振り返りのツールの導入は、振り返りを組織に定着させ、その質と頻度の改善に大きく貢献する事でしょう。

本パートでは、振り返りツール導入によって得られる3つのメリットについて紹介します。

1)振り返りの質を高めることが出来る

振り返りツールは、振り返りを行う上でのポイントを押さえて設計されています。

過去に「振り返りの質が低い」「もっときちんと振り返りして」と指摘した事、された事を経験した方も多いのではないでしょうか。

ですが、具体的な手順や手法、フレームワークを示されなければ「質の高い振り返り」はそもそも実現出来ません。

振り返りツールは、振り返りの習慣がなかったり、質を高めるためのノウハウがなくとも、「良い振り返り」を強力にサポートしてくれます。

2)過去の振り返り内容を蓄積し、簡単に確認出来る

PDCAに代表されるように、振り返りは一度で終わらず、何度も繰り返す事で学びの質を高めることができます。

また、学んだ事は、実践を通じて始めて定着するため、「学びっ放し」になっていないかを確認する意味でも、「振り返りの内容」を「振り返る」事は重要です。

振り返りツールは、過去の振り返り内容を簡単に確認する事が出来るため、自動的に「振り返り」の質が高まっていく仕組みとなっています。

3)他のメンバーの振り返りからさらに学びを得られる

振り返りツールは、自分だけでなく、他のメンバーの振り返り内容を確認する事が可能です。

つまり、自分が経験していない事でも、他者の経験や学びのプロセスを「追体験」する事で、さらに学びの量を増やす事が出来ます。

例えば、営業職であれば、異なる業界を担当しているメンバーの振り返り内容を見る事で、その業界の特性や営業上のアプローチについての知識や示唆を得ることが可能です。

振り返りツールの導入上の注意点

「とりあえずツールを導入する」というのは、SaaSモデルの流行によりツールの利用が簡単/スピーディーになった弊害として挙げられるでしょう。

安易なツールの導入は現場の混乱を招くため、導入の検討においては、デメリットを十分に理解した上で、意思決定をする必要があります。

本パートでは、振り返りツール導入における2つの注意点について解説します。

1)操作に慣れる必要がある(学習コスト)

初めて利用するツールの場合は、使い方や操作方法を学習する必要があります。

ITツールや振り返りそのものに慣れていない場合は、チーム単位で勉強会やイントロダクションを行う必要があるでしょう。

また、チームへの一方的なツール導入は避け、導入の背景・目的・メリットを丁寧に説明し、メンバーの理解を得る努力を怠らない事が重要です。

2)費用がかかるケースがある(金額コスト)

振り返りのツールの多くは有料もしくは、無料の場合は機能制限が設定されています。

そのため、単純なコストの高低ではなく、導入を通じて解決したい課題を明確化・言語化する事が重要です。

例えば、下記の様な論点で考えてみる事がオススメです。

  • どの様なフレームワーク/テンプレートを活用して振り返りを行いたいか?
  • 導入規模(利用人数)はどのくらいか?
  • どの様なシーンでの利用を想定しているか?(例:1on1、ミーティング等)

論点毎に整理した上で、自社が求める基準を満たす機能や要素を持っているツールを選択する事によって、費用や導入コストに見合った成果を得られるでyそ。

振り返りツールの選び方

これまで振り返りツールのメリットとデメリット・注意点について解説して情報を踏まえて、実際にツールを比較検討する際に、意識しておくべきポイントがあります。

本パートでは、振り返りツールの選び方について2つの観点から解説します。

1)既に社内に導入されている制度や仕組みと合致しているか

「日報」や「1on1」などが代表例ですが、振り返りの促す制度や仕組みが既にある会社は少なくないでしょう。

その様な場合には、制度に合致したツールを導入するのが最も手っ取り早い事があります。

ツール導入のデメリットである、学習コストを最小化し、スピーディーに振り返りの質を高める事が可能です。

2)導入する組織のリテラシーで対応可能か

振り返りツールの中には、前述の通り、学習コストがかかるものがあります。

リテラシーレベルに合致しないツールを導入すると、ツール導入が進まず、形骸化しやすい点に注意する必要があるでしょう。

導入先の組織で、利用出来るレベルの使いやすさが担保出来るかをトライアルやデモを通じて見極めることが重要です。

振り返りツール・アプリの比較おすすめ5選

世の中に流通しているツールの中で、振り返りに使用出来るものは数多くあります。

本パートでは、各カテゴリー毎に厳選されたツールについて、特徴・料金・向いている組織等の観点から解説します。

1)振り返りを自動化するマネジメントDXツール「Co:TEAM」

「Co:TEAM」は、1on1・フィードバック・目標管理・コンディション管理を一元化し、日々の振り返りを自動化するマネジメントDXツールです。

振り返りツールとしての特徴・メリットは下記の通りです。

  • モチベーション・目標・タスク・コンディションを可視化できる
  • 中長期目標の進捗を日報に反映する事により、組織/個人の目標達成の促進や目標管理制度の形骸化の防止ができる
  • チャットツールと連携し1on1やフィードバックを簡単に行える体験を提供する事で、組織に振り返りの文化を根付かせられる

ツールの利用は、1ユーザーあたり月額980円から可能です。

ツール導入の目的が、振り返りの質を高めるだけでなく、チームの成果を高める事に重点を置いている場合。もしくは、チームや全社単位に振り返りを文化として根付かせたい組織の場合に、特に向いているツールであると言えるでしょう。

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2)社内SNS型日報で振り返りを促進する「gamba!」

「gamba!」は、15,000社以上で利用実績のある日報ツールです。

これまで紙やメールで行われてきた日報による振り返りを、ツールの力によって大きく効率化する事に成功しています。

振り返りツールとしての特徴・メリットは下記の通りです。

  • SNS型なので気軽に投稿ができる
  • チャット機能などでコミュニケーションの活性化にも効果

ツールの利用料金は、要問い合わせとなっています。

日報の導入を通じて、振り返りの文化を醸成したいと考えている場合。もしくは、既に日報を導入しているが、振り返りとしての機能が形骸化してしまっている場合に、特に向いていると言えるでしょう。

3)オンラインホワイトボードで対面顔負けの振り返り体験「miro」

「miro」は、ホワイトボードに付箋を貼って議論をする体験をWeb上で実現したオンラインメモサービスです。

リモートワークで、議論やワークショップが盛り上がり辛くなった、という組織は少なくありませんが、付箋やポストイットなどを使った会議運営をmiroは実現します。

振り返りツールとしての特徴・メリットは下記の通りです。

  • マインドマップやメモなどホワイトボードでできることと同じことがオンライン上でできる
  • 一個の会議室で集まって行なっていたことが遠隔で各デバイス上から利用できる

無料利用ができますが、機能制限があり、有料版は1ユーザーあたり月額8ドルから利用可能です。

付箋や図など視覚的に振り返りを行いたい場合やチーム内で協働的に振り返りを行いたい場合、チーム内のツールリテラシーが高い場合は特にオススメのツールです。

4)タスクを可視化して振り返りの材料を集める「Asana」

「Asana」は、タスクやプロジェクトの管理が出来るサービスです。

チーム内で、タスク毎の担当者や納期を一括管理でき、さらに、チャートやリスト等の視覚的に分かりやすく変換する機能に優れています。

振り返りツールとしての特徴・メリットは下記の通りです。

  • 過去に実施したタスクの内容や工数を振り返ることができる
  • チーム内におけるやり取りや動き方について、各プロジェクトやタスク毎に振り返ることができる

無料利用ができますが、機能制限があり、有料版は1ユーザーあたり月額1,200円から利用が可能です。

コーポレート部門や事務職などタスクベースで仕事を進める職種や部門の場合は、特にオススメのツールです。

5)1on1で振り返りを強力にサポート「TeamUp」

「TeamUp」は、1on1の運用の効率化や対話の質を高めるサービスです。

1on1は振り返りの手法として近年注目を集めていますが、実際の運用面において課題を抱えやすいと言われています。

具体的には、1on1で話すべきテーマの設定や会話内容の記録が問題となるケースが多いのですが、「TeamUp」はこれらの課題を解決し、振り返りの場としての1on1の質を高める事に貢献します。

振り返りツールとしての特徴・メリットは下記の通りです。

  • ペアの登録やフィードバック機能が充実しており、1on1を組織に浸透させる
  • 1on1の内容を記録として蓄積できることで効果的に振り返りが行える

ツールの利用は、月額38,500円となっており、51名以上の利用からは要お問い合わせとなっています。

振り返りの手段として1on1の導入を検討している場合。もしくは、1on1を既に実施しており、対話による学びをさらに深めたい場合は特にオススメです。

まとめ

ツールの導入は手段と目的が逆転しがちであるため、まずは現状分析を行い、「振り返りのどの様な点に問題があるか?」を特定することが重要です。

そうする事によって、目的に合致したツールを選択出来るようになり、振り返りの質を劇的に高めることが出来ます。

本記事を読んだ後、目的に合致したツールが見つかった場合には、無料トライアルや資料請求をしてみましょう。