「マネジメントを強化することで、生産性や仕事への満足度を上げて離職率を下げたい」
「外製の研修を利用したいが、研修会社が多すぎてどれを選べばいいか分からない」
このような人事対象者の方はいらっしゃいませんか?
本記事では、管理職研修の種類や費用にはじまり、管理職研修の選び方、おすすめの研修、さらには育成効果を上げる方法をご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
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▼ この記事の内容
- 研修形式の使い分け: 集合研修、オンライン、個別コーチングなど、管理職の多忙さや目的に合わせて最適な形式を選びましょう。費用相場やメリット・デメリットを把握することで、予算内で最大の効果を得られます。
- 失敗しない選定基準: 「やりっぱなし」を防ぐため、研修後のフォローアップ体制や実践支援の仕組みがあるかを重視します。自社の経営課題と受講者のレベルに合わせた、カスタマイズ性の高いプログラムが推奨されます。
- 効果測定のフレームワーク: 「カークパトリックの4段階評価モデル」を用い、満足度だけでなく、実際の「行動変容」や「組織のKPI(売上・離職率など)」への影響までを可視化することが、戦略的な人材育成の鍵です。
管理職研修の種類と費用
管理職研修の種類は、大きく分けて以下の7つがあります。それぞれのメリット・デメリットや費用を解説します。
- 集合研修(対面研修)
- 公開型研修
- オンライン研修
- eラーニング
- OJT
- 合宿
- 個別コーチング
集合研修(対面研修)
集合研修は、参加者が一つの場所に集まって学ぶ形式です。講義に加えて、グループワークやロールプレイを行うのが特徴となっています。多人数にまとめて教育でき、運営の手間や費用を抑えやすい点がメリットです。講師へ直接質問したり、参加者同士で学びを深めたりできる利点もあります。
一方で、内容が一律になりやすい弱点があります。参加者の興味やレベルと合わないと、効果が出にくく不満が生まれやすいです。意欲の高い人ほど、物足りなさを感じやすい傾向があり、対象に合った内容設計が欠かせません。
費用は講師料や会場費、教材費で決まります。講師料は数万円から数十万円、会場費は無料〜数万円、教材費は数百円〜数千円が一般的です。人数が多いほど、一人あたりの単価は抑えられます。
公開型研修
公開型研修は、外部機関が一般向けに実施するものです。幅広いテーマが用意され、短時間で学べる講座が多くなっています。異業種の参加者と交流でき、刺激を得られる点も特徴です。
メリットは、専門家から高品質な知識を学べることです。最新の情報に触れやすく、自社で企画する手間もありません。少人数育成にも使いやすく、社内に講師がいない場合に有効だと言えます。
デメリットは、自社の状況に完全には合わせにくい点です。内容が標準化されており、社内展開が難しい場合があります。日程や開催地が固定され、調整が必要になることもあるでしょう。
費用は講座により大きく異なります。一般的には一人数千円から数万円です。専門性が高い講座では、十万円前後となる場合もあります。
オンライン研修
オンライン研修は、参加者が各自の場所から接続して学ぶ形式です。講義のほかに、ブレイクアウトルームを使ったグループワークや、チャットでの意見共有を行うのが特徴となっています。
移動や会場準備が不要で、全国どこからでも参加しやすい点がメリットです。講師へリアルタイムで質問したり、オンライン上で交流を深めたりできる利点もあります。
一方で、参加者の集中度や通信環境によって効果がばらつきやすいデメリットがあります。オンラインでは対面より反応を読み取りづらく、参加度合いを把握しにくいでしょう。
費用は講師料やシステム利用料、教材データの準備で決まります。講師料は数万円〜数十万円と集合研修と大きく変わりませんが、会場費が不要なため全体の費用を抑えやすいです。教材はデジタル配布のため、数百円〜数千円程度が一般的です。人数が増えても会場の拡張が不要で、一人あたりの単価は抑えられます。
eラーニング
eラーニングは、ネットを使って学ぶ研修方法です。場所を選ばず、自分のペースで進められます。短時間の学習にも向いているため、忙しい人でも続けやすい仕組みです。
メリットは、自由に学習時間を調整できる点です。学習履歴が残るため、進捗管理や理解度の把握もできます。多人数に一度で提供でき、運用コストも抑えられるでしょう。
デメリットは、自分で進めるため管理が必要な点です。継続が難しい人もいますが、最近はクイズやロールプレイを交えた参加型教材も増えています。また、対面の交流が少なく、コミュニケーション力の育成には不向きです。
費用は内容により幅があります。一般的には一人あたり数千円から数万円です。自社向け教材を作る場合は、制作費が別途必要になります。
OJT
OJTは、日常の業務を使って育成する方法です。先輩や上司が現場で指導し、実務を通して必要な力を身につけます。学んだ内容をすぐ試せる点が特徴です。
メリットは、仕事に直結した学びが得られることです。習熟度に合わせて教えられ、細かなフォローがしやすい点も強みです。実践と知識が結びつき、定着しやすくなります。
デメリットは、指導者の力量で成果が左右される点です。放任型では効果が出にくく、計画性のない育成は習得にばらつきが出ます。指導者への準備や育成計画が欠かせません。
費用は大きくかかりません。主に指導者の工数がコストとなります。必要に応じてOJT担当者向けの研修費が加わります。
合宿
合宿型研修は、参加者が同じ場所に滞在しながら学ぶ形式です。日常を離れて過ごすため、集中した学習環境を作りやすい点が特徴です。講義に加えて、体験型ワークやグループ討議が組まれることが多く、深い学びにつながります。
メリットは、学習に没頭しやすく、長時間の対話を通じて関係性が強まることです。行動変容や価値観の整理が進みやすい点も強みです。
一方で、移動や宿泊を伴うため負担が大きく、業務を止めにくい時期は実施が難しい面があります。長時間拘束による疲労が出やすい点も課題です。
費用は講師料、宿泊費、食事代、会場費で決まります。講師料は数十万円、宿泊費は一泊数千〜数万円、食事代は一人数千円が一般的です。会場費も数千〜数万円で、人数が増えるほど一人あたりの負担はやや減ります。
個別コーチング
個別コーチング型研修は、受講者が専門コーチと一対一で対話しながら進める学習方法です。業務課題や行動の癖を具体的に扱い、実践的な改善を図ります。定期的な面談を通じて、目標達成に向けた行動を習慣化しやすい点が特徴です。
メリットは、内容を個人に最適化でき、実務に直結した支援を受けられる点です。密度の高いフィードバックが得られ、自分の課題を深く理解できます。
一方で、コーチとの相性によって効果が変わりやすいのが弱点です。継続の時間を確保しにくい場合は、定着が難しい面もあります。
費用はコーチ料が中心で、1回1万〜5万円が一般的です。経験豊富なコーチは1回5万〜10万円以上となる場合もあります。月2〜4回の実施が多く、契約期間が長いほど総額は大きくなります。
失敗しない管理職研修の選び方
次に、管理職研修で失敗しないためのポイントをお伝えします。以下の4つを押さえて、成果につながる研修を実施しましょう。
- 研修の目的を明確にする
- 対象マネージャーの状況を整理する
- 定着・実践の仕組みがあるか確認する
- 費用対効果とサポート体制で絞り込む
研修の目的を明確にする
管理職研修を選ぶ際は、目的を明確にすることが最重要です。目的が曖昧なままでは、研修内容と現場の課題が噛み合わず、成果が得られません。
具体的には、現場で起きている問題や将来起こりうるリスクを整理し、「どの課題を研修で解決するのか」をはっきりさせます。例えば「部下が指示を理解できず業務が滞る」という状況なら、原因は伝え方の不足であり、目的は指示出しの精度向上と設定できます。
このように、研修後にどんな行動ができるようになってほしいかを描くことで、プログラムの選定がぶれなくなります。
対象マネージャーの状況を整理する
管理職研修は受講者の業務負担に配慮しながら設計しましょう。研修が本業を圧迫すると、学びの質が低下し、現場にも悪影響が出てしまいます。
そのため、対象者の役割・忙しさ・力量を把握し、無理のない範囲で取り組める内容と時間設定にする必要があるのです。
例えば、繁忙期のマネージャーに長時間の研修を課すと、参加しても内容が頭に入らず逆効果です。代わりに、短時間×複数回形式や、実務と連動する課題を取り入れれば、現場負担を抑えながら学習効果を高められます。
このように、業務と両立できる設計を行うことで、研修への抵抗感が小さくなり、受講者の参加姿勢も前向きになります。
定着・実践の仕組みがあるか確認する
研修を受けただけでは行動は変わりません。大切なのは学んだことを現場で実践し、定着させることです。
具体的な仕組みとしては、行動目標の設定、上司との振り返り面談、実践課題、コーチング、フォロー研修などが挙げられます。
特に管理職は日々の業務が多いため、学んだことを忘れやすく、行動に落とし込むまでに時間が必要です。研修会社やプログラムを選ぶ際は、フォローアップや実践支援の仕組みがあるかを必ず確認しましょう。「やりっぱなし」を防ぐことが、研修の成果を最大化する鍵です。
費用対効果とサポート体制で絞り込む
管理職研修を選ぶ際は、費用に見合う効果が得られるかを見極めることも重要です。単に価格が安いだけでは十分な学習成果につながらず、結果として追加の研修やフォローが必要になります。
合わせて、研修会社がどこまでサポートしてくれるかも確認しましょう。事前ヒアリング、参加者への案内、アンケート作成、報告書の作成などの支援がある場合、担当者の負担が大きく軽減されます。
なお、自社で研修を企画・運営すると費用は抑えられますが、デメリットも大きくなります。担当者の負担が大きくなりやすい、専門性や最新の知見が十分でないなどが課題です。
管理職研修は「人材開発支援助成金」などの公的制度を活用できる場合があります。助成金を利用すれば実質的な負担額を抑えられるため、費用対効果も高まるのです。
価格の安さだけで判断せず、どれだけ学びが実務に根づくかという「総合的な費用対効果」で比較することが、研修選定を成功させるポイントです。
タイプ別!人気のおすすめ研修会社23選
ここからは、具体的な研修会社をご紹介します。以下通り4つのタイプ別に整理しておりますので、ニーズに合った項目をご覧ください。
| 【実践・定着重視】現場の行動を変える研修 | 株式会社O:(コチームグロース) |
| 株式会社ガイアシステム | |
| リ・カレント株式会社 | |
| 株式会社HRインスティテュート | |
| EVeM株式会社 | |
| 【マインド・リーダーシップ】意識改革に強い研修 | PHP研究所(PHP人材開発) |
| 社員教育研究所 | |
| 株式会社リンクアンドモチベーション | |
| 株式会社NEWONE | |
| 株式会社FeelWorks | |
| 【基礎・実務スキル】新任・基礎固めに強い研修 | ALL DIFFERENT株式会社 |
| 株式会社インソース | |
| 株式会社アーティエンス | |
| 株式会社アルー | |
| 株式会社グロービス | |
| 株式会社リスキル | |
| SMBCコンサルティング | |
| 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ | |
| 【特化型】専門スキルなどに強い研修 | 日本生産性本部 |
| 日本能率協会 | |
| 株式会社Schoo | |
| マネディク株式会社 | |
| 株式会社コーチ・エィ |
【実践・定着重視】現場の行動を変える研修
研修は受けて終わりではなく、実際の行動変容につながることが大切です。実践・定着のための支援が充実している研修をお伝えします。
株式会社O:(コチームグロース)

弊社、株式会社O: は「チームの本来の力を引き出し、持続可能な組織成長を支える」ことを大切にしています。単なる制度導入ではなく、1on1 や目標管理、評価制度といったマネジメント基盤を整えることで、メンバーの成長と会社の成果を同時に高める「自走できる組織づくり」を目指しています。
管理職育成だけでなく、制度設計・運用・定着まで一貫して支援を受けたい企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
弊社サービスのコチームグロースは、1on1や目標管理、評価連携と研修・伴走型支援をセットにしたパフォーマンスマネジメント支援を提供しております。制度設計から定着までトータルでサポートする点がポイントです。管理職研修では、1on1や目標設定・評価者育成など即実践可能なスキルを学べ、特に従業員数300人以下の企業や若手・エース層の育成が必要な企業に高い適応性があります。
【研修形式】
集合研修、オンライン研修、個別コーチング
【内容例】
1on1ミーティングの設計と運用、部下との対話スキル強化、心理的安全性、目標設定と進捗管理、OKR/MBO設計、成果と育成の両立マネジメント、人事評価・フィードバック、評価者としてのスキル習得、チームのパフォーマンス管理、スキルマネジメント、組織文化・理念の浸透と理念共有 など。
【ウェブサイト】
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株式会社ガイアシステム

ガイアシステムの企業研修サービスでは、「個人の成長」と「組織の可能性」に着目し、人と組織の双方の力を引き出すことで、持続的な成長と変革を支援します。管理職研修だけでなく、若手・現場社員から幹部層まで幅広い階層に対応できる柔軟な設計が特徴です。
組織の風土改善や人材育成を重視しつつ、企業の状況や課題に応じたカスタマイズされた研修プランを望む企業に適したプログラムです。
【特徴・コンセプト】
ガイアシステムは、企業の課題や目的に応じて完全オーダーメイドで研修カリキュラムを設計し、参加者が“現場で使えるスキルや態度”を身につけられることを重視しています。また、定額制オンライン研修「ナレキャン」によるライブ型オンライン研修も提供しており、時間や場所に制約のある企業でも、継続的な学びとスキル定着を支援します。
ワークショップやロールプレイ、対話・体験型の学習を通じて、理解から実践・行動変容への移行を促す研修スタイルが特徴です。
【研修形式】
集合研修、公開型研修、オンライン研修
【内容例】
マネジメント、リーダーシップ、部下育成・指導、チームビルディング、組織風土改革、コミュニケーション、モチベーション向上、問題解決、目標管理、会議運営、コーチング、多様性理解 など。
【ウェブサイト】
リ・カレント株式会社

リ・カレント株式会社は、「誰もがリーダーになれる組織」をめざし、企業の人材育成・組織開発を支援する会社です。企業内研修や組織開発コンサルティングを通じて、階層別研修やキャリアデザイン支援を提供しています。
単なる知識伝達ではなく、現場で使えるスキルや行動変革につながる「実践重視」の研修・伴走支援を受けたい企業におすすめの会社です。
【特徴・コンセプト】
企業ごとの人事課題や組織文化、目指す方向性を丁寧なヒアリングで把握し、完全オーダーメイドで研修プログラムや制度設計をデザイン。研修だけで終わらず、企画→実施→フォローまで一貫した伴走支援を行い、個人の成長と組織変革を長期的に支援します。
【研修形式】
集合研修、オンライン研修
【内容例】
リーダーシップ、組織変革、コーチング、マネジメント、女性活躍推進、チームビルディング、目標管理、問題解決、組織開発 など。
【ウェブサイト】
株式会社HRインスティテュート

HRインスティテュートは、「主体性を挽き出す」をミッションに、企業や組織の構成員一人ひとりが自ら考え、行動できるよう支援する会社です。
研修やコンサルティング、制度設計を通じて、個人の成長と組織の成果を両立させる環境づくりをサポートしています。
社員の主体性を引き出して組織変革を進めたい会社におすすめです。
【特徴・コンセプト】
単なる知識伝達にとどまらず、座学→演習→振り返り→再実践までを見据えた独自メソッド「ノウハウ・ドゥハウ」により、スキル定着と行動変革を促す実践型研修を提供します。
企業ごとの文化や課題を丁寧にヒアリングし、完全オーダーメイドでプログラムを設計。研修後も伴走型で支援することで、個人の成長と持続的な組織変革を目指します。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修
【内容例】
マネジメント、リーダーシップ、部下育成・指導、チームビルディング、目標管理、問題解決、意思決定、コミュニケーション、モチベーションマネジメント、会議運営 など。
【ウェブサイト】
EVeM株式会社

EVeM株式会社は、価値観や考え方を大切にし、個人と組織の成長を両立させる文化の醸成を支援する会社です。変化の激しい環境でも、マネジャー一人ひとりが自律的に考え、行動できる組織づくりを重視しています。
マネジメントの土台づくりや組織文化の強化を目指す、ベンチャー企業やスタートアップ、成長フェーズの企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
ベンチャー・スタートアップの置かれた独自の環境や課題に対応すべく、理論だけではなく「即使えるマネジメントの型」を体系化。研修や支援プログラムは、座学に留まらず、実践重視・アウトプット重視で設計され、現場で成果を出すための「型」の習得を目指します。
また、単発の研修提供だけでなく、企業や組織の成長過程に伴走し、継続支援・組織開発・コンサルティングも含めたトータルサポートを行うことで、受講者だけでなく組織全体の持続的な成長を支える体制を整えています。
【研修形式】
個別コーチング、公開型研修、集合研修
【内容】
リーダーシップ、チームビルディング、意思決定、組織運営、目標管理、組織の成長戦略と人材育成の両立 など。
【ウェブサイト】
https://www.evem-management.com/
【マインド・リーダーシップ】意識改革に強い研修
行動変容の基礎となるのは意識改革と言えます。続いては、マインド・リーダーシップの変革に力を入れている研修をご紹介します。
PHP研究所(PHP人材開発)

PHP研究所は、「人間の成長が組織の成長につながる」という考えを大切にし、組織全体の文化づくりと持続的な成長を支援しています。管理職一人ひとりが自らのあり方を問い直し、組織に良い影響を与える存在となることを目指しています。
理念や価値観を大切にしながら、中長期的に管理職のあり方やリーダーシップを育てたい企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
PHP人材開発の管理職研修は、「管理」的な業務遂行能力だけでなく、「経営/部門経営」を担う「部門経営者」としての資質を育てることを重視しています。ビジョン・志・人生観に働きかけ、人間力を磨き、組織を自律的・持続的に動かす力を養成します。
具体的には、ケーススタディやグループディスカッション、ワークショップを通じた体験や、フィードバック、振り返りなどが取り入れられています。
【研修形式】
集合研修、公開型研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
マネジメント基礎、部下育成・指導、理念浸透、組織風土づくり、コミュニケーション、チームマネジメント、現場課題の改善 など。
【ウェブサイト】
社員教育研究所

社員教育研究所は、「汗と涙と一生懸命」という教育理念を掲げ、知識だけでなく「できること」に変える実践的な能力訓練を通じて、人の意識と行動を変えることを目指す会社です。管理者養成をはじめ、個人の礼儀やマナーから人間力・リーダーシップまで、「人としての基本」と「管理者・リーダーとしての自覚」を両立させる姿勢を大切にしています。
部下指導力・コミュニケーション力の向上、責任感の醸成といった「人を動かす管理職」に必要な基礎力を強化したい企業に選ばれています。
【特徴・コンセプト】
礼儀やマナーの再確認を通じて社会人としての基盤を整え、リーダーとしての責任感や判断力、意思決定力、部下育成力を養成します。また、宿泊型の合宿研修やグループ演習、ケーススタディを通じて、日常業務から離れた環境で自己を見つめ直し、チームへの影響力やコミュニケーション力を高める機会を提供します。
【研修形式】
公開型研修、合宿、集合研修、オンライン研修
【内容例】
リーダーシップ、チームマネジメント、部下育成・指導、目標管理、問題解決、意思決定力、会議運営、コミュニケーション、組織運営の基礎、部下のエンゲージメント向上、現場課題改善、モチベーションマネジメント など。
【ウェブサイト】
株式会社リンクアンドモチベーション

株式会社リンクアンドモチベーションは、「社員のモチベーションを成長エンジンとする経営が時代を制する」という考えのもと、人的資本・エンゲージメントを起点とした組織変革を支援する会社です。個人を「自分株式会社=i‑Company」と捉え、個人の主体性や働きがいを尊重しながら、企業と個人がともに成長できる組織づくりを目指しています。
社員の主体性やモチベーションを起点に組織全体のエンゲージメントを高めながら、理念浸透・制度設計・人材育成を統合的に進めたい企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
リンクアンドモチベーションの人材開発サービスは、心理学や行動経済学といった学術的知見を基盤とする「モチベーションエンジニアリング」によって、表層的なスキルではなく、深層的なスタンスと行動変容を促すことに重きを置いています。
また、採用・育成・制度・風土を一貫してデザインするワンストップの組織支援が可能であり、理念浸透から制度設計、人材育成、組織風土改革までを包括的にサポートします。
【研修形式】
集合研修、公開型研修、オンライン研修
【内容例】
部下育成・指導、目標管理、組織マネジメント、チームビルディング、コミュニケーション、モチベーションマネジメント、意思決定力、リーダーシップ、課題解決、行動変革促進、理念浸透、エンゲージメント向上 など。
【ウェブサイト】
株式会社NEWONE

株式会社NEWONEは「一人ひとりが主体的に働き、組織がより良く変わり続ける社会をつくる」ことを使命とする企業です。個人と組織のエンゲージメントを高めることこそが、企業の持続的成長と、働く人の幸せを両立させる鍵であると考えています。
エンゲージメント向上が課題の企業におすすめとなっています。
【特徴・コンセプト】
「人の感情に火を灯す場」を創り出すワークショップ型研修を通じて、個々の気づきと主体的な行動変容を促し、個人の成長と組織の成果向上を両立させます。フィードバックやOJT、演習、コーチング技法を組み合わせ、部下やチームメンバーのエンゲージメント向上にも取り組みます。
【研修形式】
集合研修、公開型研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
対話力、部下育成とフィードバック、関係性構築と心理的安全性、モチベーションマネジメント、主体性を引き出すコミュニケーション、エンゲージメント課題の可視化と改善、行動変容を促すマネジメント実践 など。
【ウェブサイト】
株式会社FeelWorks

株式会社FeelWorksは、「上司力®」という考え方を通じて、「部下を育て、組織を活かす上司」を増やすことを目指す人材育成・組織開発の会社です。上司と部下、それぞれの人間性や信頼関係を重視しながら、働きがいや主体性を高めることで、組織全体の活性化を図ることを企業理念としています。
「人が育つ現場」をつくり出し、持続的に成長できる企業文化を構築したい会社に適したプログラムです。
【特徴・コンセプト】
単なる管理手法やマネジメントスキルの伝授にとどまらず、「上司としてのあり方」「人を育て活かす上司力」の再定義に重点を置いています。上司は「命令・指示者」ではなく、「部下一人ひとりの持ち味を引き出し、成長を支える伴走者」であるという考えに基づき、自律性と働きがいを高める文化を育てることを狙いとしています。
【研修形式】
集合研修、公開型研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
マネジメント基礎、リーダーシップ、部下育成・指導、チームビルディング、信頼関係構築、任せるマネジメント、モチベーションマネジメント、組織成果と人材育成の両立 など。
【ウェブサイト】
【基礎・実務スキル】新任・基礎固めに強い研修
新任の管理職に対しては基礎的な学習が不可欠であり、すぐに効果が見込めます。以下に、基礎や実務スキルの学習コンテンツが充実している研修をご紹介します。
ALL DIFFERENT株式会社

ALL DIFFERENT株式会社は、かつてラーニングエージェンシー として知られていた人材育成・組織開発の会社で、2024年1月に社名変更しました。「人と組織、そのあらゆる可能性のために唯一無二の解決策を創る」という理念のもと、企業ごとに異なる課題に対して「唯一無二の支援」を提供することを目指しています。
【特徴・コンセプト】
「気づく→学ぶ→できる・変わる→続ける」という独自の学びのサイクル概念のもと、知識の習得だけで終わらない人材育成を重視しています。
また、階層別や職種・役職ごとの研修を網羅するとともに、研修目的・企業の状況に応じてカスタマイズ可能なオーダーメイド型支援を提供しています。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
リーダーシップ、部下育成・指導、目標管理、チームビルディング、モチベーション向上、問題解決・意思決定、コミュニケーション、フィードバック、組織風土づくり、会議運営、部門経営意識、D&I(多様性と包摂) など。
【ウェブサイト】
https://www.all-different.co.jp/
株式会社インソース

株式会社インソースは、「人材育成/社員研修」と「教育のDX化による生産性向上支援」を軸に、研修や制度構築、IT支援を提供する会社です。教育プログラムと研修コンテンツを膨大なラインナップで整備し、柔軟かつ多様なニーズに応えています。
【特徴・コンセプト】
公開講座、講師派遣、eラーニング/動画教材、LMS、コンサルティングなど、多様なサービス形態をワンストップで提供できる点が強みです。研修コンテンツの量・種類が豊富で、多様な課題に応じた内容を短納期で提供できます。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
マネジメント基礎、リーダーシップ、部下育成・指導、目標設定・管理、チームビルディング、部下のモチベーション向上、問題解決・意思決定、コミュニケーション、フィードバック・面談スキル、組織風土づくり、会議運営、部門経営意識 など。
【ウェブサイト】
株式会社アーティエンス

株式会社アーティエンスは「人と組織が変わっていくために」を合言葉に、企業にあった学びと変革を生み出すパートナーとして活動している企業です。研修の目的や企業文化を丁寧にヒアリングをしたうえで、社員一人ひとりの主体性やチームの協働力を育みます。
チームの協働力向上や組織文化の再構築を図りたい会社におすすめです。
【特徴・コンセプト】
単なる知識伝達型の研修ではなく、受講者の意識改革や行動変化を促す「共創型/実践型」の人材育成を大切にしています。研修設計は、クライアントと共に企画を練るオーダーメイド対応です。階層に応じた内容を提供し、組織全体の成長につなげます。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修
【内容例】
リーダーシップ、部下育成・指導、チームマネジメント、主体性醸成、意思決定・問題解決、コミュニケーション、協働/共創スキル、組織運営の視点、部門目標の設定・管理、変化対応力、組織文化づくり、フィードバック など。
【ウェブサイト】
株式会社アルー

アルー株式会社は、「夢が溢れる世界のために、人のあらゆる可能性を切り拓きます ― all the possibilities ―」というミッションのもと、企業や個人の可能性を最大化する人材育成支援を行っています。新入社員から経営層まで、あらゆるフェーズの人材育成に対応し、“育成の成果”にこだわりを持つ企業です。幅広いスキルを育成したい場合におすすめとなっています。
【特徴・コンセプト】
オーダーメイド研修、テーマ別研修、eラーニングなど、多角的な学びの形を提供できる点が強みです。DX対応やグローバル人材育成など、今後の企業成長に必要な視点も組み込まれています。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
リーダーシップ、部下育成・指導、チームマネジメント、目標管理、意思決定・問題解決、組織運営、DX/グローバル対応、変化対応力、行動変容支援 など。
【ウェブサイト】
株式会社グロービス

株式会社グロービスは、「一人ひとりが学ぶことで、組織と社会を変える」という理念のもと、企業の人材育成や経営人材の育成を支援しています。学びを通じて個人の成長と組織の変革を両立させたい企業におすすめの会社です。
【特徴・コンセプト】
階層別研修を中心に、新任管理職から経営層までの幅広い層に対応し、ケーススタディ、演習、アクションプラン策定などを通じて行動変容を促します。また、オンライン学習やeラーニングを活用した柔軟な学習スタイルにより、研修後の定着支援も行っています。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
マネジメント基礎、リーダーシップ、部下育成・指導、チームマネジメント、目標管理、意思決定・問題解決、組織運営、コミュニケーション、変化対応力、戦略思考、イノベーション推進 など。
【ウェブサイト】
株式会社リスキル

株式会社リスキルは、「一人でも多くの人に社会人教育を届ける」をミッションに、社会人になってからも学び直しが当たり前となる社会の実現を目指す人材育成カンパニーです。IT やデジタル技術を活用して、幅広い学びの機会を企業や個人に届けることに挑戦しています。
階層やテーマにまたがった一貫した人材育成を望む企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
膨大な研修コンテンツのなかから企業ごとのニーズや状況に応じて柔軟に提供できる「豊富なメニュー」と「高い対応力」が強みです。受講形態も、公開講座・企業内研修・動画講座(eラーニング)など複数から選べます。また、価格が明瞭化されており、即座に見積りをすることができます。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、eラーニング、オンライン研修
【内容例】
役割理解、リーダーシップ、部下育成、コーチング、フィードバック、目標設定、チームビルディング、業務計画と進捗管理、会議運営と意思決定、問題解決、ハラスメント防止とコンプライアンス対応、メンタルヘルスラインケア など。
【ウェブサイト】
SMBCコンサルティング株式会社

SMBCコンサルティング株式会社は、企業が直面する人事・経営・組織のあらゆる課題に対応する「教育事業」「コンサルティング事業」「会員サービス事業」を提供する会社です。
変化の激しい経営環境の中で、実務に即した人材育成・組織変革を目指す会社に適しています。
【特徴・コンセプト】
公開型セミナー・定額制クラブ/Webセミナー・オーダーメイドの講師派遣研修など、多様な形式で提供され、企業のニーズや規模、目的に応じて柔軟に選べます。また、研修内容や講師、研修形態をカスタマイズできるため、実践性を重視した支援ができる点も特徴です。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、eラーニング
【内容例】
マネジメント基礎、役割理解、目標設定と評価、部下育成、コミュニケーション力向上、リーダーシップ、ハラスメント防止、業務改善とPDCA、問題解決と意思決定、チームビルディング、メンタルヘルス・ラインケア など。
【ウェブサイト】
https://www.smbcc-education.jp/index.html
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

リクルートマネジメントソリューションズは、「個と組織を生かす」という理念のもと、人材育成・組織開発・制度構築・採用支援までをワンストップで提供する、人と組織の成長を支援するコンサルティング・研修会社です。
さまざまな階層が対象の研修について、形式を組み合わせながら柔軟な研修設計をしたい企業におすすめとなっています。
【特徴・コンセプト】
単なる座学ではなく「気づき」から「実践」〜「職場への定着」までを見据えた実践型研修を重視しています。また、公開型講座から企業向けオーダーメイド研修、オンラインセミナーや短時間・選択型コース、多様なテーマ研修まで、企業や受講者のニーズ・業種・フェーズに応じて柔軟に提供できるサービス体制を持っています。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、eラーニング、個別コーチング
【内容例】
リーダーシップ、部下育成・指導、チームマネジメント、目標設定と評価、組織運営、コミュニケーション、問題解決・意思決定、変化対応、ハラスメント防止・コンプライアンス管理 など。
【ウェブサイト】
【特化型】専門スキルなどに強い研修
最後に、専門スキルに強い、または、特徴的なサービスを提供している研修会社をご紹介します。
公益財団法人 日本生産性本部

日本生産性本部は「生産性の向上」を軸に、研修・コンサルティング・調査研究・制度支援など多角的なサービスを提供する総合組織です。産業界の実態と課題を踏まえ、企業の成長と社会全体の価値向上に貢献することを使命としています。
理論と実践の両面から生産性向上と組織改革を支援できる、日本生産性本部ならではの総合力を求める企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
長年の調査研究や企業支援で蓄積したデータ・知見をもとに、階層別に必要なスキルを体系的に育成できます。また、企業の実態を踏まえた診断・分析を行い、研修だけでなく、業務プロセスの見直し、会議改革、働き方改善、人事制度設計、管理職のマネジメント行動改善などの改善支援を組み合わせて提供します。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、合宿、eラーニング
【内容例】
部門目標の設定と遂行力強化、組織運営と部門マネジメントの基礎、リーダーシップ、コミュニケーション改善と部下育成、問題発見・問題解決力、業務改善(カイゼン)と生産性向上、評価面談と目標管理(MBO)、チームビルディング など。
【ウェブサイト】
一般社団法人 日本能率協会

日本能率協会は「能率」の理念のもと、企業の経営革新・人材育成・組織変革を支援してきた全国対応のマネジメント支援機関です。人と組織を“能率的かつ持続可能”に進化させるための研修、コンサルティング、制度設計支援を提供しています。
階層・部門を問わず体系的に人材育成を整えたい企業、経営・組織改革や生産性向上など幅広い経営課題に対応したい企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
経営層から現場社員まで、あらゆる階層を包括的にサポートできる体制を持っています。 研修だけでなく、組織改革、業務改善、生産性向上、人事制度設計、働き方改革など、多様な経営課題に対して、理論と実践を融合したトータルなソリューション支援を行うことができる点も大きな強みです。
【研修形式】
公開型研修、集合研修、オンライン研修、eラーニング、個別コーチング、合宿
【内容例】にほん
マネジメント基礎、部下育成、目標管理、評価・フィードバック、業務改善(カイゼン)、生産性向上、リーダーシップ、組織課題の分析と解決、職場のコミュニケーション、ハラスメント防止、コンプライアンス遵守、心理的安全性 など。
【ウェブサイト】
株式会社Schoo

Schoo は「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと、社会人が継続学習できるオンライン学習コミュニティを提供しています。企業向けには法人研修プラットフォームを通じて社員研修やリスキリングを支援する企業です。
社員研修をオンライン中心で効率的に進めたい企業、場所や時間に縛られず継続学習の仕組みを整えたい企業、DX・デジタル人材育成をオンラインで強化したい企業に特におすすめです。
【特徴・コンセプト】
9,000 本以上の多様なオンライン授業コンテンツを保有し、ビジネススキル・マネジメント・DX・リーダーシップなど幅広いテーマをカバーしています。
法人向けサービス「Schoo for Business」では、場所や時間にとらわれず受講できるオンライン研修を通じて、社員の自律学習やリスキリング、階層別研修、管理職研修などを支援できる点が強みです。
【研修形式】
eラーニング、オンライン研修、集合研修、公開型研修
【内容例】
組織運営、部下育成・指導、組織開発、事業計画、DXリテラシー、デジタルトランスフォーメーション、リーダーシップ、コミュニケーション、目標設定、チームマネジメント、ハラスメント防止、メンタルヘルス、ファシリテーション など。
【ウェブサイト】
マネディク株式会社

マネディク株式会社は、急成長フェーズのベンチャー・スタートアップ特有の「人と組織の伸び悩み」を、再現性あるマネジメントの仕組みづくりで解消することを使命としています。事業スピードに追いつかない育成体制や属人的マネジメントを放置せず、現場に定着する“実践型マネジメント”を最短距離で整える点が特徴です。
忙しい管理職でも、動画教材を活用しながら効率的にマネジメント基盤を固めたい企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
管理職の「思考力・判断力・再現性」を高めるために、現場の実例をもとにしたケーススタディ形式の学習を中心に構成されています。
さらに、eラーニングを活用し、管理職が時間・場所に縛られず継続的に学べる仕組みを提供。日々の業務で「即使える学び」を得られる点が特徴です。
【研修形式】
eラーニング、集合研修
【内容例】
評価・フィードバック、任せるマネジメント、目標設定と進捗管理、課題の構造化と問題解決、事業理解・視座を高める判断力、チームの心理的安全性とコミュニケーション、行動変容を促すマネジメント実践 など。
【ウェブサイト】
株式会社コーチ・エィ

株式会社コーチ・エィは、「組織にコーチング文化を根づかせることで、持続的な成果を生み出す組織づくりに貢献する」ことを使命としています。管理職がメンバーの主体性を引き出し、組織全体の思考と行動を変化させるためのリーダーシップを育成することを重視しています。
管理職に「問いかけるリーダーシップ」を身につけさせ、コーチングを組織文化として根づかせたい企業におすすめです。
【特徴・コンセプト】
エグゼクティブコーチングの知見をもとに、管理職が部下育成や組織の対話活性化に必要なコミュニケーションスキルを体系的に習得できる点が特徴です。日常の1on1や会議運営、目標管理など、実務に直結するコーチングアプローチを浸透させることで、管理職自身の変化を組織全体の成果につなげます。
【研修形式】
個別コーチング、集合研修、公開型研修、オンライン研修
【内容例】
1on1の質向上、主体性を引き出す質問力、効果的なフィードバック、対話を促すコミュニケーション設計、チーム内の対話活性化、コーチ型マネジメントの実践、会議でのコーチング活用、リーダーシップスタイルの可視化、行動変容の定着 など。
【ウェブサイト】
研修効果の測定方法
研修は効果測定が欠かせません。適切に測定することで、研修の目的達成度や改善点をさまざまな角度から評価できます。
特に重要なのは、学んだことが現場で実践され、具体的な成果につながっているかを可視化することです。
この評価を体系的に行うためのフレームワークとして、カークパトリックの4段階評価モデルがあります。受講者の研修に対する反応、学習の習得度、職場での行動変化、そして最終的な組織への成果の4段階で効果を評価するモデルです。
各レベルの概要や測定方法は以下の図をご覧ください。
| 評価レベル | 名称 | 概要 | 主な測定方法 |
| レベル1 | 反応 (Reaction) | 受講者が研修をどれだけ満足して受けられたか、内容や講師、運営に好意的であったか。 | アンケート、受講者インタビュー |
| レベル2 | 学習 (Learning) | 研修を通じて受講者の知識、スキル、態度がどれだけ変化し、身についたか。 | テスト、ワーク、レポート、ロールプレイング |
| レベル3 | 行動 (Behavior) | 研修で学んだことを受講者が実際の仕事(職場)で実践し、行動が変化したか。 | 上司・同僚の評価、実践課題、行動観察 |
| レベル4 | 成果 (Result) | 受講者の行動変化が、組織や業務にどのような最終的な成果(ビジネスインパクト)をもたらしたか。 | 売上、生産性、品質、コスト削減、離職率など、組織のKPI |
研修の満足度だけでなく、実際のビジネスへの影響まで段階的に確認をして、より包括的に効果測定をしましょう。
研修の育成効果を最大にするポイント
目的を明文化したうえで実施する
研修では目的を明確にするだけではなく、それを関係者に周知することが欠かせません。メリットは以下の通りです。
- 研修の意義が明確だと受講者の学ぶ意欲が高まる
- 参加者全員の意識や行動の方向性が揃い、研修内容を実務に活かしやすくなる
- 上司や同僚が、研修後の行動や成果に対してフィードバックしやすくなる
目的の共有は研修の成果を出すための重要なステップのため、忘れずに行いましょう。
目標設定と振り返り、フィードバックの機会を組み込む
研修効果を確実に行動変容につなげるためには、明確な目標設定と定期的な振り返りを組み込むことが必要です。研修で得た知識は、実務で活用して初めて価値が生まれます。受講者自身が「何をできるようになるか」を具体的に描くことが重要なのです。
外部研修で目標設定や振り返りが含まれていない場合でも、自社で事前・事後のフォローを組み込むことで研修効果を十分に補完できます。研修選びの際は「研修会社が担う部分」と「自社で補う部分」を整理しておくことがポイントです。
研修設計の段階で「目標設定→実践→振り返り→フィードバック」というサイクルを組み込み、受講者が継続して成長を実感できる仕組みを整えましょう。
評価制度と研修制度を連動させる
研修で学んだ内容を確実に行動につなげるためには、評価制度と研修制度を連動させることが大切です。習得したスキルを日常業務で実践する動機づけが高まり、「受けて終わり」になりにくくなります。さらに、上司も評価面談や1on1を通じて研修内容に沿ったフォローができるため、現場での定着が加速します。
例えば、管理職研修で学んだ「部下育成」「コミュニケーション」「目標設定」などの行動を評価項目に組み込むことで、受講者は日常のマネジメントで意識して取り組むようになるでしょう。その結果、部署間のマネジメントのばらつきを防ぎ、組織全体の水準をそろえることができます。
評価制度と研修制度の連動は、研修効果を最大化し、組織の成長につながる重要な仕組みです。研修導入時に「評価で見る行動」と「研修で育てる行動」をそろえましょう。
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よくある質問
Q管理職研修はオンラインでも効果はありますか?
はい、オンラインでも十分に効果があります。特にディスカッション中心の研修とは相性が良く、対面以上に発言量が増えるケースもあります。ただし、集中力や参加姿勢によって効果が左右されるデメリットがあるため、研修設計が重要です。
例えば、オンラインではブレイクアウトルームを使って少人数ディスカッションを促進できます。また、チャットで意見を可視化しながら進めると、学習の定着も高まります。一方で、受講者が並行作業をすると効果が落ちてしまうのがデメリットです。短時間にしたりワークが多めの設計にしたりすることが鍵になります。
メリットを生かし、デメリットへの対策をとっている研修を選べば、対面と同等以上の効果が期待できるでしょう。
Q研修を内製化するメリット・デメリットは何ですか?
研修を内製化する最大のメリットは、自社の課題や業務内容に合わせて内容をカスタマイズできる点です。現場での実践につながりやすく、実施回数が多い企業では長期的なコスト削減にもなります。また、社内で継続的に内容をアップデートできる点も魅力です。
一方で、講師役となる社員に十分なスキルがないと成果が出にくくなります。さらに、外部視点が不足し、教材作成や研修設計が属人的になりやすいでしょう。講師ごとに質がばらつきやすく、標準化が難しいケースも見られます。
このように、内製化は「自社に最適化できる」という強みがある一方で、「準備と品質管理の負担が大きい」という側面があります。そのため、外部研修と組み合わせて運用すると良いでしょう。
Q研修会社を選ぶ際の決め手は何ですか?
最も重要なのは「自社の課題に合った設計ができるかどうか」です。同じテーマでも企業によって課題は異なります。パッケージをそのまま実施するだけでは行動変容につながりにくいのです。
例えば、部下育成に課題がある組織なら、実務に沿ったケースディスカッションを設計できる会社を選ぶことで、研修後すぐに現場で使えるスキルが身につきます。
費用の安さよりも、「自社に合わせて内容を最適化してくれるか」を判断基準にすることが成功のポイントです。
Q助成金はどの研修でも使えますか?
多くの研修で助成金を使えますが、すべてが対象ではありません。制度ごとに要件があるため事前確認が必要です。
例えば、国の「人材開発支援助成金」は、内容・時間数・実施方法などに条件があり、以下のような研修は対象外になることがあります。
<人材開発支援助成金が使えない例>
- 30分〜1時間程度の短時間研修
- 自主参加型で、会社の教育計画に位置づいていない研修
- エンタメ・健康系など業務関連性が薄い研修
また、国の制度以外にも、東京都のスキルアップ支援事業 や倉敷市の人「財」育成支援補助金など、自治体独自の助成金が用意されている地域もあります。
助成金を使える研修は多いですが、「国の要件」+「自治体の制度」 を確認して選ぶのが確実です。
人材開発支援助成金:人材開発支援助成金|厚生労働省
Q課長、部長など、階層によって研修内容はどう変わりますか?
管理職研修の内容は、階層ごとの役割に合わせて大きく変わります。
各階層ごとの研修内容の例は以下の通りです。
| 階層 | 主な役割(フォーカス) | 重点的な研修内容・テーマ |
| 主任・係長級 | 現場の安定稼働 | ・業務管理、進捗管理の基礎 ・対人コミュニケーション、リーダーシップ ・後輩、部下へのOJT指導 |
| 課長級 | 部署成果の最大化 | ・目標設定(MBO)、KPIの設計と運用 ・人事評価、フィードバック技法 ・他部署との調整、交渉術 ・コンプライアンス、労務管理 |
| 部長級 | 組織変革と戦略遂行 | ・事業戦略の策定、実行管理 ・組織開発(チームビルディング)、次世代育成 ・リスクマネジメント ・ファイナンス(財務諸表の理解) |
| 役員層 | 中長期的な企業価値創出 | ・経営戦略、ビジョン構築 ・コーポレートガバナンス、ESG経営 ・イノベーション創出、新規事業開発 ・グローバルマネジメント |
このように、基礎スキル→組織マネジメント→経営戦略へと階層に応じて学ぶ内容がシフトするのが一般的です。
まとめ
本記事では、管理職研修の種類、費用、研修の選び方、実際のおすすめ研修会社、そして、研修効果を最大化する方法をお伝えしました。
限られた人材で変化の速いビジネス環境に対応していくためには、人材育成が不可欠です。なかでも、現場と経営層をつなぐ管理職の育成は重要と言えます。
管理職研修を実践するうえで、本記事の内容を役立てていただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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