エンジニアの目標設定の具体例を紹介!メリットやポイントを解説

エンジニアが目標設定をすることで、エンジニア個人の成長に繋がるだけでなくチームや会社全体にとって良い影響を及ぼすことになります。
本記事では、効果的な目標設定の例や目標設定をすることによるメリットなどを詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

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エンジニアが目標設定をすることで得られるメリット

エンジニアが目標設定をすることで得られるメリットは多岐にわたります。

特に、若手や新人のエンジニアはチーム内で比較的単純だったり簡単なタスクを振られることが多く、目の前のタスクを淡々を処理するだけの作業が続いてしまうと、長期的なキャリアビジョンや目的意識を持ちながら仕事に取り組むことが難しくなってしまいます。
そこで、新人エンジニア自身のキャリアビジョンに基づいた目標設定を行うことで、「自分が何を達成したいのか」、あるいは「何を達成すべきか」ががはっきりするため、日々の業務に対するモチベーションや生産性を高められるようになります。
また、個人の目標が企業全体のビジョンと連動していれば、会社全体の成長にも貢献できます。
目標設定は、エンジニアが目標達成や自己成長を続けながら会社に貢献するための重要なプロセスであると言えるでしょう。

ここでは、エンジニアが目標設定がすることによるメリットについて、3つ取り上げて詳しく解説していきます。

  • モチベーションアップに繋がる
  • 企業の成長に繋がる
  • 成長を促せる

モチベーションアップに繋がる

まず最初に挙げられる目標設定のメリットは、「モチベーションアップに繋がる」ことでしょう。

明確な目標を持つことで、日々の業務に対するモチベーションを大きく高めることができます。
例えば、「半年以内に新しいプログラミング言語を習得する」という具体的な目標を立てれば、その達成に向けて計画的に学習を進めることができます。
また、目標達成に向けて努力する過程で、自分の成長を実感できるのも大きな魅力です。

企業の成長に繋がる

目標設定をすることは、個人のモチベーションアップや生産性向上だけでなく、企業の成長にも繋がります

個人の目標が企業のビジョンや戦略と一致していれば、目標設定や目標達成のメリットは組織全体に広がることになります。
エンジニアが自分の目標を明確にし、それをチームや上司と共有することで、プロジェクト全体の方向性に整合性を持たせることができます。
例えば、新しい技術の導入を目指す個人の目標が、企業のイノベーション戦略とマッチしていれば、組織全体の業績向上や成長に貢献できるでしょう。

また、目標を共有することでチーム内のコミュニケーションが活発になり、結果的に協力体制や信頼関係を強化することにも繋がります。
このように、個人の目標設定は、組織の目標と連動させることで、より大きな成果を生み出すことができるのです。


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成長を促せる

目標設定を行うことによって、自分自身の成長を促すことができます

具体的な目標があれば、どのスキルを強化すべきか、どのような経験を積むべきかが明確になるため、自分自身の成長をより引き出すことができます。
例えば、「1年以内にリーダーシップスキルを向上させ、チームリーダーを任されるようになる」という目標を立てれば、そのために必要なビジネススキルの取得や実践の機会を積極的に求めて活用することができます。

また、目標達成に向かって努力する中で、何度もPDCAサイクルを回すことになるため、自己管理能力や問題解決能力も自然と身についてきます
これらの能力は、エンジニアとしての専門スキルだけでなく、総合的なビジネススキルをも向上させることができるでしょう。

社内で活躍するエンジニアの特徴3選

社内で活躍するエンジニアには、共通するいくつかの特徴があります。
これらの特徴を身につけることで、自分自身の価値を高め、組織に大きく貢献する人材を目指すことができるでしょう。

ここでは特に重要な3つの特徴を紹介するので、ぜひ参考にして社内で活躍できる人材を目指してみましょう。

・プログラミングの知識と実装スキルがある
・相手の意図や要求を汲み取るコミュニケーション能力がある
・最新情報を収集し学び続ける事ができる

プログラミングの知識と実装スキルがある

「プログラミングの知識と実装スキルがある」ことは、エンジニアとして活躍するための必須事項です。

まず、専門的な知識と高い実装スキルを持つは、エンジニアとしての最も盤石な基盤となります。
最新の技術動向を把握し、適切なツールやフレームワークを選択できる能力は、プロジェクトの成功やエンジニアとしての評価に直結します。
また、コードの可読性や保守性を考慮し、チーム全体での開発効率を高める工夫も重要です。

専門スキルを磨くためには、継続的な学習と実践が不可欠であり、常に最新の情報にアップデートし続けながら自己研鑽を怠らない姿勢が求められます。
高い技術力はチームの信頼を得るための大きな要素であり、活躍するエンジニアには必ず共通する特徴であると言えるでしょう。

相手の意図や要求を汲み取るコミュニケーション能力がある

相手の意図や要求を汲み取るコミュニケーション能力があることも、優秀な人材の特徴の一つです。

エンジニアとしての専門的な技術力は必須スキルではありますが、それだけでなく、社会人としてのコミュニケーション能力も重要な要素です。
プロジェクトでは、チームメンバーやクライアントとの円滑な意思疎通が欠かせません。
相手の意図や要求を正確に理解し、それに基づいて適切な提案や問題解決を行えるエンジニアは、組織内で高く評価されるでしょう。
具体的な能力としては、専門用語を使わずに技術的な内容を分かりやすく説明する言語化能力や、クライアントの理想や要求に最大限に沿うことができるように積極的に意見を交換し合う姿勢が求められます。

また、グローバル化や雇用形態の多様化が進む現代では、異なるバックグラウンドを持つ人々との協働にも柔軟に対応できることが求められます。
このように、柔軟かつ洞察力に優れたコミュニケーション能力は、プロジェクトの成功やチーム全体の力を左右する重要なスキルであると言えます。

最新情報を収集し学び続ける事ができる

最新情報を収集し学び続けることは、現代のエンジニアにとって非常に重要な素養です。

現代のIT業界は技術の進歩やAIの登場によって変化の速度が非常に速く、常に最新の情報を収集してアップデートし続けることが不可欠です。
活躍できるエンジニアは、新しい言語やフレームワーク、ツールについて積極的に学習し、自分のスキルセットをアップデートし続けることで、自身の市場価値を向上させています。
例えば、特定のスキルに関する講座を受講したり、技術系のカンファレンスに参加して知識を深めるといった自己研鑽が必要になってきます。

また、新しく修得した技術を実際のプロジェクトに取り入れることで、チーム全体の生産性向上にも貢献できます。
学び続けることで情報やスキルをアップデートし続ける姿勢は、エンジニアとしての成長や市場価値の向上に必要不可欠であると言えます。

【経験レベル別】エンジニアの目標設定の具体例

エンジニアの目標設定と一口に言っても、経験年数や役職によって適切な目標が異なってきます。

それぞれのステージに応じた適切な目標を設定することで、より確実な目標達成や効率的な成長が可能になります。
ここでは、経験レベル別に具体的な目標設定の具体例を紹介していきますので、ご自身の状況に照らし合わせて目標設定の参考にしてください。

・1年目〜3年目|新人エンジニアの目標設定
・4年目〜7年目|ミドルエンジニアの目標設定
・8年目〜|シニアエンジニアの目標設定

1年目〜3年目|新人エンジニアの目標設定

まず、1~3年目の新人エンジニアの目標設定について紹介します。

新人エンジニアの段階では、まずは業務や職場環境に適応すること、そして基礎的なスキルを習得することが必要です。

例えば、「半年以内に担当するプログラミング言語の基礎をマスターする」「1年以内に小規模な機能を独力で実装できるようになる」といったような、知識や経験が十分とは言えない新人の段階においても十分に鉄製に手が届く目標が適しています。

また、「毎週技術ブログを1本読み、新しい知識をチームで共有する」「webエンジニアの勉強会に隔月で参加する」といった学習習慣を目標にすると、技術や力量に関係なく達成が可能であるため、継続的な学習やスキルアップのための目標の一つとしておすすめです。

エンジニアとして専門的な領域をカバーするだけでなく、ビジネスマンとしての成長も疎かにしてはいけません。
「プロジェクトのミーティングで必ず1回は発言する」など具体的な行動目標を立てることで、コミュニケーションスキルや積極性を養うことができます。

4年目〜7年目|ミドルエンジニアの目標設定

次に、4年目〜7年目のミドルエンジニアの目標設定について紹介します。

ミドルエンジニアになると、より高度な専門性や技術力とプロジェクトマネジメント能力が求められます。
「要件定義から基本設計を行える」「チームメンバーが書いたコードをレビューできる」といったような、新人段階よりはさらに踏み込んだ技術が必要になってくるような目標が適しています。
また、「プロジェクトのサブリーダーとしてチームをまとめる」「後輩エンジニアのメンターとして育成に貢献する」など、組織への貢献度を高める目標も有効です。

また、外部の技術イベントやコンペへの参加や、専門資格の取得など、自分の市場価値をさらに高められるような取り組みも視野に入れてみましょう。

8年目〜|シニアエンジニアの目標設定

8年目以上のシニアエンジニアの目標設定についても紹介していきます。

シニアエンジニアとしては、後輩やチームメンバーを指導する立場としてリーダーシップを発揮し、経営にも関与するような役割を期待されるようになります。
例えば、「新規事業の技術戦略を立案し、実行に移す」「部門全体のSE教育プログラムを策定する」といった大きな目標が挙げられます。
また、「オープンソースプロジェクトのコントリビューターとして活躍する」など、社外活動も視野に入れると良いでしょう。
長期的な視点での目標設定をもって、会社の成長と業界の発展に貢献することで、自分自身のキャリアをさらに飛躍させることができます。

エンジニアの目標設定の手順

次に、エンジニアがより効果的に目標設定を行うための3つの手順を紹介します。
このプロセスを通じて、自分にとって最適な方法で目標を設定し、達成への道筋を明確にすることができます。

1.エンジニアとしてのキャリアビジョンを明確にする
2.キャリアビジョンと事業目標をすり合わせる
3.定量的目標の設定

1. エンジニアとしてのキャリアビジョンを明確にする

まずは、 エンジニアとしてのキャリアビジョンを明確にするとことから始めましょう。

まず、自分の興味や強みを踏まえて、「AI分野のスペシャリストとして活躍したい」「プロジェクトマネージャーとして組織をリードしたい」など、自分が将来的にどのようなエンジニアになりたいのかを明確にします。
キャリアビジョンが明確であれば、それに向かってどのようなスキルや経験が必要かといった具体的なプランを逆算して考えることができ、またスキルの習得や実践のために通過点となる短期的な目標を設定することもできます。
自分の方向性を見失ったりしないためにも、この段階は重要です。

2. キャリアビジョンと事業目標をすり合わせる

次に、自分のキャリアビジョンと企業の事業目標を擦り合わせます

企業が求める人材像や戦略と自分のキャリアビジョンが一致していれば、目標とするキャリアビジョンに近づくことが組織内での活躍の幅を広げることにも繋がります。
上司や人事部門と話し合い、自分の目標がどのように企業の成長に貢献できるかを確認することが重要です。
組織と個人の目標の方向性を一致させることで、目標達成やスキルアップのサポートを得やすくなり、目標達成の可能性も高まります。

3. 定量的目標の設定

目標は、具体的かつ測定可能であることを意識しましょう。

定量的な目標を設定することで、達成までのモチベーションを持続的に持ち続けることができます。
また、定量的な目標は進捗状況が可視化されやすいため、社内の現状や業務状況に合わせた目標設定や数値の再調整をより現状に即して行うことができます。

目標設定を定量的に行う際は、定量部分を決定するにあたって「何を」「いつまでに」「どの程度」達成するかという部分を定量的に設定してみましょう。
例えば、「6ヶ月以内にAWSの試験を受けて認定資格を取得する」「次のプロジェクトでリーダーポジションに就き、システムとチームの効率化を行い、納期を2週間短縮する」といったように設定してみましょう。

エンジニアの目標設定のポイント

エンジニアが効果的な目標設定を行うためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ここでは、エンジニアが目標を設定する際に特に意識すべき4つのポイントを紹介します。
これらを踏まえることで、現実的に達成可能で且つ自身の成長につながる目標を立てることができるでしょう。

  • 定量的な目標を設定
  • 最適な期限を決める
  • 目標となるロールモデルを見つける
  • ギリギリ達成できる目標にする

定量的な目標を設定

部分的にでも構わないので、目標は定量的に設定するようにしましょう。

目標を具体的な数値で表すことで、進捗状況を把握しやすくなり、また客観的な進捗の確認や共有が可能になります。

例えば、「プログラミングスキルを向上させる」という漠然とした目標ではなく、「3ヶ月以内に特定のプログラミング言語で1000行のコードを書き、レビューを受ける」というふうに設定してみましょう。
目標を数値化することで、自分がどれだけ進歩しているか、或いは進捗が遅れているかを客観的に評価でき、また上司やチームメンバーから見ても成果が分かりやすいため、より適切なサポートやアドバイスを受けやすくなります。

最適な期限を決める

最適な期限を決めることも目標の実現性を上げるためには非常に重要です。

期限がないと、ついタスクを先延ばしにしてしまうことがあるため、目標には必ず明確な期限を設定するようにしましょう。
設定の目安としては、自分のスケジュールや業務状況を考慮して現実的に達成できて、且つ最大限タイトに取り組めるような期限を設定します。

例えば、「1年以内にAP資格を取得する」「次の四半期までにプロジェクトの効率を15%向上させる」などです。
限られた期限を設けると目標達成に向けて計画的に行動する必要があるため、目標達成への意識を高めることができます。また、時間管理能力の向上にもつながります。

目標となるロールモデルを見つける

目標となるロールモデルを見つけてみましょう。

自分が目指すべき姿やキャリアを体現しているロールモデルを見つけることで、キャリア形成のためにすべきことや具体的な目標設定が明確化します。
職場の先輩や業界の著名なエンジニアなど、尊敬できる人物のキャリアパスやスキルセットを参考にし、彼らがどのような努力を重ねてきたのか学ぶことで、自分に必要な行動や学習内容が見えてきます。
また、ロールモデルとの交流を通じて、アドバイスやフィードバックを得ることも有益です。
ロールモデルの存在は、モチベーションを高めるだけでなく、自分の成長を具体的にイメージする助けとなるでしょう。


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ギリギリ達成できる目標にする

目標はギリギリ達成に手が届く難易度に設定しましょう。

簡単すぎる目標では成長につながらず、逆に高すぎる目標を設定してしまうといくら努力しても実現可能なビジョンが見えてこないため、挫折の原因となってしまいます。
自分の現在の能力をほんの少し超える程度のチャレンジングな目標が最適であると言えるでしょう。
例えば、「3ヶ月で新しい言語を完全にマスターする」は難しいかもしれませんが、「3ヶ月で基本的なアプリケーションを作成できるレベルになる」は現実的であるといえます。
適切な難易度の目標を設定することで、自身を成長させながら達成したときの達成感も得ることができ、次の目標への意欲も高まります。

まとめ

このように、エンジニアが明確な目標を持つことで、モチベーションが高まり、生産性や仕事への満足度を向上させることができます。
また、個人の目標と組織のビジョンを一致させることで、個人のみならずチーム全体のパフォーマンスを高めることにも繋がります。

目標設定を行うにあたって、定量的で具体的な目標を設定し、達成の期限を明確にし、さらにギリギリ達成可能な目標を設定するといったポイントを意識することで、目標設定の効果を最大限引き出すことができます。
これらの目標設定と目標達成のプロセスを経ることで、継続的な成長と組織への貢献を可能にし、エンジニアとしてのキャリアアップを目指すことができるでしょう。

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