人事評価システム・ツール比較16選!機能や特徴・選び方までを徹底解説【2023版無料比較表付】
昇給や給与などの重要な人事決定に関わる人事評価ですが、近年、人事評価の公平性と効率化を図るため、人事評価システム・ツールへの関心が高まってきています。本記事では、人事評価システムツールの機能や、メリットやデメリット・選び方・おすすめの人事評価システム・ツール・注意点までを徹底的に解説していきます。
目次
人事評価システムとは?
人事評価システムとは?
人事評価システムとは、従業員への評価データの作成・配布・集計、加えて分析やフィードバックまでを行えるシステムを指します。人事評価を公平にかつ効果的・効率的に行うことを目的としたシステムです。
中には、評価のみならず人事に関する情報を一元管理することで、人事業務に反映することも可能なシステムも存在します。
システムによって違いはありますが、一般的に管理できる情報として、主に従業員ごとに設定した目標・業務の到達度合い・従業員の自己評価・上司からのフィードバックや評価・最終評価が挙げられます。
「人事評価」と似たような言葉として「人事考課」が挙げられますが、意味に大差はありません。明確に言えば「人事評価」は従業員の業務を評価することを指し、「人事考課」は従業員への評価を人事処遇に反映させるまでの流れを指します。
しかし近年では、同じような意味合いや言い換えとして使われることが多く、より分かりやすいよう「人事評価」の方を使われる傾向にあります。
評価方法の種類
- 360度評価:上司や部下、同僚や他部署の従業員などから多角的な評価を行う仕組み。評価に客観性が生まれ、属人化せず公平な評価を行うことができる。
- MBO評価:経営目標や部門目標などの企業ビジョンと関連づけた、従業員それぞれの個々の目標を設定し、その達成度によって評価を行う仕組み
- コンピテンシー評価:業務ごとに定義された行動特性を基準に評価を行なう仕組み。従業員が、行動指標を把握しやすくなり、自分にどんな能力が不足しているのか明確化できる
- OKR評価:チームまたは組織全体の短期的な目標を設定し共有、それに対して目標達成に必要な活動結果を評価する仕組み
クラウド型とオンプレミス型
人事評価システムツールにはクラウド型とオンプレミス型が存在します。2つの違いを簡単に明記すると、クラウド型はオンライン上のサーバーで提供されているシステムやサービスをインターネットを介して利用する形態を指し、オンプレミス型は、社内にサーバーや通信回線・システムなどを構築し、自社で運用を行う形態を指します。
本記事では、クラウド型の人事評価システム・ツールについて紹介していきます。
人事評価システム・ツールの主な機能
システムによって多少の違いは存在しますが、人事評価システム・ツールには以下のような機能が存在します。
- 評価テンプレート:360度評価やMBO評価、1on1など、各評価制度に対応したテンプレート機能
- 評価シートの作成・配布・回収・集計:評価シートの作成・配布・回収・集計までをシステム上で一貫して行える機能
- 部門間の甘辛調整:評価分布・分析・調整を通して評価者や部署ごとに存在する評価の偏りを発見・調整できる機能
- 顔写真付き組織図:誰がどこに所属しているかを分かりやすく提示できる機能
- 異動シミュレーション:誰をどこに移動したらどうなるかをシミュレーションでき可視化できる機能
- 従業員情報の管理:従業員の個人情報や職歴、経歴、過去の評価やスキルなどを一元管理できる機能
- 目標・進捗・評価の管理:個人やチームの目標を設定し進捗や評価を記録することで共有、可視化できる機能
- エクセルへのCSV出力:集計・分析したデータを出力できる機能
人事評価システム・ツール導入のメリット
人事評価システム・ツールを導入することで得られるメリットは様々です。
本パートでは人事評価ツール導入のメリットについて解説していきます。
人事評価業務の効率化
人事評価システム・ツールの導入の1つ目のメリットは「人事評価業務の効率化」です。
Excelなどの表計算ソフトや紙媒体で人事評価制度を運用する場合、管理や集計のコストが従業員に比例して大きくなります。
なぜなら、人事評価シートはセンシティブな個人情報であるため、1人につき1枚が配布される形式が一般的です。そのため、従業員の数が増える程、人事評価シートを配布・集計する人事担当者の業務量は増えることになります。
人事評価システム・ツールを活用すれば、職種や部門毎の評価シートも使い分けとデータ集計を自動化でき、手計算で数値を転記したり表計算ソフトに埋め込んだ計算式が壊れたりという事態も回避できます。
また、閲覧制限の設定もシステム側で一元管理できるようになります。単純作業の量を大きく削減出来るのは、人事評価システム・ツールを導入する上で大きなメリットになるでしょう。
人事情報の一元管理
人事評価システム・ツール導入の2つ目のメリットは「人事情報の一元管理」です。
一般的に、従業員の個人情報や職歴、経歴、過去の評価結果やスキルなどはそれぞれ別のシステム・ツールで管理されている傾向にあります。しかし人事評価システム・ツールは多くの外部システムと連携が可能なため、人事データを一元的に管理することが可能になります。
社員の意欲・定着率向上
人事評価システム・ツール導入の3つ目のメリットは「社員の意欲・定着率の向上です」
人事評価システム・ツールを導入することで、評価基準や他の従業員のスキルが可視化され、属人化せず公平な評価を行うことができます。その結果、一連の評価工程や基準が明確化することで従業員の評価に対する納得度が高まり、従業員満足度の向上に繋がります。
適材適所な戦略的人事配置
人事評価システム・ツール導入の4つ目のメリットは「適材適所な戦略的人事配置」です。
人事情報の一元管理が可能になったことにより、集約されたデータから従業員のスキルや過去の実績などを的確に把握し考慮することも可能になるので、評価だけでなく従業員の能力等に合わせ、部署や支社を超えた横断的かつ最適な戦略的人事配置を行うことができます。
人事評価システム・ツールのデメリット
人事評価システム・ツールの導入は、もちろんメリットばかりではありません。
本パートでは人事評価システム・ツール導入のデメリットについて解説していきます。
人事担当者の負担
人事評価システム・ツール導入の1つ目のデメリットは「人事担当者の負担」です。
人事評価システム・ツールを導入することで、効率的で精度の高い人事評価を行えるとしても、実際に評価する人事評価者がシステム・ツールを理解し扱えなければ、システム・ツールも効果を発揮できません。また導入することで、今までの評価方法を見直す必要があったり、新しい方法に慣れるまでに時間がかかったりと人事担当者には様々な負担がかかります。
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既存の人事システムとの連携
人事評価システム・ツール導入の2つ目のデメリットは「既存の人事システムとの連携」です。
人事評価は、評価以外にも従業員の個人情報や異動経歴、給与やスキル等様々な人事情報と関連づける必要があります。現在すでに他のシステム・ツール等で人事情報を管理している場合、データ管理が複雑化するため、人事評価システム・ツールと連携も必要になってきます。
情報を一元管理する場合は、自社で使用している人事システムや給与情報管理ツール等と連携可能な人事評価システム・ツールを利用するなど、いくつかの導入方針パターンを想定してツールを選ぶ必要があります。
コストパフォーマンスに見合わない可能性
人事評価システム・ツール導入の3つ目のデメリットは「コストパフォーマンスに見合わない可能性」です。
人事評価システム・ツールの導入には、初期費用や月額費用など様々な運用コストがかかります。導入したにも関わらず最大限活用できなければコストの負担ばかり大きくなってしまう恐れがあります。
そのため、企業規模や連携可能システム、評価指標など自社の実情を考慮し、コストパフォーマンスに見合うシステム・ツールを選択することが重要になります。
従業員からの不満
人事評価システム・ツール導入の4つ目のデメリットは「従業員からの不満」です。
新しく人事評価システム・ツールを導入したことで、従来の評価基準との乖離や今まであやふやだった評価基準の明確化によって混乱や従業員の不満が生じかねません。
たとえ客観的で公平な評価を行ったとしても、それを不適に思った一部の従業員のモチベーションを下げてしまう恐れもあります。
そのため、システム・ツールの導入にあたって、明確な評価基準や評価指標の提示や共有を行い評価に対する認識を定着させ、従業員一人ひとりの理解を深めておくことが大切です。
また評価ごとにフィードバックを行い、評価基準に合わせた軌道修正や、評価の結果を次に活かせるような環境作りを行なっていくことも必要です。
人事評価システム・ツールの選び方
人事評価システム・ツールには様々な種類や形態が存在し、システム・ツールによって価格や搭載機能などが変わってきます。
本パートでは、そんな人事評価システムツールをどのような観点から選べばいいかなど「人事評価ツールの選ぶ際のポイント」について解説していきます。
自社の導入目的に合っているか
人事評価システム・ツールを選ぶ際の1つ目のポイントは「自社の導入目的に合っているか」です。
企業によって導入目的や評価制度が違うため、人事評価システム・ツールに求めることは様々です。機能要件を満たさないシステムを導入してしまうと、導入にかけた時間もコストも無駄になってしまいます。
人事評価に特化したツールがいいのか、あるいは人材管理全般に対応している方がいいのかなど、自社の導入目的や評価制度にあった機能を搭載しているツールを選びましょう。
また、人事異動や部署統合などの際、新たに一から従業員情報を登録しなくて済むようスムーズにデータを引き継いでそのまま活用できるシステム・ツールを選ぶことも重要です。
導入規模や組織体制に合っているか
人事評価システム・ツールを選ぶ際の2つ目のポイントは「導入規模や組織体制に合っているか」です。
人事評価システム・ツールは、導入規模の観点からシステムの特徴を3つに分類できます。
小規模〜中小企業:コンサルティングサービスが充実!人事評価特化型システム
中小企業における人事評価システム導入においては、サポート(コンサルティング)の手厚さをどこまで求めるかという事がポイントになります。中小企業向けの人事評価システムは、人事評価や給与制度の設計や運用の改善をサポートするコンサルティングサービスが充実している傾向にあります。一方で、組織の規模が小さい分、システム自体に求める機能要件は限られる傾向にあります。出来るだけシンプルかつ最小限の機能を持ったシステムで十分だと考える企業においては、人事評価特化型のシステムがオススメです。
中小〜中堅企業:現場のための人事評価ツール!パフォーマンスマネジメントシステム
パフォーマンスマネジメントシステムは、現場における上司と部下のコミュニケーションやマネジメントの改善によって、モチベーションの向上や離職の防止を図る新しいHR Techのカテゴリーです。1on1やリアルタイムのフィードバックなど日常使いを想定されたツールであるため、UI/UXが優れており、現場への導入もスムーズな点が特徴です。具体的な機能としては、以下が挙げられます。
- 目標管理:上位/下位目標と目標期間の設定、定性・定量目標への対応
- 1on1管理:1on1のメモの記録、周期の設定、賞賛やフィードバックの表示
- 賞賛と承認:対象者を指定した賞賛コメントの送信、Valueとの紐付け
- フィードバック:フィードバックの送信/要請、公開範囲の設定
- 360度評価:被評価者と評価者の細分化された設定(公開範囲も含む)
- 人事評価:評価ワークフロー設定、評価調整(キャリブレーション)
人事評価制度を単なる査定のツールではなく、従業員の成長や能力開発に活かすためには、定期的に1on1ミーティング等を通じて、上司と部下で対話や振り返りをする事が重要となります。
そのため、パフォーマンスマネジメントシステムは、人事評価制度の運用に注力したい場合や、1on1などのマネジメント行動を後押ししたい場合に向いています。
中堅〜大手企業:人事データを一元管理!人事評価に使えるタレントマネジメントシステム
タレントマネジメントシステムとは、あらゆる人事情報を管理する統合型の人事システムです。人事系のシステムとして非常に多機能な点が特徴であり、人事評価以外に以下のような機能を兼ね備えています。
- 人事情報の記録・管理(異動歴や職務経歴、研修受講履歴等を含む)
- 組織図の作成・可視化
- 人事異動・人員配置のシミュレーション
- 従業員向けアンケートやエンゲージメントサーベイの配信・集計
- 豊富な分析機能
1つのツールで従業員の様々な情報を管理したい場合や複数の従業員情報をかけ合わせたデータ分析によって、人事戦略に活かせる示唆を得たいと考えている場合には、タレントマネジメントシステムの導入がオススメです。なお、タレントマネジメントシステムの恩恵は、従業員の規模が多くなるほど大きくなるため、中堅・大手企業における導入が盛んです。
また、多機能であるという事は、それだけシステムの設計や利用する従業員への説明コストがかかります。タレントマネジメントシステムを利用する際は、特に必要な機能条件や範囲について明確化した上でツール選定を進める必要があるでしょう。
加えて、システム・ツールも対象企業規模によって料金プランは様々です。以上のことを踏まえ、自社の規模やシステム・ツール運用予算などを考慮したツール選択が必要不可欠になります。
操作性や既存システムとの連携が可能か
人事評価システム・ツールを選ぶ際の3つ目のポイントは「操作性や既存システムとの連携が可能か」です。
人事評価システム・ツールには様々な機能が搭載されているため、使い勝手が複雑なものを選んでしまうと設定や操作に時間や労力を要してしまうなど、効率化が見込めずうまく活用できない恐れがあります。使いやすく操作性に納得できるものを選ぶことが重要です。
また、導入デメリットの際にもお話ししたように、勤怠管理や給与情報などの人事情報の管理に他のシステムを使用している場合は、すでに使用しているシステムと連携できるシステムツールを選ぶこともポイントです。システムを連携することで、人事データの有効活用ができ人事業務全般の効率化を図れます。
人事評価システム・ツールの機能別比較表
OKR | 360度評価 | 人事評価テンプレート | 評価制度の設計コンサル | 併走サポート | 甘辛調整 | 1on1支援機能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Co:TEAM(コチーム) | ◯ | 〇 | 〇 | 〇 | 高 | - | ◯ |
HiManager | ◯ | - | - | ◯ | - | - | - |
Wistant | ◯ | ◯ | 〇 | - | - | - | - |
WAKUAS | ◯ | - | - | - | - | 無 | |
HBRrain | ◯ | ◯ | ◯ | 〇 | 中 | ◯ | 無 |
HITO-Talent | - | ◯ | - | - | - | - | 無 |
カオナビ | 〇 | ◯ | ◯ | - | ◯ | 無 | |
タレントパレット | - | ◯ | ◯ | - | ◯ | 無 | |
スキルナビ | 〇 | ◯ | ◯ | - | - | ◯ | 無 |
スマカン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | ◯ | 無 |
CYDAS PEOPLE | ◯ | ◯ | ◯ | - | - | - | 無 |
HMOSタレントマネジメントシステム | ◯ | - | - | 〇 | - | ◯ | 無 |
あしたのクラウドHR | ◯ | ◯ | - | 〇 | 高 | ◯ | 無 |
SmartHR | - | - | ◯ | - | - | - | 無 |
ヒョーカクラウド | - | ◯ | - | - | - | - | 無 |
人事評価ナビゲーター | - | - | - | - | - | - | 無 |
おすすめの人事評価ツール|パフォーマンスマネジメント篇
本パートでは、1on1やフィードバックを活性化できる、人事評価機能が充実したパフォーマンスマネジメントシステム・ツールを紹介します。
1. Co:TEAM(コチーム)
Co:TEAM(コチーム)は「1on1で納得感ある評価につなげる」をコンセプトとしたパフォーマンスマネジメントシステムです。
- 1on1、目標管理(MBO・OKR)、評価機能がシームレスに繋がりリアルタイムフィードバックを実現。人事評価の適正感と納得感を向上
- 現場の上司・部下のコミュニケーションに寄り添ったUI/UXでツールの形骸化を防止
- 目標の更新やコメントがチャット連携し、リアルタイムな評価を実現
- 人事評価システム導入後の運用まで手厚くサポート
- 人事評価作業にかかる人事・管理職の業務工数を削減したい
- 管理職のマネジメント力の向上
Co:TEAM(コチーム)は、特に1on1を起点としたマネジメントの強化に強みがあります。経営/人事と管理職の間で起こる1on1の課題を解消する事によって、人事評価時に必要な「評価材料」の確実な収集をサポートします。個人・部署別の1on1の実施率の測定や目標の設定数・更新頻度など他ツールでは困難なマネジメント分析も可能です。
また、Co:TEAMは人事評価システム導入後の運用まで手厚くサポートするため評価制度や目標管理制度をこれから導入しようとしている企業や、タレントマネジメントや人事評価ツールを導入したが運用面に課題がある企業でも、安心して導入していただくことができます。
料金プラン
月額費用 | 1,500円〜/1人 |
オプションにより初期・月額費用は変動あり。詳細は直接お問合せください。
レビュー(キッコージン合同会社)
パワハラといった各種ハラスメントやコンプライアンスを遵守しながらも、本来の目的である生産性を高めていくところが、1on1ミーティングを通じてCo:TEAMで実現できるところが魅力。1on1から人事評価までを「日常業務における運用面」からも支援できる点は、他の1on1ツールやタレントマネジメントサービスではできない、Co:TEAMのオリジナリティでしょう。大きなデータベースを構築しなくても、まずはスマートフォンレベルでカンタンにサービスを扱うことができ、管理できるところも良いかと思いました。
*「Co:TEAM」公式HPより引用
2. HiManager
「HiManager」はハイマネージャー株式会社が開発した、パフォーマンスマネジメントシステムです。
- あらゆる評価制度に対応できるカスタマイズ評価
- 上司・部下の関係性以外からもフィードバックを受けられる360度評価
- 評価だけでなく、目標・1on1・フィードバック・賞賛のコメントを一元管理
目標・OKR管理、人事評価、1on1、フィードバック等を一元管理するオールインワンプラットフォームとして、人事評価に関連する様々なマネジメントアクションの管理を1つのツールで完結出来る点が特徴です。
連携可能システム
- Slack
- Chatwork
- Gmail+Google Calendar
- Google Workspace
- Okta
- OneLogin
- SmartHR
料金プラン
スイートプラン月額 | 1,500円/1人 |
コンサルティングプラン月額 | 2,000円/1人 |
プレミアムプラン月額 | 3,000円/1人 |
変動あり。初期費用の詳細は直接お問合せください。
無料トライアル実施中(期間などは要問い合わせ)
レビュー(株式会社コロプラ)
検討時にやり取りさせていただく中で、導入後のサポートも非常に手厚いのではと感じたためをHiManager選定しました。
四半期に一度OKR設定のミーティングを行う中で、各メンバーが考えている想いをしっかりと吸い上げ、会社の方針とすり合わせて目標設定ができるようになったため、当初の期待通り納得感をもって仕事に取り組めるようになりました。
現在は、部の方針がOKRとしてツールで全員に共有されており、それに紐づいて各自のOKRも設定されているため、組織として同じ方向性に向かっている感覚が強くなりました。
それがモチベーションの維持に繋がり、導入前と比べてチームの成果の質も高くなっているように感じます。
*「HiManager」公式HPより引用
3. Wistant
「Wistant」は、中小企業向けの経営コンサルティングサービスを提供するRELATIONS株式会社によって開発され、2021年6月に事業譲渡を受けた現在は株式会社フルートが運営しているパフォーマンスマネジメントシステムです。
- OKRやMBO等の複数の評価フレームワークへ対応可能
- 評価項目を柔軟にカスタマイズができ、360度評価にも対応可能
- 1on1の周期設定機能により、上司のフィードバックを定期的に実施
- ダッシュボード機能により、上司/部下の状態をひと目で把握
同カテゴリーの中では、特に人事評価機能が充実している点が特徴です。
定量・定性両方の評価や評価シート作成などの基本的な機能に加えて、360度評価(多面評価)や多段階評価などの複雑な設定にも対応。また、細かい閲覧権限の設定にも対応しています。
連携可能システム
- Slack
- Microsoft Teams
- Chatwork
料金プラン
1on1プラン月額 | 700円/1人 |
フルパッケージプラン月額 | 1,500円/1人 |
変動あり。初期費用などの詳細は直接お問合せください。
30日間フリートライアルを実施中です。
レビュー(株式会社クラッソーネ)
Wistantでは全社の目標も個人の目標も、進捗具合を含めて全部見える。かつ、1on1もフィードバックも、一気通貫で運用ができるので便利です。
例えばWistantで目標管理をしていくと、1on1の事前アンケートで目標ヘルスチェック(※)を挟めるので、必ず目標に対する振り返りをすることになります。すると、1on1の中でしっかり目標進捗の確認がされるので、メンター側も成長支援がしやすいんです。
*「Wistant」公式HPより引用
「WAKUAS」はアクセンチュアでパートナーを務めた松丘啓司氏が設立した株式会社アジャイルHRが提供するパフォーマンスマネジメントシステムです。
- 1on1のリクエスト機能で、簡単に上司からのパフォーマンス評価を実現
- 振り返り機能で、従業員の目標に対する主観的な評価・進捗を「可視化」
- その他OKRや1on1研修など外資系コンサルティング会社元パートナーによるサービスを提供
充実したサービスが最大の特徴であり、人事評価制度構築のコンサルティングも提供しています。
料金プラン
1on1プラン | パフォーマンスプラン | コンディションプラン | |
初期設定料 | 50,000円 | 100,000円 | 無料 |
〜50名月額 | 25,000円 | 50,000円 | 38,000円 |
51〜100名月額 | 500円/1人 | 1,000円/1人 | 74,200円 |
100名以上は要相談、価格変動あり。詳細は直接お問合せください。
レビュー (トレンドマイクロ株式会社)
WAKUASを活用していくにあたってエンゲージメントと相関関係があるという仮説のもとに始めましたが、エンゲージメントサーベイの「総合的な満足度」「人間関係」「組織風土」「承認(会社の理念などの理解)」のスコアがそれぞれ上昇しています。関係者全員を集めて、同じ時間に同じ場所で登録し合うなどの取り組みを行って、一気に利用者数が増えたことも要因だと思います。また、OKRをうまく運用すると目標達成率も上がります
*「WAKUAS」公式HPより引用
おすすめの人事評価ツール|タレントマネジメント篇
本パートでは人事データを一元管理できる、人事評価機能が充実したタレントマネジメントシステム・ツールを紹介します。
1. HRBrain
「HRBrain」は株式会社HRBrainが開発・提供するタレントマネジメントシステムです。誰でも使いやすいUI・UXにより、初めてのタレントマネジメントシステムや人事評価システムを導入する際も、現場の教育コストを押さえた導入が可能です。
- 「現場が使いやすいタレントマネジメントシステム」を標榜し、UI・UXに拘った設計
- 人事評価だけでなく、目標設定や1on1まで豊富なテンプレート機能で人材育成をサポート
人事評価システムとしては、カスタマイズ可能な評価シートや甘辛調整、進捗管理など基本的な機能を網羅しており、2021年9月には、従業員エクスペリエンスクラウド「EX Intelligence」をリリースし、採用から退職まで16領域にも渡る人事課題を定量化・分析できるようになりました。
連携可能システム
- AKASHI
- GMOトラスト・ログイン
- 給与奉行クラウド
- SmartHR
- KING OF TIME
- freee人事労務
- Google Workspace
- Azure Active Directory(Azure AD)
- メタップスクラウド
- マネーフォワード Admina
- ジョーシス
- Bundle
- Yoom
- LOCKED
- OneLogin
- Okta
- HENNGE One
料金プラン
要問い合わせ
7日間の無料トライアル実施中
レビュー(ホクト株式会社)
「ビジュアル的な見やすさ」「操作が直感的である」の2点が印象的でした。
人事部だけでなく、社長も満足していると聞いています。社長が拠点(全国21カ所)に出張する際にはタブレットを持参し、そこで働く従業員の情報(組織図・顔写真・人事評価など)を確認しています。特に顔写真が見られることで、その従業員のイメージがつきやすいという点が便利です。月1回アンケート機能を使って従業員のコンディションチェックを行っています。これには、HRBrainにテンプレートとして搭載されているものを活用しています。
現場の従業員からは「人事に相談したいことを気軽に伝えられるので、ありがたい」という声を聞いています。また、評価の効率化の点でも変化がありました。これまでは、事業部の担当者から何百とメールが届いて、ファイルを開いて、保存して、という工数がかかっていました。今ではその工数がなくなり、すべてWEB上で完結できるようになりました。
*「HRBrain」公式HPより引用
2. HITO-Talent
「HITO-Talent」は総合人材サービスのパーソルが開発した、大企業向けのタレントマネジメントシステムです。
中長期キャリアデザインから短期目標の設定や評価運用が可能で、360度サーベイにも対応しています。
- 適材の発掘、適正な人材配置の実現、計画的な人材育成と評価
- 人事部門と共同開発、実務に即した現場重視の機能
- 安心のセキュリティーと限界なく管理できる人材データベース
- ノンストレスでマニュアルいらずの直感的な操作性
加えて個人プロフィール機能では、基本的な個人情報から、評価・研修・スキルレベル・自己申告などこれまでの経歴をまとめて格納できます。本人、上司、人事それぞれが成長の履歴を振り返ることで、期待されるレベルと現状のギャップの確認や人材育成の計画作りなどに活かすことができます。
連携可能システム
- COMPANY
料金プラン
要問い合わせ
レビュー(匿名)
・安心感ある支援体制
定期的な異動で人事にノウハウ・スキルが定着しないという課題がある中、パーソルの支援体制には安心感がありました。
・自社に合わせて活用できる
管理項目の自由度、カスタマイズの容易性、権限設定の柔軟性など、自社に合わせ活用ができるデータベースであることを評価しました。
・視認性がよく処理速度も早い
システム自体がとても視認性がよく、使いやすい・わかりやすいと感じました。在宅で操作いたしましたが、処理速度もとても早かったです。
*「HITO-Talent」公式HPより引用
3. カオナビ
「カオナビ」は株式会社カオナビが開発・提供するタレントマネジメントシステムです。クラウド型における同カテゴリの先駆け的な存在であり、導入社数は約2,000社を誇ります。
- 柔軟性のあるフォーム設計であらゆる評価制度に対応
- 豊富なテンプレート機能でMBO・OKR・360度評価を手軽に導入
- 柔軟な権限設定で理想の評価フローを実現
- 約2,000社の支援実績に基づく、充実のコミュニティとライブラリ
- 約20社を超えるコネクテッドパートナーと公開APIにより柔軟性のあるツール連携
他のタレントマネジメントシステムと比較すると、カスタマイズ性と分析に優れており、評価や従業員データを様々な角度から分析・集計が可能。APIによる隣接領域ツールとの連携も豊富なため、汎用性の高さが特徴です。
連携可能システム
- Slack
- GMOトラスト・ログイン
- Google Workspace
- Azure Active Directory(Azure AD)
- OneLogin
- HENNGE One
- CloudGate UNO
- LOCKED
料金プラン
要問い合わせですが、用途や求める機能に応じて適切な価格帯で導入できるように、「データベースプラン」「パフォーマンスプラン」「ストラテジープラン」の3つの料金形態が用意されています。
レビュー(学校法人立教学院)
(人事評価について)紙ベースのころは投影による画面共有のほか、対象人数分のシートをすべて印刷する作業が発生していましたが、「カオナビ」に移行してからはこのような煩雑な作業も不要となり、より効率的に進められるようになりました。導入時もさほど手間がかからず、スムーズに進めることができました。
とくに「目標管理シート」はこれを機に初めての本格運用となりましたが、職員全員が期日内に提出することができました。「カオナビ」のインターフェースがわかりやすいのに加え、導入の決め手になった評価シートからの再現性の高さが功を奏し、職員も戸惑いなくすんなり入力できたようです。
*「カオナビ」公式HPより引用
4. タレントパレット
「タレントパレット」はテキストマイニング領域に強みのある株式会社プラスアルファ・コンサルティングが開発・提供するタレントマネジメントシステムです。大手企業を主な顧客とし、同カテゴリ内でも圧倒的に豊富な機能群が特徴です。
- 柔軟な評価シート設計であらゆる評価制度に対応
- 人事考課フローの設定は、組織図に基づき自動的に評価者を設定
- 部門の評価分布や強み・弱みなど多面的に評価結果を可視化・分析
- グループ戦略ポータル機能でホールディングスを跨いだ人材の管理・分析
料金プラン
要問い合わせ
レビュー(綾羽株式会社)
(評価やアンケートなど)タレントパレットに置き換えたことで、全体の傾向を経営層や経営幹部に共有しやすくなりました。また、申告の中で出てくる頻出ワードをテキストマイニング機能を用いて確認することで、次のアクションも取りやすくなってきました。
導入前は「人事に相談したいか」というチェックボックスを設けて、チェックがついている重要なものについては人事が内容を確認していたのですが、そうでないものについては見落としてしまっていることもありました。タレントパレットに移行したことによって、見落としがなくなり、「最近どう?」という声かけなどタイムリーなアクションに繋げられるようになっています。
*「タレントパレット」公式HPより引用
5. スキルナビ
「スキルナビ」は採用・育成・評価・活用の全てを見える化し、圧倒的なコストパフォーマンスで人材管理の業務を効率化するタレントマネジメントシステムです。あらゆるデータをひとつのデータベースに整理して管理することで、ひとつのシステムで人材管理とマネジメント両方を行うことができます。また、スキルナビはスタッフが入力した目標・スキル・進捗などをマネージャー画面で素早く確認・フィードバックしながら、そのデータを任意の形で抽出できるシステムであり、ノーカスタマイズで様々な機能を活用できます。初期導入のコスト負担が少なく小規模から大企業まで、様々な規模形態に幅広く利用されています。
- 業界最安値の利用料
- 初期設定は全てサポート
- あらゆる人事情報の一元化
- 人事評価業務にかかる工数を大幅に削減
- ノーカスタマイズでも柔軟性の高いシステム
料金プラン
要問い合わせ
レビュー(NEXCO中日本サービス株式会社)
開発元のワンオーワン社が、社員登録、組織・階層構成検討時のコーチング、評価シート項目のセッティング、権限の割り振りといった導入時に不可欠な作業をフルサポートしていただけることが決め手になりました。だれがどういう評価をされているかを権限者が簡単に見れるようになり、以前はブラックボックスになりがちな部分が可視化されるようになりました。また、スキルナビのデータフォーム機能が思った以上に柔軟性が高く、さまざま身上情報を簡単に登録し、蓄積することができるようになりました。同時に、社員本人がデータの登録、修正を自分で行うことができ、以前は人事担当者が行っていた作業をセルフサービス化することができました。
*「スキルナビ」公式HPより引用
6. スマカン
「スマカン」は人材情報の見える化、人材配置、人材育成、目標管理、人事評価など人材戦略に役立てるクラウドシステムです。100人から100,000名規模までの累計710社以上に導入実績があり、また、省庁・地方公共団体・大学法人・民間企業など多種多様な団体が導入しています。
- テレワーク活用による業務の可視化と効率化
- 人材情報の一元化と可視化
- 人事業務の自動化と効率化
- 人事制度運用の効率化
- 必要なスキルの管理と育成計画
- 社員の定着化と離職の低減
- 人材配置・組織シミュレーション
様々な評価制度に合わせたテンプレートも多数備えており、また、1on1のテンプレートを活用した定期的なコミュニケーションによって適切な評価に繋げることが出来ます。また人材発掘や評価分析の機能にも長けているため部門間のばらつきの把握や、甘辛調整も簡単に行うことができます。
連携可能システム
- Excel
料金プラン
要問い合わせ
レビュー(茨城トヨペット株式会社)
コスト、カスタマイズ性、サポート体制。最終的な決め手はこの3つでした。人材情報を紙やエクセルで管理しており、異動時の情報更新や報告書の作成が、社員の負担になっていました。
『スマカン』導入により、欲しい情報を素早くまとめて報告できる状況を目指します。従業員番号をもとにした社員マスタも活用し、基幹システムとの連携や人材情報の更新も簡単に。人事評価にかけていた時間は、年間約800時間。評価シートも複数にわたっていました。
『スマカン』を使って、評価〜回収〜集計までの工数を800時間から200時間まで削減予定。業務効率化と煩雑な作業の簡略化に向けて社内改革を進めます。さらにマスタ機能で等級マスタを作成し、評価シートの削減も達成へ。
*「スマカン」公式HPより引用
7. CYDAS PEOPLE
「CYDAS PEOPLE」は株式会社サイダスが開発・提供するタレントマネジメントシステムです。本記事で紹介している他のタレントマネジメントシステムとは異なり、1on1や人材育成などの各機能がモジュールとなっており、必要な機能に絞って契約・設定・活用する事ができる点が特徴です。
- 半期・四半期などの評価サイクルや評価ルートを柔軟に設計可能
- 「1on1 Talk」「PayView」など1on1や給与明細等に関する多彩なモジュール機能
- 各機能モジュールから、必要な分だけを選んで契約・利用が可能
また、「CYDAS PEOPLE」は労務・給与や社内SNS領域までカバーしています。人事領域の一つのパッケージソフトで完結したい場合には有力な選択肢となるでしょう。
連携可能システム
- 給与奉行クラウド
- 奉行Edge 勤怠管理クラウド
- Mochibe
- 1on1 Talk
- 人事奉行
- 総務人事奉行クラウド
料金プラン
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レビュー(Ridgelinez(リッジラインズ)株式会社)
人事が必要だなと思う人材情報は基本的に網羅されていますし、新しく項目が欲しい時にも、自身でカスタマイズできるのは便利だなと思います。
また、コンサルファーム特有の使い道かもしれませんが、プロジェクトのアサインメントにも活用しています。サイダス上に登録されている人材情報と、各プロジェクトに必要な人材の条件を照らし合わせて、誰をどのプロジェクトにアサインするか/いつからアサインするかの判断をしています。アサインの際は、複数の視点から人材を見ることが必要なので、API連携によって他システムと情報を連携させられるのも、便利なポイントです。
*「CYDAS PEOPLE」公式HPより引用
8. HRMOSタレントマネジメント
「HRMOSタレントマネジメントシステム」は株式会社ビズリーチが開発・提供するタレントマネジメントシステムです。
- 評価シートのカスタマイズや評価の進捗管理にも標準対応
- 人事評価と1on1が連動させることで納得感のある人事評価を実現
- ビズリーチで長年実施してきた組織診断を製品化し、ピープルアナリティクスをサポート
- 「HRMOS採用管理」との連携により、前職の実績を加味した人員配置や昇格が可能に
- 専任のカスタマーサクセスによる3ヶ月間のオンボーディングプログラム
HRMOS採用管理の姉妹製品であり、同ツールと併用する事によって、入社前から入社後以降の一連情報を一気通貫で管理・集計・分析出来る点が特徴です。
また、1on1などの上司と部下のコミュニケーションログの蓄積に優れており、目標の変更・更新履歴や1on1の実施記録に基づいて、人事評価結果を入力できるなど人事評価の納得感を高める工夫が施されています。
連携可能システム
- Slack
- HRMOS採用
- Google カレンダー
料金プラン
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レビュー(auコマース&ライフ株式会社)
当社の制度に合わせた評価入力フォームとして、しっかり機能している実感があります。また、以前は人事面談の記録や実施履歴を管理できておらず、人の出入りも激しいため過去の情報を探しきれない状況が生じていました。現在は、面談情報を人事側が人にひもづけて集約できており、検索性が上がっています。
人事のオペレーション業務の効率化に役立っています。例えば労働条件通知書や、派遣社員契約の際の個別の同意書などは、以前は紙で本人に配布し、押印されたものを回収し、会社控え分を保管したうえで個人ファイルに保存…とかなり煩雑でした。現在の業務量は当時と比較して3分の1以下になっているのではないかと思います。
*「HRMOSタレントマネジメントシステム」公式HPより引用
おすすめの人事評価ツール|人事評価特化篇
本パートでは人事評価制度の構築からサポートする、人事評価に特化した人事評価システム・ツールを紹介します。
1. あしたのクラウドHR
あしたのチームは、導入社数3,500社を誇るシェアNo.1の人事評価システムです。人事評価シートの作成やフローの設計、進捗管理などの基本的な機能に加えて、給与や組織図のシミュレーション、評価の甘辛調整、AIによる添削機能など圧倒的な多機能性が最大の特徴です。
- 導入社数3,500社と中小企業向けの人事評価システムにおける圧倒的シェア
- 人事評価制度に必要な機能を網羅し、あらゆる制度運営に対応
- AI を活用した「目標添削機能」「評価者モニタリング機能」
- 給与・評価制度の設計・運用支援などのコンサルティングサービスも充実
また、人事評価制度の設計・運用に関するコンサルティングサービスも充実。これから、評価制度の運用を始めたい、評価制度を運用しているが上手く行っていないという場合も、安心して利用できるでしょう。
連携可能システム
- Slack
- KING OF TIME
料金プラン
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レビュー(株式会社なかやま牧場)
あしたのクラウドを選んだ理由としては、個人個人の頑張りが見える化出来るという点です。やはり社員一人ひとり、得意不得意はあります。また、成長速度が速い人、少し遅い人もいます。結果評価だけではなく、目標に対して個人でどう頑張ったのかという点も含め、公平にチャンスを与え評価できるという点が1つ目です。
そして2つ目が人事評価制度を運用していく上で、期日管理や回収、配布といった作業の際に、Excelや紙だと非常に工数のかかるものが、あしたのクラウドだと一気通貫で管理できるという点も非常に魅力的でした。そのおかげもあり、人事評価制度の定着化や業務知識の定着化、早期離職を防ぐことも出来ました。
*「あしたのクラウドHR」公式HPより引用
2. SmartHR
「SmartHR」は株式会社SmartHRが開発・提供するクラウド人事労務ソフトです。元々は労務管理向けのソフトであった事から、蓄積された従業員情報を活用しながら、人事評価を一元管理出来る点が特徴です。
人事評価以外にも、オンライン雇用契約書や従業員サーベイ、人事データダッシュボードなど様々な新機能が生まれています。従業員データベースと人事評価を1つのシステムで一元管理をしたい場合には、有力な選択肢となるでしょう。
連携可能システム
- TeamSpirit
- Touch On Time
- CLOUZA
- MakeLeaps
- ジョブカン勤怠管理
- Slack
- HRMOS勤怠 by IEYASU
- freee人事労務
- AKASHI
- タレントパレット
- マネーフォワード クラウド給与
- 勤労の獅子
- レコル
- カオナビ
- sonar ATS
- HITO-Link リクルーティング
- 採用一括かんりくん
- ジンジャー給与前払い
- HERP Hire
- サイレコ
- KING OF TIME
- Microsoft Teams
- Chatwork
- PCAクラウド 給与
- ALLIGATE
- あしたのクラウドHR
- メタップスクラウド
- ベネワン・プラットフォーム
- ラフールサーベイ
- RECOG
- HRBrain
- マネーフォワード クラウド年末調整
- ジョーシス
- ProActive
- ジームクラウド
- ZeeM人事給与
- SMILE V 人事給与
- おまかせ はたラクサポート
- 勤革時
- DAKOKUL
- ラクロー
- Talentio
- パナリット
- FairWork pulse
- 福利厚生倶楽部
- Payme
- Claris Connect
- ロムテン
料金プラン
初期導入費用とサポート費用が無料です。
料金プランは要問い合わせですが、目的に応じて適切な価格帯で導入できるように、「HRストラテジープラン」「人事・労務エッセンシャルプラン」「人材マネジメントプラン」の3つの料金形態が用意されています。
レビュー(株式会社ウェルカム)
年末調整は年々楽になっています。導入前と比べ、年末調整の準備にかかる期間が10日ほど短縮され、業務に必要な人員も3名から1名になりました。
また以前は、入社手続きで1人あたり11枚の紙を収集していましたが、これらの業務も約10分の1に改善されました。
分析レポートを活用することで、定着率を算出する時間が大幅に短縮されました。これまでは大島に必要なデータをExcelで出してもらい、私がそのデータを加工しながら作業していたんです。手間がかかるうえにヒューマンエラーも発生していましたので、手を動かさず正しいデータが出るのはかなり助かります。
*「SmartHR」公式HPより引用
3. ヒョーカクラウド
「ヒョーカクラウド」は株式会社シーグリーンが提供する人事評価システムです。
- 人事評価システムだけでなく、1on1やフィードバックを行える関連ツールを提供
- 各機能がモジュールとなっているため、必要な機能だけを選択して利用可能
- 評価制度や給与テーブルの作成は、パートナーの人事コンサルタントを通じて対応
- 月額30,000円~から利用可能
また、中小企業向けの人事評価システムには珍しく、評価領域以外にも「日報の提出」「360度評価」などのオプション機能を持つ点が特徴です。人事評価制度以外も合わせてシステム化を検討している場合に、オススメです。
料金プラン
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レビュー(株式会社パティオ)
元々、代表が日々の業務を見ながら独断で社員を評価していましたが、各店長の評価(ポイント)を数値化したものと社員同士の感謝を「いいね!ポイント」で見える化されたものを掛け合わせた評価制度を設けることによって、より従業員の頑張りに対して精度の高い評価が行えているのではないかと思っております。
また、社員同士が評価するという文化が出来る過程で今まで社員の見えていなかった部分を知ることができ、これまで抱いていたイメージと変わったなどの気づきが実際に多くあったのも事実です
*「ヒョーカクラウド」公式HPより引用
4. 人事評価ナビゲーター
「人事評価ナビゲーター」は医療・介護・福祉業界向けに経営コンサルティングサービスを提供する日本経営グループが開発する人事評価システムです。「一次評価結果の一括コピー」「フィードバック面接や行動観察のメモ」「経営者向けの総括資料の自動生成などコンサルティング会社ならではの気の利いた機能が特徴です。
- 人事評価制度だけでなく、経営・財務・労務等の多様なコンサルティングサービス
- 医療・介護・福祉領域における1,000を超える支援実績
- 15名あたり月額5,500円から使える圧倒的な導入の手軽さ
また、日本経営グループは、医療・福祉業界向けに様々なソリューションを提供しています。経営改善や人材育成、労務領域の強化などに総合的に取り組む、医療・福祉業界の法人には、特にオススメです。
料金プラン
最低月5,500円(税込)〜運用可能
機能プラント利用人数で月額料金が決まるシンプルな料金体系
レビュー(JR十勝清水町農業協同組合)
現行の人事評価制度もスムーズに移行することができ、コロナ禍の中でも生産性高く業務を進められています。何より、進捗管理が一元管理できることが非常に良いです。システムだと期限超過している人がすぐに分かりますので、管理者にとってはありがたいです。アナウンスと回収の部分が負担になっていた状況がありましたが、クラウドシステムなので場所を問わずどこでもできるというのも魅力の一つです。その上、クラウドシステムだと間違いなく紛失が防げますし、すぐに閲覧することができますので人事労務負担の軽減になっています。
*「人事評価ナビゲーター」公式HPより引用
システム・ツール導入の前に行うことと注意点
システム・ツール導入には、失敗のリスクを最小限にするための入念な計画と事前準備が重要です。
本パートでは、システム・ツール導入の前に行うことと注意点について解説していきます。
導入理由や目的、課題の明確化
システム・ツール導入前に行うことの1つ目は「導入理由や目的、課題の明確化」です
人事評価システム・ツールの導入を検討する上で、まず目的の整理から始める事が重要です。導入目的を明確化せずに導入した場合、「必要な機能要件を満たせない」「ランニングコストが高くついてしまう」「社員にとって使い勝手が悪くシステムが形骸化する」などの様々な問題が生じる事になります。経営・人事部門内の会議に加えて、現場へのヒアリング等を行い、自社の現在の課題と導入目的を整理する事が重要です。
また、機能が多くなればなるほど、ユーザー側にとっては複雑になり、コストも高くなります。また、オールインワン型のシステムツールは、他のツールと連携してないケースが少なくありません。
機能要件の整理において重要なのは、優先順位をつけることです。自社にとって必要な機能を洗い出した上で整理するだけでも、システム・ツール導入の成功率は格段に高まるでしょう。
運用方法・方針の決定
システム・ツール導入前に行うことの2つ目は「運用方法・方針の決定」です。
どんなシステム・ツールを導入する際にも必ず必要になってくるのが運用方針の決定です。「誰が、どのように管理していくのか」を導入前に明確化しておきましょう。
実際に人事評価システム・ツールを利用するユーザーは、必要な機能要件に大きな影響を与えます。
例えば、製造業やサービス業には、PC端末が1人1台用意されていない職場もあるため、スマートフォン上で評価シートを記入できなければ、従業員は相当な不便を感じることになるでしょう。
加えて、人事評価システム・ツール上に1on1ミーティングの記録を定期的に残したり、目標の進捗を記入する運用を想定している場合、社員が使いやすいUI/UXであるかどうかや、チャットツール等と連携した通知機能があるかどうかがポイントとなります。
また、人事評価システム・ツールの導入は、発注(=契約)をしてからが本番です。既存の評価システムからの乗り換えや初期設定、従業員への説明など導入担当者にはこなさなければならない大量のタスクが発生します。
人事評価システム・ツールを導入する前には、導入にかかる人員とリソース、そしてスケジュールを策定しましょう。
注意点としては、システム・ツール導入の遅延は、評価タイミングの後ろ倒しに繋がります。そのため自社のリソースを考慮し、不足が予想される場合はサポートやコンサルティングメニューが充実したベンダーを選択するのが無難です。
評価基準の明確化と共有
システム・ツール導入前に行うことの3つ目は「評価基準の明確化と共有」です。
人事評価システム・ツールを導入することで、今まであやふやになっていた評価基準が明確化され統一されます。デメリットのパートでも解説したように、急な評価基準の提示や変更などにより評価が下がることで不満を持つ従業員が出てくる可能性があります。
そのため、導入前に評価基準や評価指数を社内で明確化し、事前に全体に共有することで従業員一人ひとりにきちんと浸透させることが重要です。それだけでなく、社内説明を通して導入理由や活用方法を共有することも、従業員の理解に繋がります。
また評価基準を明確化することで、評価される業務ばかりに注力してしまい、評価に繋がらない業務へのモチベーションが落ちてしまう可能性もあるでしょう。従業員に対して定期的なフィードバックやフォローを行うことも重要になります。
人事担当者に向けたシステム・ツール導入サポートや研修
システム・ツール導入前に行うことの3つ目は「人事担当者に向けたシステム・ツール導入サポートや研修」です。
システム・ツール導入時のデメリットのパートでも解説しましたが、システム・ツール導入には人事担当者に大きな負担が伴います。そのため人事担当者の負担を最小限に抑えるための工夫が必要です。
導入に合わせて、評価制度に関する知識の構築や人事評価者のスキルの向上などを目的とするサポートや研修を行いましょう。
また、評価に対する従業員の不満や偏りが生じないよう明確な評価基準の設定や評価指標の共有なども必要であるため、今までのやり方を一から見直すことも重要です。
まとめ
このように人事評価システム・ツールの導入は、Excelなどからの脱却や評価業務効率化だけでなく、人事時業務の向上や社員の定着率の向上、従業員のマネジメントなどの面でも効果が期待できます。
システム・ツールを選ぶ際は、改善したい課題や、運用方針、必要機能や使いやすさなど、様々な観点から比較することが大切です。
また、自社に合った製品を見つけたら、実際に導入をする前にまずは無料トライアルや無料デモを利用してみましょう。
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