【比較表あり】フィードバックツールおすすめ・比較13選|目的別比較・メリット・導入上の注意点・選び方

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【比較表あり】フィードバックツールおすすめ・比較13選|目的別比較・メリット・導入上の注意点・選び方

フィードバックツールとは

フィードバックとは

フィードバックとは「口頭や文章などで指摘をすること」を指します。

ビジネスシーンでの「フィードバック」は「相手に対しての評価や行動の結果・注意点などを口頭や文章で指摘する」時に使われる用語です。

フィードバックツールとは

フィードバックはあらゆる場面で使用されるため、フィードバックのみに特化しているツールは厳密には存在しません。

そのため、ここではフィードバックをより効果的に行うために役立つツールをご紹介します。

企業で働く上で存在するフィードバックの場(1on1、人事評価、目標管理など)に合わせ、それらを支援するツールを使うことで効率的なフィードバックができます。


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フィードバックのメリット・注目の背景

フィードバックのメリット | パフォーマンス向上・モチベーション向上・社員定着率アップ

社員のパフォーマンス向上

フィードバックを行うことは、社員のパフォーマンス向上につながります。

上司がする具体的なフィードバックのおかげで、社員にとっては次の課題が明確になります。

一つ一つの仕事の精度が向上することで全体のスキルアップにもつながります。

モチベーション向上

フィードバックは改善箇所の指摘だけではなく、その仕事の良かった点を伝えることも含まれます。

フィードバックの際に必ず何か一つだけでも良かったところを伝えることで、社員の仕事へのモチベーションアップにつながります。

社員定着率の向上

フィードバックとは主に上司が実際に口頭で仕事の成果や訂正点などを説明するものです。

「なぜそういう結果になったのか」、逆に「何がだめだったのか」をタイムリーに説明してもらえることは、その仕事に対しての理解につながります。

経営者視点でも、こうしてその都度で社員の不満や疑問を解消していくことで、人材の成長を促進し社員の定着につながります。

フィードバックが注目される背景 | 雇用形態や価値観の多様化・コミュニケーション不足・

雇用形態の多様化

近年は多くの会社が年功序列や終身雇用制だった昔とは違い、例えば「ジョブ型雇用」や「フレックス制勤務」など働く人に合わせて雇用形態も目まぐるしく変化しています。

こう言った雇用形態の多様化に合わせて、社員それぞれが理解し合い仕事を進めていくために、気兼ねなくフィードバックを行える環境がとても重要となっているのです。

社員同士のコミュニケーションの不足化

社員や部下の考えていることがいまいち分からない、またそんな兆候に気づかず突然、離職や転職をされてしまうというコミュニケーションについての課題を抱える経営者や管理職の方は多いでしょう。

コロナ禍でリモートワークを導入する企業も増えた近年では、ますます社員同士のコミュニケーションをはかることが難しくなりました。

社員が何を考えているかわからない、いわゆるブラックボックス化を防止するためにも丁寧なフィードバックは必要です。

仕事への価値観の多様化

雇用の多様化に付随して、仕事にどう向き合って働くかという点もますます多様化しています。

例えば、目標達成のための課題へのアプローチや、どのくらい自分のキャリアやプライベートを優先したいかのワークライフバランスなど、それは人によって様々です。

上で働くものが、フィードバックを行うことで各個人の特性を理解し働きやすい環境を整備してあげることがとても重要でしょう。

失敗しないためのフィードバックツール導入のポイント

導入目的を明確に設定する

ツールを導入することで一体どんな課題を解決したいのかを事前に明確にしましょう。

導入目的が明確なことで、カスタマイズ機能や欲しい機能も明確に設定することができるためツール導入が行いやすくなるだけでなく、導入後も使用感の齟齬も減るでしょう。

フィードバックの意義を社員に浸透させる

ツールはあくまでフィードバックをサポートするものです。

つまり、「どうしてフィードバックをやるのか」「どんな効果があるのか」などを社員が理解していないのでは、フィードバックの効果を発揮しません。

事前または同時進行で研修など社員教育を行うことでよりツールの効果を最大限に発揮できるでしょう。

フィードバックツールの選び方

導入する目的で選ぶ

フィードバックは多くの場面で使用されるものなので、それ自体をサポートするツールは厳密には存在しません。

そこで、ツール導入前に、フィードバックによってなにを達成したいのかを整理しましょう。

人材育成目的か、人事評価のためか、組織改善のためか、コミュニケーション促進のためか、優先順位をつけて整理することで選ぶツールを変えましょう。

予算で選ぶ

利用人数と費用を確認し予算に収まっているかどうか調べましょう。

導入前に、無料トライアルや無料デモなどで、使いやすさや効率性を確認することも重要です。

機能で選ぶ

フィードバックをどんな場面で使用するのかによって最適なツールが変わります。

  • 1on1管理機能 
  • KPTやOKR 
  • 360度評価・パルスサーベイ

こういった代表的な機能から会社に必要なツールを選びましょう。

フィードバックツール比較表

サービス名 メイン機能 初期費用 月額 連携サービス 無料トライアル
Co:TEAM(コチーム) 1on1・目標管理支援 要問い合わせ 要問い合わせ Slack
Google Calendarなど
あり(14日間)
TeamUp 1on1支援 ¥77,000 ¥38,500 (50名以下)
要問い合わせ(51名以上)
Slack
Google Calendar
Outlookなど
あり(15日間)
1on1navi 1on1支援 ¥50,000 月額25,000円(50名以下の場合)
51名以上からは月額500円/ID
なし なし(無料デモあり)
HiManager KPT・OKR管理 無料 スイート:1500円
コンサルティング:2000円
プレミアム:3000円
要問い合わせ あり
banto KPT・OKR管理 19800円 300円/一人 Slackなど あり(30日間)
Geppo 360°評価・パルスサーベイ 要問い合わせ 要問い合わせ なし なし(無料デモあり)
スマレビ for 360° 360°評価・パルスサーベイ 要問い合わせ ライトプラン:20万円(年額)
スタンダードプラン:32万円(年額)
プレミアムプラン:170万円(年額)
なし なし(無料デモあり)

【無料トライアルあり】フィードバックツールおすすめ比較4選

Co:TEAM(コチーム)|1on1とOKRの両立で効率的なフィードバック

Co:TEAM(コチーム)|1on1とOKRの両立で効率的なフィードバック

特徴

Co:TEAM(コチーム)は、株式会社O:(オー)によって運営されている、国内唯一のパフォーマンス・マネジメントプラットフォームです。

1on1支援機能により、OKRの目標と進捗が自動的にアジェンダとして生成されるため、OKR(目標)と1on1支援機能がシームレスに繋がり、1on1の中で自然と各OKRの進捗やサポートが出来ます。

新しい人事評価モデルパフォーマンスマネジメント

近年は1on1ミーティングを、OKRの一環として取り入れるケースも増えています。

1on1とOKRの両方を人事施策として取り入れる場合には、最適なツールと言えるでしょう。

料金

無料トライアル(約14日間)あり

1人あたり月額1,000円~ 

連携サービス

Google Calendar、Slackなど

banto|Slack連携でOKRの進捗確認を効率化

banto|Slack連携でOKRの進捗確認を効率化

特徴

「banto」は株式会社サイダスが運営する進捗管理の効率化&改善ツールです。

進捗一覧機能により、会社・部署・個人OKRという階層ごとの進捗率を一目で確認できるため、スムーズにフィードバックを行うことができます。

またOKR目標管理機能により、OKRをツリー・グラフ・カンバンなどあらゆる形式で確認することが可能で、効率的にOKRを行うことができます。

料金

無料トライアル(30日間)あり

1人あたり月額300円

連携サービス

Slackなど

HiManager|OKRと人事評価をオールインワンで

HiManager|OKRと人事評価をオールインワンで

特徴

「HiManager」は、ハイマネージャー株式会社が運営するリモートマネジメントのオールインワンプラットフォームツールです。

さまざまな機能が充実していますが、特に目標に対するアクションや進捗をコメントとして管理することができる機能はフィードバックの効率化に最適です。

またコンサルティングサービスもあるため、運用をプロ目線からサポートしてもらいたい場合にもぴったりのツールでしょう。

料金

無料トライアルあり

初期費用は無料で、月額費用は以下の通りです。

スイートプラン1500円/一人
コンサルティングプラン2000円/一人
プレミアムプラン3000円/一人

連携サービス

Slackなど

Resily|初めてのOKR運用でもツールでカンタンに

Resily|初めてのOKR運用でもツールでカンタンに

特徴

「Resily」は株式会社Resilyが運営するOKR管理ツールです。

目標進捗に関する行動データをツール上で一元管理し、さらに1on1支援とアクションプラン作成機能で、OKR管理をサポートします。

さらに、導入支援のオプションも充実しており、初めてのOKR運用でも安心して利用できるツールです。

料金

無料トライアルあり

月額50,000円

連携サービス

要問い合わせ

【1on1に使える】フィードバックツールおすすめ比較3選

Co:TEAM(コチーム)|1on1で効率的なフィードバックを

Co:TEAM(コチーム)|1on1で効率的なフィードバックを

特徴

「Co:TEAM」は、株式会社O:(オー)によって運営されている、国内唯一のパフォーマンス・マネジメントプラットフォームです。

1on1の機能

これまでバラバラに管理されていた目標管理、1on1、人事評価を有機的に繋ぐ事によって、人事部門やマネージャーが膨大な工数を割いていた評価業務を効率化するともに、適正な評価を実現し、組織のエンゲージメントとパフォーマンスを向上させます。

フィードバック収集(360度評価)を行うことで、より一人ひとりの特徴や悩みに合わせて人材育成を行うことが可能です。

料金

14日間の無料トライアルあり

初期費用・月額ともに要お問い合わせ

連携サービス

Google Calendar、Slackなど

TeamUp|1on1でフィードバックをサポート

TeamUp|1on1でフィードバックをサポート

特徴

「TeamUp」は、ベンチャー企業向けの人材紹介事業を行うスローガンのグループ会社であるチームアップ株式会社が提供する1on1支援ツールです。

TeamUpは1on1支援ツールではありますが、360度フィードバック機能を搭載しており、これを利用することで、あらゆる方向から多数のフィードバックを集めることが可能です。

またこの他にも、ペアの登録、テンプレカスタマイズ、トピック事前抽出など1on1機能も充実しています。

料金

要問い合わせ(無料トライアルなし)

連携サービス

要問い合わせ

1on1navi|パフォーマンスマネジメントを組織に浸透させる

1on1navi|パフォーマンスマネジメントを組織に浸透させる

特徴

「1on1 Navi」は「いつでも『つながり』の感じられる、サポートネットワークを創る」をコンセプトとする株式会社アジャイルHRが提供している1on1支援ツールです。

目標の登録や、進捗・実績共有、アクティビティレポート機能などフィードバックに役立つ機能の他に、1on1ミーティングのリクエスト、公開範囲設定機能など、1on1をサポートしてくれる機能が充実しています。

さらにこれらの1on1管理・支援に加えて豊富なコンサルティングメニューもあり、2018年にはHRテクノロジー対象を受賞した実績のあるサービスです。

料金

初期費用:50,000円

利用料金:月額25,000円(50名以下の場合)

51名以上の場合は、月額500円/IDが追加としてかかり、人数の増加に応じてボリュームディスカウントが発生します。

連携サービス

要問い合わせ

【KPT・OKRに使える】フィードバックツールおすすめ比較3選

Resily|エンゲージメントを高めてOKRを成功に導く

Resily|エンゲージメントを高めてOKRを成功に導く

特徴

「Resily」は株式会社Resilyが運営するOKR管理ツールです。

目標進捗に関する行動データを一元管理し、さらに1on1支援とアクションプラン作成機能で、現場マネージャーのOKR管理負担を軽減します。

目標とその進捗、達成のためのタスクの情報を1つの場所に集約する。

進捗報告は一括更新機能で手間がかかりません。

チームが戦略推進にフォーカスできるような運用支援機能が充実しています。

料金

無料トライアルあり

月額50,000円

連携サービス

要問い合わせ

HiManager|OKRと人事評価をオールインワンで

HiManager|OKRと人事評価をオールインワンで

特徴

「HiManager」は、ハイマネージャー株式会社が運営するリモートマネジメントのオールインワンプラットフォームツールです。

フィードバック機能だけにとどまらず、様々な人事施策と評価を一任して管理出来る点が特徴です。

例えば、OKR管理機能や称賛機能、エンゲージメントサーベイ、さらに目標の変遷ややり取りも簡単に把握できるコメント機能も有しています。

料金

無料トライアルあり

初期費用は無料で、月額費用は以下の通りです。

スイートプラン1500円/一人
コンサルティングプラン2000円/一人
プレミアムプラン3000円/一人

連携サービス

要問い合わせ

banto|Slack連携でOKRの進捗確認を効率化

banto|Slack連携でOKRの進捗確認を効率化

特徴

「banto」は株式会社サイダスが運営する進捗管理の効率化&改善ツールです。

進捗一覧機能により、会社・部署・個人OKRという階層ごとの進捗率を一目で確認できるため、スムーズにフィードバックを行うことができます。

また目標紐付け機能により、上位/下位目標が明確に可視化でき、Slackとシームレスに連動されることで簡単にフィードバックを行えます。

料金

無料トライアル(30日間)あり

初期費用:19800

月額:300円/一人 

連携サービス

要問い合わせ

【360度評価・パルスサーベイが使える】フィードバックツールおすすめ比較3選

Co:TEAM(コチーム)|効率的なフィードバックを実現する

Co:TEAM(コチーム)|効率的なフィードバックを実現する

特徴

Co:TEAMは、株式会社O:(オー)によって運営されている、国内唯一のパフォーマンス・マネジメントプラットフォームです。

「Co:TEAM」では、OKR・MBOにおける目標管理、1on1ミーティングの実施、上司や同僚からのフィードバックコメントの収集(360度評価)の効率化・改善をサポートします。

また、これまでバラバラに管理されていた目標管理、1on1、人事評価を有機的に繋ぐ事によって、人事部門やマネージャーが膨大な工数を割いていた評価業務を効率化するともに、適正な評価を実現し、組織のエンゲージメントとパフォーマンスを向上させます。

1on1においては、1on1の前に話すトピックがサジェストに表示されることにより、1on1で話すことがないという状態を防ぎ、質の高い、かつ形骸化しない1on1をサポートします。

料金

無料トライアルあり(約14日間

月額1,500円

連携サービス

Google calendar, Slack

スマレビ for 360°|360度フィードバックを効率的に

スマレビ for 360°|360度フィードバックを効率的に

特徴

「スマレビ for 360°」は、株式会社シーベースが運営する360度評価ツールです。

目的に合わせたセミオーダーメイドの設計や360度フィードバックの難点でもある運用負荷を削減するための代行やコンサルティング等も充実しています。

なお、「スマレビ」シリーズには、「スマレビ for 組織診断」「スマレビ for HRサーベイ」等のラインナップがあり、エンゲージメント向上やピープルアナリティクスも含め総合的にツールを導入することも可能です。

料金

月額ではなく年額料金であり、人数と機能に応じてプランが選択可能です。

ライトプラン20万円(年額)
スタンダードプラン32万円(年額)
プレミアムプラン170万円(年額)

連携サービス

要問い合わせ

Geppo|個人と組織の課題を見える化

Geppo|個人と組織の課題を見える化

特徴

「Geppo」は、リクルートとサイバーエージェントの新規事業開発プログラムによって2017年7月に生まれたHRテクノロジーカンパニー「ヒューマンキャピタルテクノロジー」によって運営されているサーベイツールです。

個人のパルスサーベイだけでなく、リクルート社で実際に運用されている組織診断を利用することができ、社員に対してのより詳細かつタイムリーなフィードバックを支援します。

毎月3問の設問によるアンケート機能や、従業員のエンゲージメント(所属会社に対する愛着や思い入れの度合い)を測定する手法の一つであるeNPSをベースとした設問でエンゲージメントを可視化できるため、テレワークのストレスマネジメントにも効果があります。

料金

要問い合わせ

連携サービス

なし

まとめ

フィードバックを丁寧に行うことは、社員のスキルアップや、キャリア育成や、離職防止など、さまざまなメリットにつながるため、現代の会社にとっては必要不可欠な要素です。

ここで紹介したツールをうまく取り入れることで、より効率的かつ効果的なフィードバックを実現しましょう。