パフォーマンスマネジメント研修会社5選|導入の効果・流れ・注意点まで一挙解説!
従来のマネジメントの運用に悩んでいる方にとって、検討してほしいマネジメント手法が「パフォーマンスマネジメント」です。
しかし会社独自で導入するには難しい点もあります。
本記事ではパフォーマンスマネジメントの研修会社を紹介しています。
研修会社についてだけではなく、パフォーマンスマネジメントのメリットやデメリットも紹介しているので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
国内初のパフォーマンスマネジメント支援ツール「Co:TEAM(コチーム)」を提供する株式会社O:(オー)では、パフォーマンスマネジメントにおいて中核をなす「人事評価」や「目標管理」のDX研修を提供しています。
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目次
パフォーマンスマネジメントとは
パフォーマンスマネジメントとは社員のパフォーマンスを高めるために一人ひとりに合わせたフィードバックをすることによって、やる気やモチベーションを引き出したり、社員の目標達成をサポートする取り組みのことを指します。
従来のマネジメント方法とは異なり、管理職への負担が大きくなったり、ラーニングコストがかかったりとデメリットもあります。
しかし上手く運用できると、社員にも企業にも利益をもたらしますので、従来のマネジメント方法に行き詰っている場合はパフォーマンスマネジメントの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
この記事ではパフォーマンスマネジメントの研修を行っている企業の紹介だけではなく、パフォーマンスマネジメントによる効果や導入の際に注意すべきポイントなども紹介します。
パフォーマンスマネジメントによる効果
パフォーマンスマネジメント導入によってもたらされる効果は大きく分けて3つあります。
- 社員のエンゲージメントが向上する
- 社員が主体性を持つようになる
- 部下に対しての理解が深まる
上記についてそれぞれ解説していきます。
1. 社員のエンゲージメントが向上する
パフォーマンスマネジメントによる効果の1つ目は、社員のエンゲージメントの向上です。
上司と部下のコミュニケーションが増えることによって、部下の成長を促進させます。
具体的には、まず社員一人ひとりに合った目標を設定し、上司からの定期的なフィードバックを行います。
その結果、部下は自分の課題を確認できるようになるのです。
また、コミュニケーションの増加を通して信頼関係を築き、フィードバックによって業務の軌道修正もできます。部下の特性に合わせた形でマネジメントができるので、社員のエンゲージメントの向上につながることが期待できるでしょう。
2. 社員が主体性を持つようになる
パフォーマンスマネジメントによる効果の2つ目は、社員が主体性を持つようになることです。
目標の設定は上司が押し付けるのではなく、部下が自ら考え、上司との話し合いにより最終的に設定します。上司は部下の目標の達成に向かって惜しみなくサポートします。
社員一人ひとりを事業主のように扱うことによって、仕事に対する主体性につながります。
また、上記で触れたようにエンゲージメントが向上するので、会社に貢献したい気持ちが大きくなることも主体性を持つようになる要因と言えるでしょう。
3. 部下に対しての理解が深まる
パフォーマンスマネジメントによる効果の3つ目は、部下に対する理解が深まることです。
パフォーマンスマネジメントでは短いサイクルで上司からのフィードバックをもらえます。これによって上司と部下のコミュニケーションが活発に行われるので、お互いを理解する機会が増えます。
上司は部下の業務の進捗具合はもちろん、性格や長所・短所に至るまで知ることができるでしょう。
部下も上司からのフィードバックを通して、上司の尊敬する部分を見つけられたり、人となりを知ることができます。
パフォーマンスマネジメントを行う流れ
1. 目標を設定し、管理する
パフォーマンスマネジメントでは目標の設定が重要です。上司が一方的に決めるのではなく、部下と話し合って決めます。この目標は1年に1つの目標ではなく、短期間(例:四半期ごとなど)で定期的な目標です。
会社の目標と部下の能力や特性などを加味したうえで、一人ひとりに合わせて設定します。それにより達成可能な目標の設定が可能となります。
2. 1on1を実施するなど、コミュニケーションをとる
パフォーマンスマネジメントではコミュニケーションを重視します。適度なコミュニケーションをとることによって、お互いのことを理解できます。その結果、信頼関係を構築でき、業務の相談を気兼ねなくできるようになるでしょう。
コミュニケーションによって上司は部下の性格や能力が把握でき、部下に合った業務を振れたり、声かけができます。
3. フィードバックを行う
フィードバックの中で今、部下はどんな業務をしているのか、順調なのか、壁にぶつかっているのかなどを把握します。壁にぶつかっている場合は改善の仕方を一緒に考えます。答えを最初から教えるのではなく、あくまでも部下が自ら考えるようにコーチングします。
コーチングすることによって部下の主体性を育むことができ、パフォーマンスマネジメントによってもたらされる効果へとつながります。
パフォーマンスマネジメントを導入する際の注意点
パフォーマンスマネジメントを導入する際に注意したほうがよい点は3つあります。
- パフォーマンスマネジメント導入の目的を明確化する
- パフォーマンスマネジメントスキルをつける
- 管理職の意識を改革する
上記についてそれぞれ解説していきます。
パフォーマンスマネジメント導入の目的を明確化する
パフォーマンスマネジメントは目的を明確化し、会社の方向性を決める必要があります。パフォーマンスマネジメントは個人の成長に焦点を当てた取り組みです。
なんとなくで導入してしまうと、会社の方向性と個人の目標に乖離が見られてしまい、運用が上手くいかないことが多いです。
また、なんとなく1on1を行っても効果を得ることは難しいでしょう。。
「どうしてパフォーマンスマネジメントを導入するのか」を明確にし、周知させてから導入することが大切です。
パフォーマンスマネジメントに必要なスキルを身につける
パフォーマンスマネジメントの軸となるものに「上司と部下のコミュニケーション」があります。コミュニケーションを通して社員一人ひとりに合ったマネジメントを施していくのです。
そのため、部下を正しい方向へと導くためのコーチングスキルや、部下の不安や悩みを聞き取ることのできるアクティブリスニングスキルなどを身に着ける必要があります。
管理職の意識を改革する
パフォーマンスマネジメントを行う上で「フィードバック」は欠かせません。上司と部下間でのコミュニケーションがとても重要になってきます。
コミュニケーション1つで社員のやる気やモチベーションは変わりますし、フィードバックの内容は部下の業務内容に大きく関わります。
そのため、管理職は「自分の言葉で部下の業務の達成度が変わる」という意識を持つようにしましょう。
なぜパフォーマンスマネジメント研修をするべきなのか
パフォーマンスマネジメントはまだまだ新しい概念であり、日本企業の導入事例も少ないのが現状です。 自社のみで導入するとなると、先例が少ないこともあり、どのように導入したらいいのか分からない企業も多いのではないでしょうか。
また、独自に導入したものの、ラーニングコストや運用に時間がかかり、最終的には形骸化して失敗に終わってしまった…なんてこともあるかもしれません。
その点、外部に研修を依頼するとパフォーマンスマネジメントのプロが教えてくれます。その研修会社で導入した事例や、プロの知識・知見を活用することによって効率よく導入できます。
パフォーマンスマネジメントの研修会社を選ぶポイント
1. プログラムの内容
プログラムの内容は研修会社ごとに異なります。パフォーマンスマネジメントに関する知識を学ぶのが主要となっているのか、実践がメインで実際の課題にすぐ活かせそうなのかなど、内容は様々です。
参加する目的を事前に考え、自社に必要なプログラムを提供している研修を選ぶようにしましょう。
2. 実施形態
実施形態には対面とオンラインの2種類があります。オンラインは全国各地から参加が可能ですが、対面は参加可能範囲が限られている場合があります。
よく確認してから申し込むようにしましょう。
パフォーマンスマネジメント研修を行っている会社5選
1. 株式会社O:(オー)
株式会社O:(オー)はパフォーマンスマネジメントツール「Co:TEAM(コチーム)」を提供している会社です。1on1支援機能や目標管理を人事評価につなげられる機能がついており、パフォーマンスマネジメントの実践をサポートしてくれます。
研修ではこの自社開発ツール「コチーム」を組み合わせて行うことが特徴です。研修で学んだことがコチームに蓄積されるので、研修が終わったあとも現場で活かしやすくなっています。
また、会社の課題により研修内容は異なり、期間も半年以上と長いので研修を実践・定着しやすいです。
目的
パフォーマンスマネジメントを取り入れるにあたって欠けている内容をサポートし、実践できるようにすることが目的です。
実施方法
対面(半年以上の長期)
内容
- MVV策定ワークショップ
- 1on1研修
- 目標管理
- 評価者研修
- マネジメント研修
※会社の課題によって研修内容は異なります。
料金
お問い合わせください。
2. People Focus Consulting
People Focus Consultingは研修・コーチング・コンサルティング等を通じて、クライアントの組織を支援している会社です。豊富な経験とグローバル化に強みを持っている会社で、11言語に対応しています。
研修は理論的な裏付けを持つ方法論と独自に開発した内容が合わさった構成となっています。ロールプレイ、ゲーム、ケーススタディなど実践的な学びの中に楽しさがあるような教材を用いており、講師陣には豊富な経験があります。
また、各会社のニーズに合わせた事前学習をおこなうことができることも特徴です。
目的
- パフォーマンスマネジメントの重要性を理解する
- 目標設定の狙いと重要性を理解する
- コーチングスキルを習得する
- 評価面談の効果的な進め方を学び、練習する
- ケーススタディを通して、他の評価者と自分を比べて自分の評価のブレを認識し、修正する
実施方法
対面1日またはオンライン2時間×5回
内容(対面)
- パフォーマンス・マネジメントの定義・意義・サイクルについて理解
- 現状共有:評価における課題、成功・失敗体験
- 面談中に使える具体的なスキル
- 目標設定の重要性・プロセスについて確認
- 総合評価の手順
- 面談に必要なコーチングスキル
- 演習:評価面談の進め方
※事前学習はニーズに合わせて設定可能です。
内容(オンライン)
セッション1
パフォーマンス・マネジメントと目標設定スキル
- パフォーマンス・マネジメントの全体像と目標設定
- 目標設定の練習
セッション2
中間レビューとコーチング
- 中間レビュー面談の練習(コーチングスキルの活用)
セッション3
評価と面談の実施
- 評価のポイントと評価面談の具体的な進め方
- ケーススタディ・ロールプレイを通じたスキルの練習
※オンラインコンテンツによる事前学習が必要です。
料金
お問い合わせが必要です。
3. JMAマネジメントスクール
JMAマネジメントスクールでは、企業、大学・専門学校、自治体向けに階層別研修、幹部候補育成、分野別研修、ビジネススキルアップ、マーケティング、ものづくり分野など、年間約1,500本の公開型研修を開催しています。また、オンラインセミナーや講師派遣も行っています。
JMAマネジメントスクールは、パフォーマンスマネジメントに関していくつかのセミナーを開催しています。そのため、日付によって内容が異なります。今回紹介するセミナーは2023年10月17日〜24日、2024年2月20日〜27日に開催されるものです。
目的
- パフォーマンスマネジメントの基本を学ぶ
- 成果達成までのプロセス、目標設定の仕方、部下へのフィードバックの仕方を理解した後、ネクストアクションを決める
実施方法
オンライン2日間
内容
1日目:新時代のパフォーマンスマネジメント・パフォーマンスマネジメント設定の要点・目標の設定について
2日目:1on1とコーチングポイント
料金
テキスト発送あり | 68,000円(税抜き) |
テキスト発送なし・PDFのみ | 2023年10月11日、2024年2月14日より 申し込みが開始されます。 |
4. ライトマネジメント
ライトマネジメントは人材育成・組織開発に関しての研修や人事コンサルティング、再就職の支援を行っている会社です。研修はキャリア開発・階層別教育・課題別と多くの項目に分かれているため会社に合った研修が見つけられるでしょう。
ライトマネジメントのパフォーマンスマネジメント研修の特徴として、伸ばしたい分野に合わせて目標設定・開発計画・業績評価・事業業績の4つのモジュールを組み合わせて実施が可能なこと、基礎知識と実際の面談スキルが学べる事が挙げられます。
目的
部下のパフォーマンスを促進させるための基礎を身に着け、実践する力を磨くことが目的です。
実施方法
対面2日間
内容
- 目標設定 5つのステップ
- 部下のパフォーマンスを向上させるコーチング
- 明快で納得性のある評価面談のやり方
- 部下が自律的に育つための能力開発策定方法
料金
講師派遣料 | 800,000円(税抜) |
教材費 | 5,000円/人(税抜) |
5. パーソル総合研究所
パーソル総合研究所は調査や研究で得た結果を広め、それを活かして人材開発・組織開発の研修や、コンサルティング、タレントマネジメントを提供している会社です。信頼性の高いデータ・ツールを使用し、また常にクライアントと共に進みサポートし続けるスタイルに強みを持っています。
研修は会社に講師を派遣するものからオンライン研修まで幅広く用意されています。
パフォーマンスマネジメント研修は実践的なものであり、講師が派遣されます。まずパフォーマンスマネジメントについて学び、学んだ内容をケーススタディやマイケースの演習で実践します。
目的
目標達成に向けて実施計画を振り返り、課題解決に向けて方策を検討するプログラムです。
実施方法
対面1日
内容
- テキスト・ビデオを用いてパフォーマンスマネジメントの基本を学習
- シミュレーション・ケーススタディ・マイケースを使った実践
料金
お問い合わせください。
まとめ|パフォーマンスマネジメントはぜひ株式会社O:(オー)で
人事制度を見直す際には、パフォーマンスマネジメントの導入を検討することをおすすめします。
労働力人口が減少してきている現在、社員一人ひとりの生産性を上げ、企業の業績を上げる必要があります。パフォーマンスマネジメントは従来の制度とは違い、一人ひとりに向き合うことに重点を置く取り組みです。
目的がないまま何となく導入すると失敗に終わりますが、しっかり研修し、準備が整ってから導入することによって定着しやすいでしょう。
株式会社オーでは研修はもちろん、パフォーマンスマネジメントを運用しやすくする国内初のツール「Co:TEAM(コチーム)」を提供しています。一般的に研修を実践につなげることが難しいと言われていますが、オーでは研修×長期×ツールで研修で学んだことをそのまま実践に用いることができます。
パフォーマンスマネジメント研修についての問い合わせ、コチームについて詳細は下記よりご覧ください。
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