OKR管理に最適なツールを厳選して8個紹介|機能や導入のメリット、選び方を解説【無料版の紹介有り】
目次
OKRツールとは
OKRツールとは、目標(Objectives)と成果(Key Results)を設定・管理し、OKRの円滑な運用をサポートするツールを指します。運用や管理が難しい傾向にあるOKRを行う上で、ツールを導入する企業は年々増えてきています
そもそもOKRとは
OKRとは、Objective and Key Result(目標と成果指標)を意味します。
特に、シリコンバレー発のムーンショット(=目指すべき未来の姿から逆算した、非連続・斬新・達成困難だが、大きな社会的インパクトをもたらす目標)を達成するための、目標管理手法を指します。
企業が定める定性的な全体目標と、部署やチーム、従業員の定量的な個人目標をリンクさせ「明確な優先順位」と「一定のペース」で計画を進めるための目標管理手法です。
OKRは、IT・情報通信などのテクノロジー産業において積極的に採用されており、代表的なOKRのメリットとしては以下が挙げられます。
- 全社・チーム・個人の目標の繋がり(アラインメント)が明確になる
- 野心的かつ達成し甲斐のある目標により組織のモチベーションを鼓舞する
- 共通かつ重要な指標に絞った報告フォーマットにより達成の道筋が明確になる
- 優先順位の評価方法などチームの判断を円滑化する仕組みがある
- ウィン・セッションなどのモチベーションを高める仕組みがある
OKRは、高い目標を掲げるチームや、IT・情報通信の様に職種が細分化されていたり、階層構造ではなく、プロジェクト型の組織や働き方をするチームには特に有効な手法です。
また、OKRは、他の目標管理手法であるMBOやKPIのように、目標を100%達成することを前提とした目標管理とは違い、達成率60%〜70%のチャレンジングな目標を設定することが特徴です。
OKRでは週1回〜隔週程度の短期間で進捗を振り返り、フィードバックや目標調整を行うことも特徴として挙げられます。そのため、急速な経済変化などにも対応しやすく、近年注目を集めている目標管理手法と言えるでしょう。
OKRツールの主な機能
OKRツリーの作成
OKRツリーとは、すべてのOKRをツリー形式で繋いだものであり、企業全体や部署・チーム、従業員の目標と成果をひと目で確認できます。そのため、従業員が共通の認識を持って業務に取り組むことができます。
手作業での作成に手間がかかるOKRツリーですが、OKRツールを導入することで、作成や管理を簡単に行うことが可能です。
進捗管理
OKRでは週1回〜隔週程度の短期間で、目標進捗の振り返りや目標調整を行います。ツールを利用することで、進捗状況をリアルタイムで確認できるだけでなく、1on1ミーティングなどの機能が備わっているツールが多いため、1on1の日程調整などを効率的に行うことができます。
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議事録管理
OKRを運用すると、定期的なフィードバックを行うなど、コミュニケーションをとる機会が多くなります。OKRツールには、議事録やメモをデジタル管理できる機能が備わっていることが多いため、行き違いなどのトラブルの回避に繋がります。
OKR管理ツールが重要な理由と主な導入目的
OKRは、非連続な成長や高い目標を達成するために生み出された目標管理のフレームワークです。一方で、運用には経験やコツ、そして管理のための時間を割く必要があります。
結果として、OKRは「導入したが上手くいかなかった」「途中で形骸化してしまったので中止した」というケースは枚挙に暇がありません。本パートでは、OKR管理ツールが重要な理由と主な導入目的について解説します。
社内でOKRの浸透や理解が十分に進まない
OKRは他の目標管理手法とは違い、まだまだ馴染みのない概念であるため、OKRを導入する際、会社全体に浸透させることが難しい場合もあります。会社全体に浸透できないと、目標と成果の管理や評価が正確に行えず、従業員のモチベーションやパフォーマンスの低下に繋がりかねません。
OKRツールでは、OKRの運用や管理を行えるだけでなく、導入や運用のサポートを受けることができ、従業員がOKRを理解しやすい環境の形成に寄与します。
また、目標設定や進捗確認をツールひとつで行うことができるため、運用担当者や従業員の負担軽減、業務の効率化にも繋がります。
上位目標と下位目標の関連性が曖昧になる
OKRが、高い目標達成の原動力になる仕掛けとして、組織と個人の目標のアライメント(関連性・整合性)を明確にしている事が挙げられます。
OKRを採用する事で、各個人は、個人として達成しなければならない事柄が、チームや全社にとってどう影響するのか、どの様な意味があるのかについて非常に明確になります。
一方で、上位・下位目標の「繋がり」を定期的に確認する仕組みがなければ、期待している成果は得られません。
つまり、OKRを成功させるためには、上位/下位目標の繋がりと内容をいつでも誰でも確認出来る状態にしておく必要があります。
こうした目標のアライメントの確認は、リモートワークが普及する現在、紙媒体や表計算ソフトでは一層難しくなりつつあります。
OKR管理ツールは、場所・時間的な隔たりを超えて、目標同士のアライメントを可視化・明確化するという点で重要だといえます。
OKRの運用負荷が高いため継続運用が困難
OKRは、目標を設定した後に「ウィン・セッション」や「チェックイン」といった定期的な振り返りの仕組みが内包されています。
一般的に、これらの振り返りは週1回〜隔週の頻度で行われます。
結果として、各個人による報告・報告内容の集計・報告状況のトラッキング(追跡)といった付随業務が増える事になります。
OKRの難しい点は、これらの進捗確認の仕組みがなければ、目標達成に向けたリスク要因を早期に洗い出し、対策が打てなくなる一方で、運用負荷の高さがOKRそのものの継続を阻んでしまう事です。
そのため、OKR管理ツールは、これらの集計や報告を効率化したり、未提出者への催促を自動化する事によって、OKR運用の工数負担を下げることができるという点でも重要だといえます。
OKRツール導入のメリット
OKRの目標設定の効率化
OKRツール導入の1つ目のメリットは「OKRの目標設定の効率化」です。
OKRでは、目標の見直しやすり合わせを頻繁に行うため、紙などの手作業では膨大な時間を要します。ツールを利用することで、目標の更新や共有を簡単に行うことができるほか、組織目標や部門、個人の目標を可視化・共有することができ、管理の工数を大幅に削減することが可能です。
また、ツールで全社的に目標共有できることで、上位目標と下位目標をリンクさせやすくなるため、目標設定がしやすくなります。テンプレートなども活用することで、より目標管理がしやすくなるでしょう。
OKR運用・進捗管理の効率化
OKRツール導入の2つ目のメリットは「OKRの運用・進捗管理の効率化」です。
OKRツールでは、全社的な目標の共有や目標管理や入力作業などの効率化が図れるだけでなく、フィードバックやセルフビュー機能などの、目標達成に向けてどのようなアクションを起こしたのかを評価するための機能が備わっています。CFR(対話・フィードバック、承認)を向上させやすくなり、コミュニケーションが頻繁に必要なOKRを効果的に行うことができるでしょう。またOKRツールでは進捗状況を見える化でき、リアルタイムで共有・確認ができることも特徴で、円滑なOKR運用を行いやすくなります。
OKRを浸透させられる
OKRツール導入の3つ目のメリットは「OKRを浸透させられる」ことです。
OKRは、まだまだ馴染みのない目標管理手法であるため、初めてOKRを導入する場合は、会社全体に浸透させることを難しく感じる場合があります。OKRは会社全体で行うことが必須であり、従業員の理解が必要不可欠です。
OKR管理ツールは、全てがシステム内で完結するためOKRをストレスなく運用することが出来ます。従業員に対し、ツールの使用を習慣づけ、定着させることで、必然的にOKRへの理解を浸透させやすくなるでしょう。
情報を一元管理できる
OKRツール導入の4つ目のメリットは「情報を一元管理できる」ことです。
OKRでは、目標や進捗状況、フィードバック内容など様々な情報を扱います。OKRツールを利用することで、そのような情報を一元管理できるため、OKRツール上で運用を完結できます。
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OKRツールを比較する上でのポイント
自社の導入目的に合ったOKR管理体制を構築できるか
OKRツールを比較する上での1つ目のポイントは「自社の導入目的に合ったOKR管理体制を構築できるか」です。
OKR管理ツールを選定する上で最も重要なのは、導入目的との整合性です。
「OKRに1on1ミーティングを組み込んだ、目標管理の運用を行いたい」「目標ツリーの作成やチェックインなどOKR独自の運用ルールを浸透させたい」「データベース等の人事基幹システム上でOKRの運用を一元化させたい」などの目的と照らし合わせた上で、最も自社に合致するツールを選ぶ事が、システム導入を成功させるための最短経路です。
注意点としては、必ずしも多機能なツールを選ぶ事が無難ではないという事です。
多機能なシステムを導入すれば、従業員への説明やオンボーディングコストが高まってしまいます。
また、特化型ツールには、気の利いた機能やUI/UXが備わっている事が多いため、導入目的を明確化した上で、自社に最もフィットするものについて慎重な意思決定をする事が重要です。
テンプレートが充実しているか
OKRツールを比較する上での2つ目のポイントは「テンプレートが充実しているか」です。
従業員や部署の目標を適切に設定するには、OKRシートの作り込みが必要です。しかしOKRシートの作り込みには、知識やノウハウが必要なだけでなく作業工数や時間も大幅にかかります。
OKRツールにテンプレートやフォーマットが充実していれば少ない工数で作成することができ、また、知識やノウハウが少ない人でも作成できるようになります。OKRの知識面であまり自信がない場合は、テンプレートが充実しているかどうかにも注目するといいでしょう。
操作性が良く、従業員が使いやすいか
OKRツールを比較する上での3つ目のポイントは「操作性が良く、従業員が使いやすいか」です。
OKR管理ツールを活用して、組織の目標達成の確率を上げるためには、ツールそのものの使いやすさが非常に重要です。
OKRに不慣れにもかかわらず、使いにくいツールや、高いリテラシーを要求されるアプリを導入してしまうと、システムの活用が進まず、結果としてOKRによる目標管理が形骸化してしまう要因となってしまうでしょう。
- 上位目標と下位目標(例:全社目標と部門目標)の紐付けは直感的にできるか?
- 目標の全体像が一目で分かるよう、ツリービューやリストビューがあるか?
- 階層/個人/目標毎の進捗が一目で分かるダッシュボードやアイコンがあるか?
- 階層構造だけでなく、プロジェクト型で目標作成がカンタンにできるか?
- 定期的な目標の更新や進捗のレポートを促す仕組み・機能があるか?
実際にツールを比較検討する際には、このような論点を参考に、従業員の活用イメージが十分に湧くかどうかを検討するのが良いでしょう。
OKR導入・運用支援が手厚いか
OKRツールを比較する上での4つ目のポイントは「OKR導入・運用支援が手厚いか」です。
OKRを初めて導入する場合や、社内にOKRの導入・運用の経験者がいない場合はサポート体制の充実度を考慮すべきでしょう。
実際にOKRの運用を進めていくと、「制度が上手く回っていない」と感じる場面が少なくありませんが、その際に信頼出来るアドバイザーに常に相談出来るかどうかは、プロジェクトの成功において重要な要素となります。
「ベンダーにOKRの運用ノウハウがあるか?」「サポート担当の教育は十分か?」「一定の役務提供を約束するコンサルティングサービスはオプションにあるか?」「ガイドブックやtipsなどOKR運用に役立つノウハウ・情報を公開しているか?」
サポート体制の充実度を測る上では、実際に各ベンダーのサービスサイトの閲覧や営業担当へのヒアリングを通じて、こういった疑問点を検証することをおすすめします。
OKR以外の観点を利用した人事評価へ対応しているか
OKRツールを比較する上での5つ目のポイントは「OKR以外の観点を利用した人事評価へ対応しているか」です。
人事評価にOKRを関与させたい場合、OKRツールを活用した直接的な人事評価や給与の決定は望ましくありません。そのため、MBOやKPI、360度評価やコンピテンシー評価といった、OKR以外の人事評価軸も一緒に管理できるツールを選ぶことが好ましいといえます。すでに既存の人事評価体制が構築されている場合には、既存のシステムとOKRツールをどのように連動させていくかの検討を行うことも重要です。
他のツールと連携可能か
OKRツールを比較する上での6つ目のポイントは「他のツールと連携可能か」です。
OKRの運用の成功において、OKR管理ツールと他ツールとの連携が大きく貢献する可能性があります。
例えば、目標進捗を更新したタイミングで、その内容がチャットツールのオープンチャンネルに流れる仕組みを導入する事で、組織の目標に対するモメンタム(目標が進んでいるという実感値)を高められるでしょう。
具体的には、下記の論点について確認を進めていきましょう。
- (チャットツールを利用している場合)SlackやTeamsなどの連携はあるか?
- 具体的にどの様な連携を実現しているか?(通知内容・入力・頻度など)
- 連携する内容のカスタマイズは出来るか?(通知の頻度など)
- 今使える連携はどの様なものか?どのツールと連携しているか?
- 将来的にどの様な連携が実現されるか?それはいつか?
なお、ツール連携については、対外的に公開している情報と現時点で実装している内容に乖離があるケースも少なくないため、導入後に期待ハズレとならないよう問い合わせなどを利用してしっかり確認をしておきましょう。
おすすめOKRツール|タレントマネジメントや人事評価にも対応したオールインワン
Co:TEAM(コチーム)
コチームは、株式会社O:(オー)によって運営されている、国内唯一のパフォーマンス・マネジメントプラットフォームです。
- 1on1によって定性/定量目標を柔軟に設定
- OKRの目標と進捗が自動的にアジェンダとして生成
- OKR毎の進捗ログを残せるため、振り返りや評価材料を蓄積
- OKRが更新されると、チャットツールに通知が連携され、進捗を称賛
- 個人/部門/全社のOKRの設定・更新・達成状況を集計・可視化
コチームでは、目標管理以外にも1on1やフィードバック機能が充実しているため、バラバラに管理されていた目標管理、1on1、人事評価を有機的に繋げられるようになります。
雑談の時間ばかり、あるいは直近の業務の話ばかりになりがちな1on1において、組織アジェンダ機能によって、「目標について話し忘れた」という状況を防ぐことができ、目標管理のための効果的な時間にすることができます。
さらに目標の進捗ログやネクストアクション機能により、次回の1on1までのアクションを定め、確認することにより目標の確実な達成をサポートします。
上司と部下が目標達成に向かって認識価値観をすり合わせることは、部下にとって上司のサポートの姿勢を実感するだけでなく、自己評価と実際の人事評価の差が埋まるため、評価への納得感が高まり、従業員のエンゲージメントを高めることができます。
1on1とOKRの両方を人事施策として取り入れる場合には、最適なツールと言えるでしょう。
料金
1ユーザーあたり月額1,500円〜、詳細は要問い合わせ
おすすめOKRツール|OKRの運用に特化
Resily
「Resily」はResily株式会社が運営するOKR改善・効率化ツールです。
「ツールとコーチングでOKRを成功に導く」をプロダクトコンセプトとしており、本記事で紹介するツール群の中でも、最もOKRを意識した機能開発やマーケティングを行っています。
- OKRツリー機能
- 進捗の一括更新機能でKR(成果指標)進捗を自動集約
- マイページ機能により、1on1の会話の記録や深掘りを支援
- レポート機能により、OKRの進捗を週次で把握
- アクションプラン機能により、OKR達成のためのタスクを管理
- コンフィデンス機能により、課題の達成度を5段階で可視化
また、導入支援のオプションも充実しています。伊藤忠やSansan等の大手企業を含む過去140社の支援実績から蓄積したナレッジを活用し、OKR設定ワークショップや説明会なども実施しています。
料金
月額50,000円〜、詳細は要問い合わせ
Commita
「Commita」は、導入しやすく使いやすいことが特徴なOKRツールです。導入する上で、OKRについての詳しい知識がなくても簡単に導入することができ、導入から定着までの手厚い併走サポートを行っています。
- 上流のOKRを確認しながら個人のOKRを設定できる
- チームの目標や進捗状況を簡単に共有
- 既存ツールとの親和性が高い
- さまざまなアクティビティログを一目で確認でき、OKR管理の手間を削減
- シンプルでわかりやすいUI
- メンバー同士の賞賛文化を実現するWInセッション
従業員が働く上でのモチベーションを向上させるための機能が重視されており、料金プランが比較的安く、無料プランも展開しているため、初めてOKRを導入する際にも適しています。
料金
月額25,000円〜、初期費用50,000円
無料プランもあるため、詳細は要問い合わせ
banto
「banto」は株式会社サイダスが運営する進捗管理の効率化&改善ツールです。
- OKR目標管理機能により、OKRをツリー・グラフ・カンバンなどあらゆる形式で見える化
- 目標紐付け機能により、上位/下位目標の紐付けきが明確化
- AIbanto機能により、成果指標の数値を自動集計し、グラフで可視化
- 進捗一覧機能により、会社・部署・個人OKRという階層ごとの進捗率を一目で確認
「banto」は「『進捗どう?』部下へのこの質問は、もういらない」をコンセプトとしており、上司と部下の間で行われるお互いにとって煩雑かつ不快度の高い「進捗確認」を効率化する事ができます。
OKR管理にとって重要な目標構造の表示形式の選択(ツリー構造や看板形式)や上位/下位目標の設定に加えて、Slack上から非常に簡単に提出できる日報機能により、成果指標(Key Results)のリアルタイム集計が可能な点が特徴です。
また、AIbantoにより、進捗状況はグラフ化され、OKRの進捗度合いがわかりやすく可視化されます。
料金
料金は1人あたり月額300円〜、詳細は要相談
無料のOKRツール
Googleスプレッドシート
Excelに似た操作性を持っており、クラウド上に保存できるため、複数人でシートを共有・確認できます。
しかし、GoogleスプレッドシートはOKR管理の専用ツールではないため、表の作成や調整などを手動で行う必要があります。また、人事情報などの他の情報を連動させる場合は、手動でシートへ記入する必要があるため、人数の多い企業では運用や管理が難しくなってしまう可能性があります。
Weekdone
3名までであれば無料で利用できるOKR管理ツールです。目標の進捗状況を四半期、週次単位で表示できるほか、OKRの進捗をチャート形式で確認できるためPDCAを効率的に回せることで個人やチームの生産性向上に寄与します。スマートフォンアプリもあるため、いつでもどこでもリアルタイムで進捗状況をチェックできるというメリットもあります。
しかし、海外のツールであるため日本語に対応しておらず、また、4名以上で利用する場合は無料トライアル期間の終了後に有料プランに切り替える必要があります。
Zealup
教育機関であれば無料で利用でき、一般企業でも30日間は無料で利用することが可能です。組織目標と個人目標をリンクさせることができ、その目標の見える化・共有することができる目標管理ツールです。パソコンやモバイルからリアルタイムに目標の進捗状況を確認でき、操作性にも優れていることが特徴です。目標に対するコメント機能やいいね機能なども備わっているため、活用することでチームや個人のモチベーションや生産性に繋げることが出来ます。
corvisio
3名までであれば、基本的なOKRと顧客管理機能を無料で使え、4名以上であれば、人数や利用機能によって異なるプランが用意されています。また、30名までであれば30日間の無料トライアルも利用できます。
corvisioはOKR管理のフローワークを自動化でき、タスクの優先順位割り当てや、進行状況の可視化、タスクの状況のデータ自動生成など、導入から運用までの効率化を図れることが特徴です。管理を自動化することで、人的エラーを最小限に減らし、円滑なOKR運用が期待できます。
OKRツール導入時の注意点
ツール導入よりも目的の整理や意義の浸透を優先
OKR管理ツールは、確かに、運用負荷が高いと言われているOKRの管理工数を削減し、ウィン・セッションやチェックインといった進捗管理の仕組みを定着させる事に貢献します。
一方で、OKRを浸透させるためには、「なぜOKRを導入するのか?」「OKRを導入する事によってどんな成果を得たいのか?」を明確にする事が一層重要です。
OKR自体の目的の整理や従業員への意義の説明を怠れば、OKRの必要性や組織に浸透せず、せっかく導入したOKRツールも十分に活用されない状況になってしまうでしょう。
OKR管理ツールには、便利な機能が多数ありますが、まずはOKR自体の必要性やメリットについて社内で議論を尽くす事が重要です。
無料トライアルを利用してみる
ツールの導入には当然ですがコストがかかります。
コストには、直接的コスト(システム利用料等)と間接的コスト(従業員の教育・定着等)がありますが、特に間接的コストには注意を払うべきでしょう。
「どの範囲までをツールやシステム内で行うか?」「実際に導入した時に従業員へのトレーニングにどの程度の時間が必要なのか?」「自社の運用ルールに当てはめた時に、対応出来ない機能はないか?」「従業員が継続利用できるだけの使いやすさが担保されているか?」など、これらの疑問点は導入前に検証しておく必要があります。
そのためには、無料トライアルを活用したり、無料で利用出来るツールやExcel等の表計算ソフトを活用して、組織の限られた範囲で実際の運用を試してみる事がオススメです。
検証過程の中で課題を洗い出し、ツール選定の要件を整理する事で、導入の成功確率は格段に高まります。
まとめ
OKRは、管理・運用において一定のコツや経験が必要になりますが、OKR管理ツールを使う事によって、目標達成の可能性や運用の効率性を大きく高める事ができます。
OKRの導入を検討している場合や、既にOKRを運用しているが運用が上手くいかないと感じている場合は、まずは各ベンダーの資料請求やヒアリングから始めていきましょう。
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