目標管理システム比較13選|目的別の選び方と導入前チェック

▼ この記事の内容

目標管理システムは、MBO、OKR、KPI、人事評価、1on1のどれを中心に運用するかで選びます。13製品を目的別に比較し、既存制度との接続、現場入力のしやすさ、評価根拠の残し方を見れば、候補を2〜3製品まで絞れます。

目標管理システムを選ぶときは、製品数の多さよりも運用目的の整理が先です。評価業務を効率化したい会社と、OKRや1on1で目標達成を支えたい会社では、見るべき機能が変わります。

Excelやスプレッドシートで目標を管理していると、期中の進捗、上司のコメント、評価根拠が分散しやすくなります。期末に情報を集め直すほど、現場の負担も大きくなります。

本記事では、13製品を総合型、OKR運用型、1on1連携型、組織開発型に分けて比較します。人事担当者が社内提案前に確認すべき選定軸もあわせて整理します。


【260スライドで1on1を完全網羅】
流れ・アジェンダ・よくある失敗まで、実践に必要な知識をすべて詰め込んだ一冊!
>>『メンバーの成長・マネジメントのプロが実践する1on1パーフェクトガイド』を無料ダウンロードする

目標管理システムは目的から選ぶ

目標管理システムは、目標設定、進捗確認、上司コメント、評価根拠を一か所に集める仕組みです。導入目的を決めると、必要な機能と不要な機能を分けられます。

目標管理システムの定義

目標管理システムとは、個人や部門の目標、進捗、面談記録、評価情報を一元管理するツールです。MBO、OKR、KPIなどの運用を支え、期中の確認と期末評価をつなぎます。

単なる目標入力欄ではなく、上司と部下の会話、コメント履歴、達成状況の推移を残せる点が特徴です。評価根拠を後から確認しやすくなります。

選定では、目標管理だけを扱うのか、人事評価や1on1まで扱うのかを先に決めます。範囲が曖昧なまま比較すると、機能過多の製品を選びやすくなります。

導入後は、入力された目標を上司が見て、コメントや支援内容を返す流れまで設計します。記録と対話をつなぐことで、評価時の説明がしやすくなります。

MBO、OKR、KPIで必要な機能が変わる

MBO、OKR、KPIでは、目標の粒度と確認頻度が異なります。MBOは評価との接続、OKRは頻繁な振り返り、KPIは数値の進捗確認を重視します。

MBOを中心に使うなら、評価シート、承認フロー、等級や評価項目との接続を確認します。期末評価の根拠を残せることが選定の軸になります。

OKRを中心に使うなら、週次や月次のチェックイン、目標の公開範囲、上位目標とのひも付きを見ます。組織全体で目標を共有しやすい設計が合います。

KPIを中心に使うなら、数値更新のしやすさ、ダッシュボード、部門別の進捗確認を見ます。手入力が多いと、更新が止まりやすくなります。

導入前に決める3つの判断軸

導入前に決める判断軸は、目的、利用者、更新頻度の3つです。何のために使うか、誰が入力するか、どの頻度で確認するかを決めると候補を絞れます。

目的は、評価効率化、目標達成支援、マネジメント改善のどれを優先するかです。すべてを同時に狙うと、初期設定と現場説明が複雑になります。

利用者は、人事だけでなくマネージャーとメンバーまで含めて考えます。管理側だけが使いやすい製品では、現場の入力が続きません。

更新頻度は、週次、月次、四半期のどれで確認するかを決めます。頻度に合わない通知や入力項目は、導入後の利用率を下げます。

目標管理システム13選の比較表

13製品は、評価運用まで扱う総合型、OKRを回す運用型、1on1や成長支援に強い型に分けると比較しやすくなります。自社の目的に近い分類から確認します。

製品向いている目的主な確認ポイント
コチーム目標管理と1on1をつなげたい面談、進捗、評価根拠を一体で残せるか
HRBrain評価と人材データを統合したい評価運用と人材情報の連携範囲
カオナビ人材情報を見ながら目標を扱いたい顔写真付きの人材情報と評価の見やすさ
SmartHR労務基盤と評価を連携したい既存の労務データとの接続
Talent Palette人材分析まで広げたい分析機能とデータ整備の負荷
CYDASキャリア支援も含めたい育成計画と目標の接続
あしたのクラウド評価制度の運用支援も受けたい評価項目と運用支援の範囲
Goalousチームの活動共有を重視したい日々の共有と目標の見える化
ResilyOKR運用を定着させたいチェックインと上位目標の接続
HiManager1on1とフィードバックを強めたい面談記録と称賛の管理
Wistantマネジメント改善を進めたい1on1運用と状態把握
Weekdone短期サイクルで進捗を見たい週次更新とOKR確認
MotifyHRオンボーディングも扱いたい定着支援と目標管理の接続

比較表で見る13製品の特徴

比較表では、製品名だけでなく、どの運用に強いかを確認します。評価、OKR、1on1、人材分析、オンボーディングでは、必要な画面と運用設計が変わります。

最初から細かい機能差を見すぎると、選定が進みにくくなります。まずは自社の主目的に合う分類を選び、候補を3製品程度まで絞ります。

その後に、料金、サポート、既存システムとの連携、権限設定を確認します。比較順序を分けると、社内説明の材料も整理しやすくなります。

人事評価まで扱う総合型

人事評価まで扱う総合型は、評価シート、目標、評価コメント、承認フローを一体で管理したい会社に向きます。期末評価の作業を減らしやすい型です。

HRBrain、カオナビ、SmartHR、Talent Palette、CYDAS、あしたのクラウドは、人材情報や評価運用との接続を確認します。既存制度との相性が選定の中心です。

評価運用ツールとの違いを整理したい場合は、評価運用ツールを比べる観点も参考になります。

OKRと1on1に強い運用型

OKRと1on1に強い運用型は、期末評価よりも期中の対話と振り返りを重視する会社に向きます。目標を作って終わらせず、更新の習慣を作ります。

Resily、Weekdone、Goalous、HiManager、Wistant、MotifyHRは、チェックイン、面談記録、状態把握のしやすさを確認します。週次や月次で使えるかが軸です。

1on1と目標管理を接続する場合は、面談で目標を扱う基本設計を確認すると運用像を作りやすくなります。

目的別おすすめツール13選

ここでは13製品を目的別に整理します。実際の選定では、各社の最新機能、料金、連携仕様、サポート範囲を商談や資料で確認します。

コチーム

コチームは、目標管理、1on1、フィードバック、評価根拠をつなげたい会社に向きます。目標の進捗だけでなく、面談で話した内容を残し、マネジメント改善に使いやすい設計です。

試用では、面談記録から次の支援内容へ進む流れを確認します。マネージャーが毎週開く画面で、未対応の目標やコメント待ちを把握できるかを見ます。

HRBrain

HRBrainは、人材データベースと評価運用をまとめて扱いたい会社に向きます。従業員情報、評価、配置検討を同じ基盤で見たい場合に候補になります。

確認時は、既存の評価項目をどこまで再現できるかを見ます。評価履歴や人材情報を参照しながら、目標入力へ移れるかも試します。

カオナビ

カオナビは、人材情報を見ながら評価や目標を確認したい会社に向きます。顔写真付きの人材情報を起点に、配置や育成の検討を進めたい場合に使いやすい製品です。

比較時は、人材情報の見やすさと評価画面の行き来を確認します。配置会議や評価会議で、目標情報をすぐ参照できるかを試します。

SmartHR

SmartHRは、労務基盤と人事評価を連携したい会社に向きます。従業員情報をすでにSmartHRで管理している場合、評価運用との接続を検討しやすくなります。

導入検討では、労務情報と評価情報の管理範囲を分けて見ます。既存データを使いながら、評価運用を追加できるかを確認します。

Talent Palette

Talent Paletteは、人材データを分析しながら目標や評価を扱いたい会社に向きます。データを活用した配置、育成、組織分析まで広げたい場合に候補になります。

選定では、分析に使うデータを集められるかを確認します。目標管理だけでなく、人材配置や育成施策まで広げる前提で見ます。

CYDAS

CYDASは、キャリア開発や人材育成も含めて目標管理を考えたい会社に向きます。本人の成長計画と評価運用をつなげたい場合に確認したい製品です。

試す際は、本人のキャリア希望と目標の関係を記録できるかを見ます。育成面談で使う情報が散らばらないかも確認します。

あしたのクラウド

あしたのクラウドは、評価制度の構築や運用支援も受けながら目標管理を整えたい会社に向きます。制度運用の相談先も含めて検討できます。

比較では、システム機能と運用支援の範囲を分けて確認します。評価項目の見直しまで必要な会社は、支援内容を重点的に見ます。

Goalous

Goalousは、チームの活動共有と目標の見える化を重視する会社に向きます。日々の行動を共有しながら、目標との関係を見たい場合に候補になります。

確認時は、活動共有が目標達成の振り返りにつながるかを見ます。投稿やリアクションが増えても、目標の進捗を追えるかを試します。

Resily

Resilyは、OKR運用を組織に定着させたい会社に向きます。上位目標との接続やチェックインを通じて、目標の進捗を継続的に確認できます。

試用では、上位目標から個人目標までのつながりを確認します。チェックインの頻度や通知が、自社の会議体に合うかを見ます。

HiManager

HiManagerは、1on1、フィードバック、称賛の運用を強めたい会社に向きます。目標管理だけでなく、マネージャーとメンバーの対話を整えやすくなります。

比較時は、1on1の事前準備と振り返りがどこまで楽になるかを見ます。フィードバック履歴を評価時に参照できるかも確認します。

Wistant

Wistantは、1on1やマネジメント状態の把握を重視する会社に向きます。メンバーの状態や面談の実施状況を確認しながら、支援内容を決めやすくなります。

導入検討では、面談実施率や状態把握の画面を確認します。目標の進捗だけでなく、支援が必要なメンバーを見つけられるかを見ます。

Weekdone

Weekdoneは、週次サイクルでOKRや進捗を確認したい会社に向きます。短い周期で目標を見直す運用と相性がよく、海外拠点を含む組織でも候補になります。

確認時は、週次更新の入力が負担にならないかを見ます。上位目標との関係や、チーム別の進捗確認もあわせて試します。

MotifyHR

MotifyHRは、オンボーディングや従業員の定着支援も含めたい会社に向きます。入社後の状態把握と目標設定をつなげたい場合に確認したい製品です。

試用では、入社直後のタスクや状態確認と目標設定を一緒に扱えるかを見ます。定着支援と評価運用を分けすぎないことが判断軸です。

候補を絞る選び方

候補を絞る手順は、目的の確定、既存制度との接続確認、無料トライアルでの運用検証です。機能表だけで選ぶより、実際の入力と確認の流れを見ます。

手順1 評価目的か成長支援かを決める

最初に、評価業務を効率化したいのか、目標達成や成長支援を強めたいのかを決めます。目的が違うと、必要な機能と導入後の説明が変わります。

評価業務が主目的なら、評価項目、承認フロー、評価コメント、帳票出力を確認します。期末の人事業務をどこまで減らせるかが判断軸です。

成長支援が主目的なら、1on1、フィードバック、進捗コメント、チェックインを確認します。期中の対話が増える設計かを見ます。

手順2 既存制度との接続を確認する

次に、既存の評価制度、等級制度、目標設定シートとの接続を確認します。今の制度をそのまま移せるか、項目の見直しが必要かを分けます。

システム導入と同時に制度まで変えると、現場の理解が追いつきにくくなります。初期導入では、既存運用を再現できる範囲から始める方法もあります。

制度や労働条件の確認が必要な場合は、行政機関の公開情報も参照します。社内ルールだけで判断せず、前提をそろえます。

MBOを中心に扱う場合は、MBOの運用と評価へのつなげ方を確認しておくと、要件を整理しやすくなります。

手順3 無料トライアルで運用負荷を見る

無料トライアルでは、画面の見やすさだけでなく、入力、承認、コメント、振り返りまでの流れを試します。管理者だけでなく、現場の利用者にも触ってもらいます。

確認する項目は、目標の入力時間、上司の確認時間、通知の分かりやすさ、スマートフォン対応、権限設定です。毎月使う動作ほど丁寧に見ます。

目標シートの項目を先に整理したい場合は、目標管理テンプレートの作り方を確認すると、試用時の入力項目を決めやすくなります。

導入メリットと失敗回避策

目標管理システムの導入メリットは、進捗、対話、評価根拠を分散させないことです。一方で、入力されない設計のまま導入すると効果が出にくくなります。

進捗と評価根拠を一元化できる

システムを使うと、目標、進捗、上司コメント、面談記録を一元化できます。期末に過去のやり取りを探し直す負担が減り、評価説明もしやすくなります。

評価根拠が残ると、メンバー側も納得しやすくなります。期中の行動と結果が記録されるため、評価面談で事実を確認しながら話せます。

OKRを使う場合は、OKRの考え方と運用の注意点を把握しておくと、システム要件を決めやすくなります。

マネージャーの確認工数を減らせる

目標管理システムは、マネージャーの確認工数を減らせます。未入力者、更新状況、コメント待ちを一覧で見られると、個別の確認作業が少なくなります。

ただし、確認項目が多すぎると、マネージャーの負担は残ります。初期設定では、毎週見る項目と期末だけ見る項目を分けます。

1on1と合わせて運用する場合は、目標の進捗だけでなく支援内容も記録します。次回面談で前回の約束を確認できる状態にします。

入力されない状態を防ぐ

導入で最も避けたいのは、初月だけ入力されて翌月から止まる状態です。入力されない原因は、項目が多い、目的が伝わらない、上司が見ていないことです。

対策は、入力項目を絞り、確認日を決め、上司がコメントを返すことです。システム設定だけでなく、運用ルールを同時に決めます。

目標管理が形だけになっている場合は、運用が形骸化する原因と直し方を確認すると、導入前の論点を整理できます。

運用設計を整理したい場合は、以下から詳細をご確認ください。


【260スライドで1on1を完全網羅】
流れ・アジェンダ・よくある失敗まで、実践に必要な知識をすべて詰め込んだ一冊!
>>『メンバーの成長・マネジメントのプロが実践する1on1パーフェクトガイド』を無料ダウンロードする

よくある質問

目標管理システムは無料でも使えますか?

無料トライアルや小規模向けプランを用意する製品はあります。ただし、評価連携、権限管理、サポート範囲は有料プランで差が出やすいため、無料期間で運用負荷を確認します。

MBOとOKRのどちらに合う製品を選ぶべきですか?

評価と処遇への接続を重視するならMBO対応を見ます。組織目標の共有や週次の振り返りを重視するならOKR対応を見ます。自社の確認頻度、会議体、評価制度との接続に合わせて選びます。

導入前に人事が準備すべきことは何ですか?

準備すべきことは、既存の目標シート、評価項目、承認フロー、面談記録の整理です。現行運用を棚卸ししてから試用すると、必要な機能と不要な機能を判断しやすくなります。

まとめ

目標管理システムは、製品名の知名度だけで選ぶものではありません。MBO、OKR、KPI、人事評価、1on1のどれを中心に運用するかを決めると、候補を絞りやすくなります。

総合型は評価運用まで一体で扱いやすく、OKR運用型や1on1連携型は期中の対話と振り返りを強めやすい特徴があります。自社の目的に合う分類から比較します。

導入前には、既存制度との接続、現場入力のしやすさ、マネージャーの確認負荷を確認します。無料トライアルでは、管理者だけでなく利用者の操作感まで見ます。

目標管理と1on1を接続した運用を整理したい場合は、以下から詳細をご確認ください。


【260スライドで1on1を完全網羅】
流れ・アジェンダ・よくある失敗まで、実践に必要な知識をすべて詰め込んだ一冊!
>>『メンバーの成長・マネジメントのプロが実践する1on1パーフェクトガイド』を無料ダウンロードする

お役立ち情報

  • 全170P超の目標マネジメントパーフェクトガイド
    全170P超の目標マネジメントパーフェクトガイド
    近年増えている目標マネジメントへの不安を解消するあらゆる手法やマインドなど目標管理の全てが詰まっている資料になっています。
  • 【170P超のマネージャー研修資料を大公開!】マネジメントと1on1って何ですか?
    【170P超のマネージャー研修資料を大公開!】マネジメントと1on1って何ですか?
    「これさえ実践すれば間違いないという具体的なHOW」に焦点をあてて、マネジメントや1on1を実践できる内容となっています。
  • 【全260スライド超】メンバーの成長・マネジメントを最適化させるプロが実践する1on1パーフェクトガイド
    【全260スライド超】メンバーの成長・マネジメントを最適化させるプロが実践する1on1パーフェクトガイド
    組織開発・1on1 ・評価の設計運用で 100 社以上の企業に伴走してきた弊社の知見をもとに作成したガイド資料になります。

コチームの導入に関して

  • お問い合わせ
    お問い合わせ
    コチームについて不明点などございましたらご気軽にお問い合わせください。
  • お見積もり
    お見積もり
    コチームを導入するために必要な費用感を見積もれます。
  • トライアル
    トライアル
    ご気軽にトライアルでコチームを利用できます。
【無料】
満足度98.2%!超実践型のマネジメント研修資料3点セット!