営業の受注率が低い原因と上げ方|商談プロセス別に改善策を紹介

▼この記事の内容

営業の受注率を上げるには、商談プロセスをリード獲得・ヒアリング・提案・クロージングの4フェーズに分解し、ボトルネックを特定して改善することが最も効果的です。本記事では受注率が低い5つの原因と、フェーズ別の具体的な改善策、組織全体で成果を再現する仕組みづくりまでを解説します。

営業の受注率は一般に30〜50%が目安とされていますが、この水準を安定的に超えている組織は多くありません。ある企業では営業200名に「先月の受注率を書いて」と紙を配ったところ、正確に書けたのはわずか11人だけでした。SFAの入力率は95%を超えていたにもかかわらず、自分のデータを見る習慣がなかったのです。

「商談数は足りているのに受注が増えない」「メンバーの受注率にばらつきがあるが、指導法がわからない」――こうした課題を放置すると、営業コストだけが膨らみ、組織全体の疲弊が加速します。

この記事では、受注率が低い原因を5つの構造的な問題として整理し、営業プロセスの4フェーズそれぞれで実践できる改善策を紹介します。個人のスキルに頼らず、チーム全体で受注率を底上げする仕組みづくりの方法もあわせて解説します。

読み終えたころには、自社の受注率のボトルネックがどこにあるのか特定でき、明日の商談から試せるアクションが見えているはずです。


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受注率とは|計算方法と平均的な目安

受注率とは、商談のうち成約に至った割合を示す指標です。営業活動の効率を一つの数値で可視化でき、目標達成に必要な商談件数を逆算する際の基礎データになります。

受注率の計算式と件数ベース・金額ベースの使い分け

受注率は「成約件数 ÷ 商談件数 × 100」で算出します。たとえば月50件の商談で10件が成約した場合、受注率は20%です。

件数ベースの受注率は、営業担当者ごとのパフォーマンス比較に適しています。一方、金額ベース(受注金額 ÷ 商談金額 × 100)は、案件単価にばらつきがある場合に有効です。商談単価がほぼ一律なら件数ベース、大型案件と小型案件が混在するなら金額ベースを併用するのがおすすめです。

どちらの計算方法を採用するにしても、「商談」の定義を社内で統一しておく必要があります。見積もり提出をカウントするのか、初回訪問からカウントするのかで受注率の数値は大きく変わるため、比較の前提がずれないよう基準を明文化しておくと運用が安定します。

業界別の受注率の目安と自社の現状を評価する方法

営業の受注率は業界や商材によって異なりますが、BtoB全体では30〜50%が一般的な目安とされています。この範囲を下回っている場合は、営業プロセスのどこかに構造的な課題がある可能性が高いです。

自社の受注率を正しく評価するには、全社平均だけでなく「担当者別」「商材別」「チャネル別」など複数の切り口で分解することが重要です。全社平均が40%でも、特定の担当者が80%で全体を引き上げているだけかもしれません。切り口を変えて分析することで、改善すべきポイントが具体的に浮かび上がります。

受注率の推移を月次で追うことも欠かせません。単月の数値だけでは偶然の変動と構造的な問題の区別がつかないため、3か月以上の推移を見て傾向を把握するのが効果的です。では、受注率が低い組織にはどのような共通点があるのでしょうか。

参考:受注率をグッと上げる!14の成約率向上策をプロが解説|株式会社Pro-D-use
参考:営業成約率はどれくらいが普通?驚くべき業界別の平均値!|KOTORA JOURNAL

受注率が低い営業組織に共通する5つの原因

受注率が伸びない組織には、個人のスキル不足ではなく営業プロセスの構造に共通の問題があります。ここでは多くの企業に見られる5つの原因を、3つの切り口に整理して解説します。

受注確度を見極めずに全案件に均等にリソースを配分している

受注率が低い組織で最も多いのが、案件の優先順位をつけずに全商談へ均等に時間を割いているパターンです。受注確度が低い案件に労力を注ぐほど、確度の高い案件へのフォローが手薄になり、本来獲れたはずの受注を取りこぼします。

ある企業でマネージャー陣に「見るべきKPIを挙げてほしい」と依頼したところ、全員がバラバラの指標を挙げ、合計で17個に膨れ上がりました。最終的に残った3つのKPIは、当初の17個には含まれていなかった指標だったのです。受注確度の判断基準が組織内で統一されていなければ、営業担当者が個人の感覚で案件を選別するしかなく、精度にばらつきが出るのは当然といえます。

この問題と表裏一体なのが、顧客のニーズを理解しないまま自社製品のアピールに終始してしまう「押し売り型営業」です。顧客が求めているのは商品説明ではなく、自社の課題を解決する方法にほかなりません。ニーズの把握が浅い状態でどれだけ多くの商談を重ねても、受注率が改善することはないでしょう。

受注確度を組織として管理するには、判断基準の定量化が不可欠です。次のH3で紹介するBANT条件は、その第一歩として多くの企業で活用されています。

BANT条件を確認せず決裁者にたどり着けていない

受注率が低い営業組織の多くは、BANT条件の確認が不十分なまま商談を進めています。BANTとは、Budget(予算)・Authority(決裁権)・Needs(必要性)・Timeframe(導入時期)の4要素を指し、商談の成約可能性を判定するフレームワークです。

4つの中でも特に影響が大きいのがAuthority(決裁権)です。商談相手が情報収集の担当者にとどまり、決裁権者に提案内容が届いていないケースは珍しくありません。決裁権者の承認なしに稟議が通ることはなく、どれほど担当者との関係を築いても、決裁ルートを把握していなければ「社内検討します」のまま案件が停滞します。

BANT条件を商談の早い段階でヒアリングし、4要素のうち2つ以上が未確認の案件は追加アプローチの方法を変えるといった運用を組織として統一すると、確度の低い案件への投資を大幅に削減できます。BANT条件の具体的な確認手順やヒアリング話法については、BANTを活用した営業ヒアリングの進め方で詳しく解説しています。

参考:BANTとは?営業の成約率を高めるフレームワークを徹底解説|Salesforceブログ

ただし、BANT条件のチェックだけで受注率が改善するわけではありません。確度の高い案件を適切にクロージングまで導くには、失注した案件から学ぶ仕組みが必要です。

失注理由の分析と改善サイクルが回っていない

商談数を増やせば受注は増えるという前提で動いている組織は多いですが、200社超の営業組織を支援してきた経験からは、むしろ逆の傾向が見えています。失注分析を行わないまま商談を量産した組織では、同じ失敗パターンが繰り返され、受注率がじわじわと下がっていくケースが目立ちます。

累計200社超の営業組織を支援する中で見えてきたのは、受注率が改善しない組織には3つの構造的な共通点があるという事実です。第一に、失注を「担当者の力不足」と片づけ、プロセスの問題として扱わないこと。第二に、失注理由のデータを蓄積していても、次の商談の改善アクションに変換する仕組みがないこと。第三に、勝ちパターンが暗黙知のままエース個人に閉じており、組織として共有されていないことです。この3つが重なると、個別の改善施策をいくら投入しても受注率は構造的に停滞します。

失注分析を機能させるには、失注した案件について顧客にフィードバックを依頼し、「なぜ他社を選んだのか」「提案のどこが不足していたか」を具体的に聞くことが出発点になります。得られた情報を営業チーム内で共有し、提案内容やアプローチ方法に反映する改善サイクルを週次で回すことが重要です。

原因が明確になったところで、次のセクションでは営業プロセスの4フェーズそれぞれで受注率を改善する具体的な方法を解説します。

営業フェーズ別|受注率を上げる改善策

受注率を改善するには、営業プロセスをリード獲得・ヒアリング・提案・クロージングの4フェーズに分解し、どこにボトルネックがあるかを特定した上で手を打つことが最も確実です。フェーズごとに求められるスキルと改善策はまったく異なります。

リード獲得フェーズ ── ターゲット精度を上げ「勝てる商談」に絞り込む

従来は「まず商談数を増やし、打席を多く踏めば受注は増える」と考えられてきました。しかし実際には、ターゲットの精度が低いまま商談数だけを増やしても受注率は改善しません。むしろ、確度の低い案件にリソースが分散し、受注率がさらに下がるケースのほうが多いです。

リード獲得フェーズで受注率を上げるには、「受注確度スコアリング」の仕組みを導入することが効果的です。具体的には、次の3つの軸でリードを評価し、スコアの高い案件から優先的にアプローチします。

  1. 予算確認度:予算が確保済みか、予算取りの段階か、未定か
  2. 決裁ルート把握度:決裁者が特定できているか、組織図が不明か
  3. 導入時期の明確度:具体的な時期があるか、「いつか導入したい」レベルか

3軸それぞれを「高・中・低」の3段階で評価し、合計スコアが一定以上の案件のみ商談化する運用にすると、営業チーム全体の受注率が安定します。過去の受注実績データから「どのスコアの案件が実際に受注に至ったか」を検証すれば、スコアリングの精度はさらに上がります。

このフレームワークはBANT条件の考え方をベースにしていますが、ポイントは「確認できているか否か」の度合いで段階評価する点です。BANTの4要素を「Yes/No」で判定するだけでは粒度が粗く、現場で使いにくいと感じるチームも少なくありません。3軸×3段階にすることで、判断の曖昧さを減らし、営業担当者の経験値に依存しない基準をつくれます。

ヒアリングフェーズ ── 顧客の本質課題と意思決定基準を引き出す

ヒアリングが浅いまま提案に進むと、「なんとなく良さそうだが、導入は先で」という温度感の低い結論になりがちです。受注率を上げるには、顧客の表面的なニーズではなく、その裏にある経営課題やKPIまで踏み込んで引き出す必要があります。

効果的なヒアリングの鍵は、「なぜ今この課題を解決しなければならないのか」を顧客と一緒に言語化することです。たとえば「業務効率化を検討している」と言われた場合、そこで止めずに「効率化が必要になった背景は何ですか」「このまま改善しないと、半年後にどんな影響がありますか」と深掘りします。顧客自身が課題の緊急度を再認識できると、商談の温度感が一段上がります。

ヒアリングの内容はSFAやCRMに記録し、チーム内で共有・蓄積することが重要です。個人のメモや記憶に頼る運用では、担当者の異動や不在時に情報が途切れ、フォローの質が落ちてしまいます。商談管理の目的と効率化に役立つツールの選び方では、情報の蓄積と活用を仕組み化する方法を詳しく解説しています。

ヒアリングで十分な情報が得られたら、次は提案フェーズでの精度が受注率を左右します。

提案フェーズ ── 決裁者を意識した提案書と価格説明の設計

提案フェーズで受注率を落とす最大の原因は、商談相手(担当者)には響いているのに、決裁者に提案の価値が伝わっていないケースです。BtoB商材の多くは担当者の一存で決まらず、社内稟議を通す必要があります。提案書は「担当者が決裁者を説得するための武器」として設計するのが鉄則です。

具体的には、提案書に以下の3つの要素を盛り込むと決裁者の承認を得やすくなります。第一に、導入による定量的な効果(ROI試算やコスト削減額)。第二に、競合他社との差別化ポイントの明示。第三に、導入スケジュールと運用体制の具体像です。決裁者が気にするのは「投資対効果」「なぜこの会社を選ぶのか」「導入に現場がついてこられるか」の3点であり、ここに明確に答える構成にします。

価格説明も受注率に直結する重要な要素です。プランごとの料金を細かく提示し、値付けの根拠や価格に含まれるサポート内容を明確にすることで、顧客の「高いのでは」という不安を解消できます。価格だけで比較されないよう、自社ならではの付加価値を価格表の隣に並べるレイアウトが効果的です。

提案で手応えを得たあとに失速するケースも少なくありません。最後のクロージングフェーズでの精度が、受注率の最終値を決めます。

クロージングフェーズ ── 期日設定と失注リカバリーで取りこぼしを防ぐ

クロージングフェーズで受注率を落とす典型的なパターンは、「検討します」と言われたまま案件が停滞することです。この状態を防ぐには、商談の早い段階から「いつまでにご判断いただけますか」と期日を合意しておくことが有効です。

期日を設定する際は、顧客側のスケジュールに合わせることがポイントです。「来月の経営会議で報告したい」「次の四半期から導入したい」といった顧客の事情を把握していれば、逆算して提案のタイミングや資料の提出期限を調整できます。顧客の意思決定プロセスに寄り添ったスケジュール提案は、信頼関係の構築にもつながります。

失注した場合も、そこで終わりにしないことが受注率の改善には欠かせません。失注直後に「差し支えなければ、今回見送られた理由を教えていただけませんか」とフィードバックを依頼することで、次の商談に活かせる具体的な改善材料が得られます。得られた情報はチーム内で共有し、同じ失敗パターンの再発を防止する仕組みに落とし込むことが大切です。

ここまでは個人・商談単位の改善策を見てきましたが、受注率を持続的に向上させるには、個人のスキルに依存しない組織的な仕組みが必要です。次のセクションで具体的な方法を解説します。

受注率を組織全体で底上げする仕組みづくり

個人の営業スキルに依存した改善は、担当者の異動や退職で簡単に崩れます。受注率を持続的に向上させるには、成果を出した商談のパターンを組織の資産として蓄積し、誰でも再現できる仕組みに落とし込むことが不可欠です。

勝ちパターンをナレッジ化しチーム全員が再現できる状態をつくる

受注率の高いチームと低いチームの最大の違いは、勝ちパターンが言語化・共有されているかどうかです。エースの商談スキルが暗黙知のまま個人に閉じている限り、チーム全体の受注率は一部の担当者に依存し続けます。

あるIT/SaaS企業では、営業プロセスの型化に取り組んだ結果、6か月で売上が226%に向上しました。注目すべきは、商談数がもとの80%に減少したにもかかわらず成約率が2.7倍に上がり、件数減を質の向上が大幅に上回った点です。この企業で起きたのは、トップセールスの暗黙知を構造的に言語化し、チーム全員が同じヒアリング手順で商談に臨める状態をつくったことでした。

「受注率の改善は一時的なものでは」と不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、型化されたナレッジは担当者が入れ替わっても組織に残ります。実際にこの企業では、入社8か月の中途社員が型に沿って商談を進め、大型案件を獲得するまでに至っています。属人的なスキルではなく、仕組みに成果の再現性を持たせることが受注率改善の本質です。

この比較からわかるとおり、仕組み化営業は受注率だけでなく、育成コストや離職リスクの面でも組織に大きなメリットをもたらします。ただし、勝ちパターンを一度つくって終わりでは効果が持続しません。商談データを日常的に振り返り、パターンを更新し続ける運用が必要です。

商談データの可視化と振り返りを日常業務に組み込む

勝ちパターンの精度を維持・向上させるには、商談データを可視化し、定期的に振り返る仕組みが欠かせません。具体的には、フェーズ別の転換率・失注理由・商談時間などの指標をダッシュボードで一覧化し、週次のチームミーティングで確認する運用が効果的です。

「部下の商談内容が見えない」「同行しないと指導できない」という悩みを抱えるマネージャーは少なくありません。商談データが可視化されていれば、同行せずとも各メンバーの課題を把握し、的確なフィードバックを返せるようになります。マネージャー自身の工数削減にもつながり、チーム全体の受注率改善に集中できる環境が整います。

商談データの蓄積と可視化を効率よく実現するには、営業支援ツールの活用が有効です。こうした仕組みづくりに関心のある方は、以下の資料もご確認いただけます。


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データの可視化は「現状を把握する」ための手段です。さらに一歩進めて、商談そのものの質をリアルタイムで引き上げるアプローチも広がっています。

AI商談分析とロープレで営業スキルの底上げを加速する

従来の営業研修やOJTは、マネージャーの指導力や同行頻度に成果が左右されるという課題がありました。近年はAIを活用した商談分析やロープレツールが登場し、個人のスキルアップを仕組みとして加速できる環境が整いつつあります。

AI商談分析では、商談中の会話をリアルタイムで解析し、次に聞くべき質問や切り返しトークをその場で提示します。経験の浅いメンバーでも、ベテラン同様のヒアリング品質をその場で発揮できるのが大きな特長です。さらに、日々の商談データからAIが成功パターンを自動抽出し、蓄積するほど組織専用の営業ナレッジベースとして進化します。

「チームの受注率にばらつきがあるが、全員に同行して指導する時間がない」――この状況を放置すると、できるメンバーとそうでないメンバーの格差は広がる一方です。四半期ごとの目標未達が常態化すれば、組織全体の士気にも影響が及びます。AIロープレを活用すれば、直近の商談で苦戦した場面を自動で練習メニューに反映し、メンバーが自分のペースで何度でもトレーニングできます。マネージャーは同行の時間をダッシュボードでの成長確認に置き換え、より多くのメンバーを同時にサポートできるようになります。営業ロープレのフィードバックで受注率を高める評価項目と伝え方もあわせて参考にしてみてください。

こうしたAI活用による営業組織の仕組み化に関心がある方は、具体的な機能や導入の流れをまとめた資料をご用意しています。


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受注率改善で成果を出すためのKPI設計と運用のポイント

受注率の改善を一過性で終わらせないためには、適切なKPIを設定し、改善サイクルを日常業務に組み込むことが重要です。受注率という単一の数値だけを追うのではなく、営業プロセスの各フェーズに指標を置くことで、課題の早期発見と的確な打ち手が可能になります。

受注率だけを追わない|フェーズ別転換率でボトルネックを特定する

受注率が低いとわかっても、その数値だけではどこに問題があるのか判断できません。営業プロセスを「リード→商談化→提案→クロージング」に分解し、各フェーズの転換率を計測することで、ボトルネックが可視化されます。

たとえば、商談化率は高いのに提案後の受注率が低い場合、提案内容や価格説明に課題がある可能性が高いです。逆に、そもそも商談化率が低い場合はターゲット選定やリード獲得の段階を見直す必要があります。フェーズ別転換率を追うことで「どのフェーズに改善投資すべきか」の判断が数値で裏付けられるようになります。

フェーズ別のKPI設計と営業データの活用方法については、営業データ分析で成果を出すフレームワークと実践手順で体系的に解説しています。

改善サイクルを回すための週次レビューの進め方

KPIを設定しても、振り返りの場がなければ数値は「見ているだけ」で終わります。受注率の改善を定着させるには、週次のチームレビューでフェーズ別転換率の変化を確認し、具体的なアクションに落とし込むサイクルが欠かせません。

週次レビューでは、前週の転換率データを共有した上で「どのフェーズで数値が動いたか」「その原因は何か」「次週のアクションは何か」の3点に絞って議論するのがおすすめです。議題を広げすぎると会議が長引き、継続が難しくなります。15〜30分で完結する設計にすることで、運用の負荷を最小限に抑えられます。

KPIの設定方法やチームでの運用ルールをさらに詳しく知りたい方は、営業KPIを3つに絞ると売上が伸びる理由と設定手順もあわせてご覧ください。

よくある質問

受注率と成約率に違いはありますか?

受注率と成約率は同じ意味で使われることがほとんどです。どちらも「商談件数に対して成約に至った割合」を指します。業界や企業によって呼び方が異なるだけで、計算方法に違いはありません。社内で用語を統一しておくと、レポートやミーティングでの認識のずれを防げます。

受注率が改善するまでにどれくらいの期間がかかりますか?

改善策の内容によりますが、ターゲット選定の見直しやBANT条件の徹底といった「商談の入口」の改善であれば、早ければ1〜2か月で受注率に変化が表れ始めます。組織全体でのナレッジ共有や営業プロセスの型化は3〜6か月の継続が目安です。短期施策と中長期施策を並行して進めることで、早い段階から成果を実感しやすくなります。

まとめ

営業の受注率を上げるには、商談プロセスをリード獲得・ヒアリング・提案・クロージングの4フェーズに分解し、ボトルネックとなっているフェーズを特定して改善することが最も効果的です。受注確度の見極め、BANT条件の確認、失注理由の分析といった構造的な課題を解消した上で、勝ちパターンのナレッジ化やAI商談分析の活用によって組織全体の再現性を高めることが、持続的な受注率向上の鍵になります。

受注率の改善を個人の営業スキルに依存させず、仕組みとして定着させたい方は、セールスイネーブルメントの定義と導入ステップもあわせてご覧ください。

営業プロセスの可視化から勝ちパターンの抽出・活用までを一気通貫で支援するツールの詳細は、以下の資料でご確認いただけます。


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※記事中の具体的な数値は導入企業の許可を得た範囲で一部加工しています。

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