【無料比較表付】1on1支援ツール比較10選|目的別おすすめシステム&アプリ・機能・選び方

目次
1on1ミーティングとは?
1on1(1on1ミーティング)とは、アメリカのシリコンバレーで人材育成を目的として確立された手法で、定期的に上司と部下の1対1で行われる対話を指します。
日本でも、2017年に書籍「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」の発刊以降、導入が進み、規模に関わらず約4割の企業が導入しているというデータがあります。
出典:株式会社HRビジョン「日本の人事部 人事白書2020」
1on1は、一言で言えば、「マネージャーとメンバー間で行われる対話」であるため、非常にシンプルな人事制度・施策ですが、組織に浸透させたり、その効果を高めるためにはコツが必要です。
1on1ミーティングが注目される背景
1. 予測不能なVUCA時代
現代の社会やビジネス界は、変化のスピードが速く予測不能であるVUCAの時代だと言われています。
- V(Volatility):変動性
- U(Unsertainly):不確実性
- C(Complexity):複雑性
- A(Ambiguilty):曖昧性
この頭文字をとってVUCA時代と呼び、そんな時代の中で、企業は生き残る必要があります。
柔軟で変化に強い会社を作らなくてはいけない需要と、個々の主体性や創造性を重要視する現代の価値観がマッチしました。
そのような中で、「ピープルマネジメント」や「パフォーマンスマネジメント」のような概念が注目を集めています。
「ピープルマネジメント」は従業員に対して能力開発や精神面での支援を行うということにおいて、「パフォーマンスマネジメント」は短いサイクルでリアルタイムにフィードバックを行うことによるパフォーマンス向上において、それぞれ1on1の実施は必須といえます。
2. 人材の減少と流動化
特に日本では、29歳以下の若者の人口は、昭和50年以降一貫して減少しており、働ける人材が年々減少しています。
さらに、終身雇用制度に縛られず自身のキャリアに合わせて転職することも当たり前の時代になりました。これにより、企業にとって、流動的になった人材をいかに会社へ定着させるかが重要な課題となりました。
そしてこの会社への定着率を高めるために、個々への密なコミュニケーションの必要性が生まれたのです。
この人材の減少・流動化と先に挙げた外部環境の不安定性から、アメリカでは普及していた「ノーレイティング」や「OKR」という考えが日本に徐々に普及されていきました。
短期サイクルでのノーレイティングやOKRの実施において、その目標設定とフィードバックの期間の短さから1on1ミーティングは不可欠とされており、同様に日本に1on1ミーティングの重要性が取り上げられています。
3. 多岐にわたるロールモデル
変化が激しく多様性を重要視する現代社会において、分かりやすく明確なロールモデルというものは存在しなくなりました。
会社にとっても「理想的な人材」が固定されておらず、多様化しているのです。
さらに時代に即して必要スキルもどんどん変化しており、人材育成手法もそれに応じて柔軟に対応していく必要性が生まれました。
こういったニーズに対応して、1on1の需要は高まっていったのです。
1on1管理ツール・システムおすすめ10選比較表
1on1管理ツール・システムの機能・メリット
1on1管理ツール(1on1支援ツール・サービス)とは、メンバーとマネージャーの間で行われる1on1ミーティングの状況を可視化し、運用の効率化・高度化を実現するサービスです。
1on1管理ツールは、実践知や成功事例を踏まえて開発されたものが多く、1on1の管理にかかる手間やコストを減らし、1on1そのものの効果・成果を高める事に貢献します。
1on1管理ツール・システムの機能
1on1管理ツール・システムの機能は以下の4つに分けることができます。
- トピック提出
- 実施スケジュールの設定
- 宿題・ネクストアクションの設定
- 会話内容・ログの記録
トピック提出機能
事前に上司・部下が1on1で話したいテーマやアジェンダを提出したり、レコメンドする機能であり、これにより、1on1のよくある問題である「何を話したら良いか分からない」を防止します。
なお、トピック提出機能には、事前に提出するものとテンプレート(固定)の2つのパターンがあります。
スケジュールの設定機能
スケジュール設定機能には都度登録と繰り返しの日程登録登録の2種類があります。実施頻度が決まっている場合や、制度として会社に根付かせる段階にある場合は、繰り返しの登録機能があるツールの方が良いでしょう。
また、制度の形骸化を防止するために、前回の実施日から一定期間が経過している場合にアラートを飛ばす機能を持つツールもあります。
宿題・ネクストアクションの設定
宿題・ネクストアクションの設定機能は、次回までの簡単な宿題や行動目標や改善点などを設定するもので、目標の追跡に課題感がある場合に有効です。
会話内容・ログの記録
実際の会話の記録をデータベースとして残すことができ、自身の成長の過程や学び・気づきを振り返るうえで重要となります。
1on1管理ツール・システムのメリット
メリット1: 1on1における対話の質を高めてくれる
1on1導入初期のよくある課題は、上司・部下ともに「何を話したら良いか分からない」というものです。
多くの1on1ツールには、トピック提出があり、事前に相互がアジェンダを提出する事で、1on1の限られた時間で対話の質を向上させます。
また、上司が一方的に話し、「部下の悩みが解消されない」という現象も1on1におけるよくある課題として挙げられますが、部下が事前に相談したい内容を言語化・共有する事で、防止する事が可能です。
メリット2:組織における1on1の浸透度が可視化される
制度を導入した人事の立場として、1on1が定期的に実施されているか、適切な内容で運用されているかが見えない状態を課題視するケースもあります。
また、そもそも1on1は1対1で行われるコミュニケーションであるため、過程や結果がブラックボックス化しやすいという潜在的な問題を抱えています。
1on1支援ツールの多くには、会話内容の記録&メモ機能があるため、適切な内容・ボリュームの1on1が運営されているかについて、人事が確認する事ができます。
人事として、1on1における課題を特定するために、状況が可視化される事は大きなメリットとなるでしょう。
メリット3:人事評価の材料が増える
人事評価においては、納得感が重要であるという意見に異を唱えるビジネスパーソンはほとんどいないのではないでしょうか。
実際に、「職場の空気が結果を決める(著:北野唯我、2019年)」の調査によれば、人事評価の適正感が低い職場は、総じて社員の士気が低いという結果が出ています。
納得感の評価をするためには、被評価者との認識のすり合わせ等の「事実の積み重ね」が重要です。
1on1支援ツールを通じて、定期的に行う1on1の内容を記録する事によって、半期や年度末の人事評価のタイミングで、それまでの仕事と改善の軌跡について、上司と部下で共通認識を持てるようになるでしょう。
1on1管理ツール・システムのデメリット・よくある失敗
1on1は、ここ数年で急速に制度として日本企業に浸透しつつある一方で、その実行主体である現場で働く上司・部下にとって、その目的や意義が十分に理解されていないケースも少なくありません。
デメリット1:学習コストがかかる
1on1支援ツールに限らず、新しいツールを導入する場合は、ラーニングコストがかかります。
特に、ITツールに対して疎い組織に導入する場合は、初心者にとっても分かりやすいUI/UXになっているかはよく確認する必要があるでしょう。
また、ユーザー側にツールの学習を促すためには、導入の背景・目的を周知・理解して貰う必要があるため、下記のリストに基づいて情報を整理する事をオススメします。
- ツールをなぜ導入するのか
- ツールはどんな課題を解決するのか
- ツールを導入する事でどんなメリットがあるのか
- ツールのコア機能は何か / 具体的にどの様な操作手順で利用出来るか
デメリット2:金額コストがかかる
1on1支援ツールの多くは、有料のツールのため、毎月のコストが発生します。
ここで注意しなければならないのは、安易にコストの安さで導入を意思決定をしてしまうリスクです。
コストの安いツールは、その分機能が限定されており、導入目的である課題の解決に至らない可能性があります。
その様な場合に、ツールの乗り換えを検討する事になりますが、1on1支援ツールには、会話のメモや過去の実施頻度といった重要なデータが含まれるため、データのリプレイスコストがかかってしまいます。
したがって、下記のリストに基づいた導入の意思決定をすることが重要となるでしょう。
- 自社の1on1の課題を解決するために必要十分な機能を備えているか?
- ツールの投資対効果は適切か?
よくある失敗
1on1ミーティングを実施する時間がない
1on1ミーティングは特に上司の負担が大きくなります。各部下に合わせてマネジメントが発生するだけでなく、相手に合わせてスケジュールもおさえなくてはなりません。特に日々さまざまな業務に追われて多忙な上司ほど、質の高い1on1を実施する余力がなくなってしまい、形骸化につながりかねません。
こういった失敗を防ぐためにも、1on1のテンプレートや実施を効率化するためのツールを利用し、上司と部下の業務・精神的負担を軽減することが重要です。
1on1の質問が思いつかない
1on1は上司と部下の間で目的をすり合わされることが重要です。
しかし目的意識を持って1on1を行わないと、そのための準備時間を取らなかったりすることで1on1は簡単に形骸化していってしまいます。
質問内容が尽きてしまい、ただの雑談時間で終わってしまうこともあるでしょう。
1on1を有意義な時間にするためにも、なぜ1on1を行っているのか、社員自身にとってどのようなメリットがあるのか、また部下や上司がそれぞれ扱いたいテーマやゴールを事前にすり合わせることで、失敗を回避することができます。
話した内容が蓄積されていない
1on1は回数を重ねることが重要です。なぜなら1on1を通じて前回話した相談内容の振り返りや反省点などを確認し、次の業務につなげることができるからです。しかし、上司や部下が1on1内容を覚えていなかったりすると、毎回その場限りの1on1となってしまうため、効果も半減してしまいます。また、1on1内容がブラックボックス化することで1on1実施の形骸化にも繋がってしまいます。
この失敗を回避するためにも、内容を記録するフォーマットを会社全体である程度整え、反省点や振り返り点などを蓄積することが大事です。こういったデータは会社の評価材料として活用できるため会社にもメリットとなります。

1on1管理ツール・アプリの選び方
1on1管理ツールには、それぞれ特色があり、導入企業の置かれている状況や属性によって向き不向きがあります。
本パートでは、1on1管理ツールの選ぶ2つのポイントについて解説します。
導入規模 | 利用システム・主な機能 | 主要システム |
中小企業 | 1on1コア機能(スケジュール設定・アジェンダ提案・ ネクストアクション設定・ログ記録)/目標管理機能 | Co:TEAM(コチーム)/1on1navi/Wistant/ TeamUp/1on1 Talk/Nudge |
大企業 | 1on1コア機能/タレントマネジメントシステム/ 自然言語処理/目標管理機能 |
Co:TEAM(コチーム)/エアリーフィードバック /KAKEAI/タレントパレット/HRBrain |
導入規模 | 利用システム・主な機能 | 主要システム |
中小企業 | 1on1コア機能(スケジュール設定・アジェンダ提案・ネクストアクション設定・ログ記録)/目標管理機能 | Co:TEAM(コチーム)/1on1navi/Wistant/TeamUp/1on1 Talk/Nudge |
大企業 | 1on1コア機能/タレントマネジメントシステム/自然言語処理/目標管理機能 | Co:TEAM(コチーム)/エアリーフィードバック/KAKEAI/タレントパレット/HRBrain |
1. 1on1の導入規模
1on1管理ツールには、大手/中小向けにサービス提供を行っている2種類のベンダーがあり、その特徴は大きく分けると以下の様な違いがあります。
短期・中長期の導入規模を考慮したサービス選定を推奨します。
- 大手向け:多様な機能、強固なセキュリティ、詳細な公開/閲覧権限の設定
- 中小向け:使いやすいUI・UX、コア機能への絞り込み
2. 1on1の目的や課題への合致度
前述の通り、各ツールの機能は、ミニマムなものから豊富なものまで多種多少です。
したがって、ツールを導入する事で解決したい課題が何かを特定した上で合致するツールを選ぶ事を推奨します。
例えば、大企業の中でも1on1以外にも人材配置や人材育成に重点を置きたい場合は1on1機能の付いたタレントマネジメントシステムが、1on1の運用上の改善のみを行いたい場合は自然言語処理に基づく1on1管理ツールが推奨されます。
1on1管理ツール・アプリおすすめ10選比較表
メイン機能 | 導入規模 | 初期費用 | 月額 | 主な連携サービス | 無料トライアル | |
Co:TEAM(コチーム) | 1on1 目標管理支援 |
中小/大企業 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | Slack Google Calenderなど |
14日間 |
1on1navi | 1on1・OKR支援 | 中小企業 | 1on1プラン:¥50,000 パフォーマンスプラン:¥55,000 コンディションプラン:無料 |
1on1プラン:¥25,500 パフォーマンスプラン:¥55,000 コンディションプラン:¥38,000 ※全て利用人数50名以下の料金 (51名以上の料金はサイト参照) |
要お問い合わせ | なし(無料デモあり) |
Wistant | 1on1・目標管理支援 | 中小企業 | ¥15,000 | ¥980/ユーザー | Slack Teams Chatwork |
14日間 |
TeamUp | 1on1管理 | 中小企業 | ¥77,000 | ¥38,500 (50名以下) | Slack Google Calender Outlook予定表 |
要問い合わせ |
1on1 Talk | 1on1管理 | 中小企業 | ¥100,000 | ¥330〜/ユーザー (導入規模・プランによる) |
CYDAS People Googleカレンダー Outlookカレンダーなど |
要問い合わせ |
Nudge | EQ測定・1on1管理 | 中小企業 | ¥15,000 | ¥15,000(対象数300名以下) ¥30,000(300名~1000名) |
要問い合わせ | 要問い合わせ |
エアリーフィードバック クラウド |
1on1管理 | 大企業 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | Google Microsoft 365 |
要問い合わせ |
KAKEAI | 1on1管理 | 大企業 | 要問い合わせ | ¥1,200,000/年 +上司一人あたり¥42,000 |
Slack Teams Outlook |
要問い合わせ |
タレントパレット | タレントマネジメント | 大企業 | 要問い合わせ | 要問い合わせ (社員数に応じて変動) |
SmartHR ZeeM ベネフィット・ワン |
あり (期間要問い合わせ) |
HRBrain | タレントマネジメント | 大企業 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | AKASHI SmartHR |
7日間 |
【無料トライアルあり】1on1管理アプリ・支援サービス4選
1. Wistant|ジョブの実行・管理を簡単、確実に

特徴
Wistantでは、目標管理からマネージャーとの1on1、フィードバックまで、このツール1つで一貫して行うことができます。
また、マネージャーに対して、メンバーの状況に合わせた適切なマネジメントのサポート機能も存在しています。
一般的なコミュニケーションツールである「Slack・Teams・Chatwork」と連携も可能です。
料金
料金ですが、初期費用に加えて一人当たり月額980円となっています。
14日間の無料トライアルが可能です。
2. タレントパレット|データに基づいた「科学的」人事戦略

特徴
タレントパレットは、タレントマネジメントシステムとして従業員の能力や適性をデータベース化するもので、その一環として一部の1on1管理機能が搭載されています。
さらに、通常の目標管理や人員データ整理といった機能に加え、時系列の変化や比較によって人材データを多角的に分析することができます。
料金
使用料金ですが、初期費用が500,000円で、月額料金が180,000円〜です。
さらに期間については問い合わせが必要ですが、無料トライアルを受け付けています。
3. HRBrain|人事評価を簡単・シンプルに

特徴
HRBrainは、タレントパレットと同じくタレントマネジメントシステムで、1on1管理機能を搭載しています。
また、1on1機能に付属して、360度評価 ・コンピテンシー機能も搭載しており、さらに、導入後は、専任の人事スペシャリストの手厚いサポートも受けられます。
料金
使用料金ですが、月額69,800円〜となっています。
さらに7日間の無料トライアルを実施しています。
【中小企業向け】目標管理機能付き/特化型1on1管理アプリ&支援サービス6選
1. Co:TEAM(コチーム)|1on1と目標管理でエンゲージメント向上
Co:TEAMは、株式会社O:(オー)によって運営されている、国内唯一のパフォーマンス・マネジメントプラットフォームで、大企業への導入も効果的です。
特徴
パフォーマンスマネジメントとは、従来のMBOの様な目標管理制度とは異なり、数週間~1ヶ月単位で設定した目標に対して、常に上司や同僚が1on1や賞賛的な内容も含めたリアルタイムのフィードバックを行い、現状の評価の確認と従業員の目標達成のサポートを行う取り組みを指します。
Co:TEAMでは、これまでバラバラに管理されていた目標管理、1on1、人事評価を有機的に繋ぐ事によって、人事部門やマネージャーが膨大な工数を割いていた評価業務を効率化するともに、適正な評価を実現し、組織のエンゲージメントとパフォーマンスを向上させます。
「Co:TEAM」は、各人事施策を、業績やパフォーマンスといった具体的な成果に繋げたい企業におすすめの目標管理ツールです。
アジェンダのサポート、スケジューリングの機能だけでなく、アクション指定機能で、1on1で話した内容から次にメンバーがどのようなアクションをとるのかを表明することにより、1on1ミーティングをパフォーマンスの向上に直接還元することが可能です。
またシステム上にログを残すことで目標管理運用や人事評価運用の評価材料として活用することも可能です。
さらにCo:TEAMはシステム導入後のサポートも手厚く行っています。
- 組織アジェンダの設定/決定を支援
- マネージャー研修
- データ分析・データのフィードバック/モニタリング
運用までサポートし、確実に定着育成に効果をあげる1on1を実施することが可能です。
連携サービス
Google Calendar、Slack
料金
初期費用・月額ともに要問い合わせ

「1on1 Navi」は「いつでも『つながり』の感じられる、サポートネットワークを創る」をコンセプトとする株式会社アジャイルHRが提供し、アクセンチュアでパートナー経験のある松丘啓司氏によって運営されている1on1支援ツールです。
特徴
目標の登録や、進捗・実績共有、1on1ミーティングのリクエストなど1on1ツールの基本的な機能はもちろんのこと、公開範囲設定機能やアクティビティレポート機能なども搭載されています。
さらにツールによる1on1管理・支援に加えて豊富なコンサルティングメニューもあり、2018年にはHRテクノロジー対象を受賞した実績のあるサービスです。
連携サービス
要問い合わせ
料金
- 初期費用:50,000円
- 利用料金:月額25,000円(50名以下の場合)
51名以上の場合は、月額500円/IDが追加としてかかり、人数の増加に応じてボリュームディスカウントが発生します。
3. Wistant|ジョブの実行・管理を簡単、確実に

「Wistant」は、中小企業向けの経営コンサルティングサービスを提供するRELATIONS株式会社によって運営されているマネジメントツールです。
特徴
1on1に特化したツールではないものの、カスタマイズ可能な事前アンケートや1on1への要望の吸い上げ、議事録・非公開メモの作成、実施状況分析など1on1支援ツールとして十分に活用出来る機能を備えています。
また、OKR管理、評価制度機能などの機能も充実しており、部下の状態把握など人材・組織マネジメント全般に対して改善を図りたい企業には、特にマッチしていると言えるでしょう。
連携サービス
Slack、Teams、Chatwork
料金
- 初期費用:非公開
- 利用料金:ユーザーあたり月額980円
これにくわえて、導入コンサルティング等のオプションは別途見積もりとなります。
4. TeamUp|対話とフィードバックを文化に

「TeamUp」は、ベンチャー企業向けの人材紹介事業を行うスローガンのグループ会社であるチームアップ株式会社が提供する1on1支援ツールです。
1on1支援ツールの先駆けであり、大手中心に150社以上の導入実績があります。
特徴
1on1実施フローの効率化とデータの有効活用による1on1の定着、さらに1on1による社員一人ひとりの状態のタイムリーな見える化による社員のフォロー・育成を実現します。
さらに柔軟な導入設計が可能で、1on1をまだ導入していない会社でも運用まで手厚く支援してくれるところも魅力の一つでしょう。
連携サービス
Slack、Google Calendar、Outlook
料金
- 初期費用:77,000円
- 利用料金:月額38,500円
- 導入・運用サポート:見積もり
料金体系は上記の通りですが、アカウント数が50名を超える場合は要問い合わせとなっています。
5. 1on1 Talk|上司と部下の1on1を成功に導く

「1on1 Talk」は、HR Techシリーズ「CYDAS」を開発する株式会社サイダスが提供する1on1支援ツールです。
特徴
事前のトピック提出や現在のコンディションの提出機能の他に独自の診断ツールで、関係値のレベルを把握したり、トークテーマ設定機能で話題を探す手助けをします。
1on1 Talkは、CYDAS Peopleの人事情報と連携可能が可能となっており、既にCYDASシリーズを導入している場合は、真っ先に検討候補となるでしょう。
連携サービス
CYDAS People
料金
1IDあたり月額300円から利用が可能です。
6. Nudge|「感情リテラシー」を高め、成果を上げ続ける組織をつくる

「Nudge」は「感情」を定期的に「測定」することで課題を発見し望ましい方向へ「後押し」する1on1面談支援ツールです。
特徴
「成果を上げ続ける組織は感情リテラシーが高い」という前提に立ち、EQ・感情リテラシーの測定を行うことで感情を前向きにコントロールし、1on1における対話の質の向上を実現します。
また、テーマやゴール、アクションプランなど作成したトピックに基づいて実施した1on1にフィードバックを行い、自己成長を実現するサイクルを確立し課題を上司と共有することができます。
連携
要問い合わせ
料金
初期費用 | 15,000円 (300名を超える場合は月額費用30,000円) |
利用料金 | 月額15,000円(300名以下の場合) |
1on1研修 | 10万円 |
導入コンサルティング | 60万円 |
【大企業向け】自然言語処理機能/人材開発機能付き1on1支援ツール5選
1. Co:TEAM(コチーム)|1on1と目標管理でエンゲージメント向上
Co:TEAMは、株式会社O:(オー)によって運営されている、国内唯一のパフォーマンス・マネジメントプラットフォームで、大企業への導入も効果的です。
特徴

パフォーマンスマネジメントとは、従来のMBOの様な目標管理制度とは異なり、数週間~1ヶ月単位で設定した目標に対して、常に上司や同僚が1on1や賞賛的な内容も含めたリアルタイムのフィードバックを行い、現状の評価の確認と従業員の目標達成のサポートを行う取り組みを指します。
Co:TEAMでは、これまでバラバラに管理されていた目標管理、1on1、人事評価を有機的に繋ぐ事によって、人事部門やマネージャーが膨大な工数を割いていた評価業務を効率化するともに、適正な評価を実現し、組織のエンゲージメントとパフォーマンスを向上させます。
「Co:TEAM」は、各人事施策を、業績やパフォーマンスといった具体的な成果に繋げたい企業におすすめの目標管理ツールです。

アジェンダのサポート、スケジューリングの機能だけでなく、アクション指定機能で、1on1で話した内容から次にメンバーがどのようなアクションをとるのかを表明することにより、1on1ミーティングをパフォーマンスの向上に直接還元することが可能です。
またシステム上にログを残すことで目標管理運用や人事評価運用の評価材料として活用することも可能です。
さらにCo:TEAMはシステム導入後のサポートも手厚く行っています。
- 組織アジェンダの設定/決定を支援
- マネージャー研修
- データ分析・データのフィードバック/モニタリング
運用までサポートし、確実に定着育成に効果をあげる1on1を実施することが可能です。
連携サービス
Google Calendar、Slack
料金
初期費用・月額ともに要問い合わせ
2. エアリーフィードバッククラウド|上司が9割話す1on1を防止

「エアリーフィードバック」は、EDGE株式会社の提供する1on1管理ツールです。
特徴
定着・育成に関わるHR Techクラウド、「エアリー」シリーズの新サービスです。
音声感情解析サマリーや発言割合分析など音声から感情を解決できる機能が充実しており、1on1を改善するという他にはない特徴を持っています。
音声から感情を解析することで1on1プロセスの心理的安全性を客観的に評価します。
連携サービス
Google・Microsoftアカウント
料金
要問い合わせ
3. KAKEAI|現場の負担を減らし、対話の質を向上

「KAKEAI」は株式会社KAKEAIが提供する1on1を支援するピープルサクセスプラットフォームです。
大手企業を主な対象としており、かつ、アクセンチュアやリクルート出身の経営陣とアカデミック領域とのパートナーシップにより、HR Techに造詣が深いメンバーによるサービス提供体制が特徴です。
特徴
シームレスに宿題を設定できる宿題機能や、1on1以外でもメッセージのやりとりが蓄積できたり、忖度不要なフィードバック機能やマネージャー側のテーマ毎の得意/不得意の可視化で、マネジャー自身が行動改善材料を手にすることが可能です。
またKAKEAIを使用している全利用ユーザーの「知恵やコツ」をレコメンドする機能もあり、サポート体制も充実しています。
連携
Slack、Teams、Outlook、Google
料金
初期費用 | 100,000円 |
基本料金 | 年額1,200,000円 |
利用料金 | 上司/メンター1人あたり年額42,000円 |
4. タレントパレット|科学的人事を実現するタレントマネジメントシステム

「タレントパレット」は、「あらゆる人材データを一元化・分析し、組織の力を最大化するタレントマネジメントシステム」です。
特徴
通常の人事業務を効率化させる機能だけでなく、1on1ログの蓄積によるキャリア支援や、甘辛調整機能、360度評価やコンピテンシー評価など、多様な評価形式に対応しています。
さらに、パルスサーベイやeNPS調査といったアンケート実施を簡略化できることで、1on1プロセスを効率化します。
連携サービス
SmartHR・ベネフィット・ワン・ZeeM
料金
初期費用 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ(導入規模に応じて変化) |
5. HRBrain|戦略的な人事の意思決定を支えるタレントマネジメントシステム

「HRBrain」は、人材データの管理・分析・活用を通して戦略的な人事の意思決定を支えるクラウドサービスです。
特徴
人事業務をシンプルに管理・運用することによる効率化だけでなく、蓄積したデータを可視化・分析することにより企業にある人事の課題を戦略的に解決することが可能です。
さまざまな機能の中に、1on1の目標設定機能があり、面談記録の一元化や実施内容のオープン化が可能となっています。
また、テンプレートによるアンケートの作成簡略化機能で、1on1プロセスや人事業務の改善を効率的に行うことができます。
連携サービス
AKASHI・SmartHR
料金
初期費用 | 要問い合わせ |
利用料金 | 要問い合わせ |
1on1を運用までサポートする Co:TEAM
1on1は、Excelなど、手動による運営では実施内容やフィードバックが属人化しており社内に質・量のバラつきが生まれてしまう、あるいはブラックボックス化してしまうことが懸念されます。
しかし、Co:TEAMを利用してシステム上にログを残すことで、1on1の実施内容だけでなく目標管理や人事評価が一括して可視化されます。
また、これらを次の評価材料としての活用など、各取り組みを含め一括管理することで、形骸化しない運用が可能です。
加えて、1on1との結びつきにより評価を「査定」ではなく「育成」につなげることで被評価者の成長を促し、「成果を挙げる」組織をつくることが可能です。
さらにCo:TEAMはマネージャー研修や組織アジェンダの提案などシステム導入後のサポートも手厚く行っています。運用までサポートし、確実に定着育成に効果をあげる1on1を実施することができるでしょう。
詳しい資料請求やトライアルはこちらからお試しください。