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楽天技術研究所/森正弥代表「マーケティングとディープラーニングを結びつける」楽天がAIを使ってECをアップデートする未来

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AIが人の仕事を奪う、ブロックチェーンが中央集権を崩壊させるなど、ニュースで目にするこういった文言。
しかし結局それはいつ、どういった形で私達の生活に浸透してくるのかはっきりとしないのが実情です。

私達O:(オー)は「MAKE YOUR BEST」というビジョンの元で、そういった先進技術を積極的に社会実装していきたいと考えております。

そのために、時代を牽引するリーディングカンパニーは具体的にどういった技術領域でどういった投資を行い、事業に還元していこうとしているのか知ることで来たるべき未来に備えられるのではと考えています。

そんな先進事業の一つ、AI・ディープラーニング領域において、今回楽天技術研究所の森正弥様にお話をお伺いしました。
※このインタビューは2019年5月に収録しました。

ポスト・ディープランニング技術を、今後のビジネスの成長に活用する

──まず始めに、楽天技術研究所さんとして注力されている領域について、お伺いしてもよろしいでしょうか。

(森様)
楽天技術研究所は「学術的な研究を楽天のビジネスの成長に活かす」ことをミッションに活動しています。
研究者は全体で約150名ほどおり、その多くはコンピュータサイエンスのエンジニアであり、ディープラーニングを中心としとした様々な技術群をいかに楽天のサービスやビジネスにつなげていくかということを研究しています。

この前提の基で、「注力領域は何か?」という質問に答えることは非常に難しいです。

我々は立ち位置がどちらかというと技術寄りなので、今はディープラーニングベースで発展してきている「GAN」という技術や自然言語処理の界隈では「プレトレーニングモデル」がにわかに注目を集めています。例えば、BERT(バート)や新しい翻訳のモデルとして台頭してきたバックトランスレーションモデルが、非常に精度が高く、新しいAI関連技術を大きなフレーミングを用いて様々なビジネスに繋げています。

──前者のGANについて加えて質問です。先日、貴社がカオナビさんと提携された件(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000030113.html)は、まさにGANを活用されているのではと察しましたが、どのようなご協業をされるのかお伺いしても宜しいでしょうか

(森様)
画像処理に関係している分野もありますが、カオナビさんと一緒にやろうとしていることは社員のコンディション管理やウェルビーイングに繋がるようなことですね。

カオナビさんは様々な社員のデータをお持ちで、多様なタイプのデータを同時に学習していくアプローチが有効になるのではないか、という活動目的があります。
これはマルチモーダルラーニングといって、応用が進みつつある技術で、我々はマルチモーダルラーニングの研究の一環としてカオナビさんと組んでいます。

また、ウェルビーイングというのはこれからの大きなテーマになるので、我々も知見を広めていきたいと思っております。

得意領域はマーケティングとディープラーニングを結びつけること

──先程、技術についてお話がありましたけれども、他の技術をお持ちの方々と比較して、楽天技術研究所さんが得意としている領域は何ですか。

(森様)

私たちが強いのはマーケティングとディープラーニングを結びつけることです。

例えば、潜在顧客を発見するために、マーケティングソリューションを開発していますが、我々のディープラーニングモデルがベースになっています。

これは潜在顧客をみつけるという精度でいくと、日本のマーケットにおいては世界No.1で、トップのグローバル企業群の精度のコンバージョンより4倍高いんですよ。

だから、同様のソリューションを用いて、日本のマーケットをターゲットにする際には、我々のソリューションはおすすめです。
これが我々のディープラーニングの強みです。

また、翻訳技術も作っているのですが、翻訳技術はテレビドラマ(韓国ドラマ、中国ドラマ)の字幕に関してはこれもまた世界トップレベルです。

今は一般化させようとしていて、普通の会話の翻訳の世界にも入り込んでいます。
これは世界トップクラスにはなっていないんですけれども、トップ企業のソリューションに精度が迫りつつある一方で、翻訳の世界そのものが日進月歩なのでなんとも言えないですね。

──翻訳においてはテキストがメインですか。

(森様)
翻訳はそうですね。音声認識も我々は一部やっていますけれども音声認識は難しい領域なので、我々が続けていくかどうかはまだ悩んでいます。

後編「1000人の社員でマインドフルネス、楽天技術研究所代表森正弥さんの考える働き方改革とは」に続きます。

森様ご本人の記事もあわせてご参照ください。

神経多様性 (ニューロダイバーシティ)について:多様性に社会もまた支えられていることの気づきを

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