研修を意味あるものに!効果の引き出し方5選と測定・定着方法

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研修を意味あるものに!効果の引き出し方5選と測定・定着方法

研修を行っているけど思うように効果が出ない、本当に研修って意味があるんだろうか。
そんな悩みを抱えている企業は少なくないのではないでしょうか。
研修はその効果を理解し、正しく行わないと意味の薄いものとなってしまいます。
本記事では研修の効果とその効果の引き出し方を解説します。

研修は意味がない!?

「研修の意味が無い」そんなことを言われてしまったり思ってしまったりしている人材育成担当の方は少なくないのではないでしょうか。

そうなってしまうのには理由があります。今一度研修の意味を確かめてみましょう。

誤解しがちな研修の意味

まず研修の効果とは、受講者に「変化」を起こすことにあります。
受講者の実際の行動に変化を起こし、その人をプラスの方向に導くこと。そしてそれが仕事の成果につながること。

これこそが本当の「研修の効果」です。

なぜ意味がないとおもわれてしまうのか

研修の効果・目的が「スキルを身につけさせたい」「意識を芽生えさせたい」といった意識醸成、知識取得になっているケースが多く見受けられます。

もちろんこれらも大切ですが、意識が高まり知識を得られたとしても、それが「変化」、行動につながるものではありません。そのため、研修が終わった時に「受けて終わり」になってしまい、結果的に「意味の無い」研修となってしまうのです。

また、「研修をすること」自体が目的になってしまっている場合もあります。毎年やっているから、という理由でなんとなく研修を行っても意味がありません。研修の意味を明確にし、職場での実践を研修のゴールとして考えなければ意味が無いのです。

研修でより効果を出すポイント5選

それでは、どのようにすれば効果的な研修を行うことができるのでしょうか。
そのポイントを5つ紹介します。

1,学ばせる人を取捨選択する

研修は、学びたい人が学べば大きな効果が出ます。逆に言えば、関心のない人に無理に学ばせても得られるものはほとんどありません。

例えば、忙しい人がいて、研修途中で抜けたり、早退する。そんな人がいます。

その人が忙しいのは仕方がありません。しかし、そんな忙しい時に研修に出る必要はありません。研修に費やす時間も無駄となり、仕事にも支障が出て中途半端になってしまい、何もいいことがありません。
平等のため同じ研修を対象層全員に受けてもらう。それは本当に必要なのでしょうか?

研修でちゃんと学ぶ人は、事前に仕事の時間をやりくりして参加します。
何かを本気で得ようと思って来ている人は時間を作って本気で参加します。
そういう人だけを対象に研修を用意しましょう。

2,今必要な内容かを見極める

どんなに熱心に研修をしても、受講者が既に身につけているスキルをもう一度研修で行ってしまったり、学ぶための事前学習が足りていなかったりすると、意味の無い研修となってしまいます。
これは、現在の受講者のスキルを確認せずに研修を行ってしまうことで起こる問題です。

今この受講者はどのようなレベルで、今必要な研修内容はなんなのかをしっかりと見極め、受講者をレベル分けしたり、スキルに沿った研修を計画したりすることが大切です。

3,分野を絞って学ばせる

研修にはその仕事の1から10まで全てを網羅しようとするものがあります。
その一方で、コミュニケーション、組織活性化など、少ないテーマに絞った研修があります。より効果の出やすい研修は後者となります。

前者の場合、1度に学ぶには範囲が広すぎます。
一つ一つが深い内容なのに、表面的に学んでもそれを行動の変化に繋げることは難しいでしょう。

テーマ内容はなるべく絞って深く理解してもらう事が重要です。

また、座学だけでなくシミュレーション形式の演習や、グループディスカッションを行い、受講者が発言したり、行動をしたりする形式を取り入れることも大切です。

4,外部に頼りすぎない

研修を実施する際、研修会社に頼りすぎるのも問題です。
研修会社のメニューの大半は、汎用的な内容が多くなっています。

すると、実際に現場で行う業務と研修内容が合致しておらず、「業務に必要ない事だ」と思われてしまい、意味の無い研修となってしまいます。

研修で学ぶ内容は、すぐには身につかない物や、業務で使えるようになるまでに時間がかかるものも多く、継続的に学習をする必要がある事がほとんどです。

研修会社の汎用的なものに頼るよりも、研修に参加する社員が実際に直面する業務を想定して研修メニューを作ってあげた方が効果的です。

コンテンツの作り方などのテクニックは外部の方に相談しても良いですが、内容は自分たちで考えた方がより実践的で効果が高まる可能性が高いでしょう。

5,研修後のフォローを行う

研修は、終わってからが始まりです。研修で知識をつける目的は、得た知識やスキルを現場で発揮し、パフォーマンスを上げることです。

そのためには、研修後に継続的に研修の内容を実践したり、学習を継続したりしなければなりません。

継続的な学習や職場での実践を行ってもらうために、人事側や企業側で研修後のフォローを行うことが大切です。

数ヵ月後にフォローアップ研修を行う、定期的に研修内容に沿った行動の成果を発表しフィードバックを行うなど、フォロー体制を整えるようにしましょう。

効果的な研修をする際の手順とは

ここでは研修前、研修中、研修後のアクションについてを紹介します。

1,研修前

まずは研修を行うにあたって、研修効果を定義しながら設計をしていきます。研修のゴールは、「知識の習得」、「行動の変化」、「意識の切り替え」の3つに大きく分けられており、どのゴールを目指すかにより設計の方法も変わります。

1-1,知識の習得

知識の習得をゴールに設定する場合、数値化したゴールにするといいでしょう。知識の習得はゴールまで到達したかどうかが分かりづらくなっています。例えば研修終了後のテストや効果測定を行い、80%以上のスコアを得たものを合格とします。その後、研修者全員が80%以上のスコアを得ることができれば、知識の習得が完了したことになります。このように数値化したゴールに設定することで、より一層研修の質が上昇するでしょう。

1-2,行動の変化

行動の変化をゴールに設定する場合、まず自身の課題に気づかせることが大切です。

自身の課題に気づくことでより一層、研修の効果を感じることができるでしょう。課題解決の行動を知り、トレーニングを行います。その結果、現場に戻ってから実践で活躍することができるでしょう。

1-3,意識の切り替え

意識の切り替えでは、学生気分の意識を社会人としての意識に変える必要があります。社会人としての意識とは、以下の8つに分けられます。

  • 目的意識
  • 顧客意識
  • 協働意識
  • 改善意識
  • 品質意識
  • コスト意識
  • 納期意識
  • 安全意識

これらの意識設定を研修で徹底化し、定着させることが意識の切り替えのゴールになるでしょう。

2,研修中

研修中において研修担当者は以下を踏まえて工夫することが大切です。

  • 研修内容の効果が発揮できる場面や状況に合わせて、研修を行う
  • 研修者が担当者のパフォーマンスをモニタリングできるようにする
  • 失敗に対して、フィードバックを行うことで失敗を学ばせる

研修は担当者によっても研修の質が変化しますので、担当者は研修に対して与えられた時間を最大限活用しましょう。

3,研修後

研修後は、本格的に実戦での業務を行ってもらうことになります。

そのため研修後は、業務に慣れるまでの1~2ヶ月で定期的な1on1やミーティングを行うと良いでしょう。

研修効果で最適な測定方法とは?

研修の効果を測定する方法として最適なのは、アンケートの実施です。

アンケートは、平等な立場で意見を述べることができ、また、口頭では伝えづらいことも伝えやすくなります。

他にも、比較がしやすいことや匿名での回答ができる点でも優れています。

研修や1on1のご相談は株式会社:oにお任せください!

目標管理 OKR/MBO

弊社では、1on1やフィードバック面談、目標管理、人事評価を繋ぐ、「個人の目標達成力を上げる」人材育成サービスであるCo:TEAM(コチーム)を提供しています。また、サービスの一つとしてコチームを組み合わせて行う研修もご用意しております。会社の課題により研修内容は異なり、期間も半年以上と長いので研修を実践・定着しやすいのが特徴です。

主に以下のような研修をご用意しております。

  • 1on1研修
  • マネジメント研修
  • 評価者研修
  • 目標管理研修

まとめ

研修はそのやり方によって意味が無いと言われてしまったり、無駄なものになってしまう反面、大きな成果を上げられるものになります。

今回紹介したポイントを抑えて、研修をより効果的なものにしましょう。