導入事例

1on1を通じて、企業理念と目標の重要性を浸透させ、モチベーションの高い組織へ

有限会社ハイライフサポート
事業内容
介護保険に対応した健康増進デイサービスを提供するフィットネスクラブ「オレオス」の運営、特定保健指導事業の受託
設立
1999
従業員数
73
1on1を通じて、企業理念と目標の重要性を浸透させ、モチベーションの高い組織へ

「経営理念の浸透」と「中長期の目標意識の醸成」が組織課題

―まず単刀直入に聞かせて頂きます。Co:TEAM(コチーム)の導入前には、どの様な組織課題があったのでしょうか?

大きく分けると2つの課題がありました。1つは、「理念浸透」です。弊社では、2020年に経営理念を策定したため、「理念経営」をいかにして形骸化させず、組織に根付かせていくかという事が課題となっていました。

2020年というタイミングで理念を策定されたのは、どの様な背景があったのでしょうか?

佐藤氏:一言で言えば、社内のベクトルを揃えたかったからです。弊社は、事業内容上、毎日一人ひとりが別の現場で仕事をする事が少なくありません。そのため、各個人が一生懸命に仕事に取り組んでいたとしても、続けていくうちに、違う方向を向いてしまうリスクがあると感じていました。

そして、実際に組織やサービスの方向性に一貫性がなくなったり、全体の生産性の低下が表面化しつつありました。それに伴い、コミュニケーションも上手くいかないシーンが増えてきていましたね。そこで、まずは理念を策定して組織のベクトルを揃えようという事になったのです。

なお、現時点で組織の目指している方向性は一致していたので、「産みの苦しみ」のようなものはありませんでした。経営理念の策定自体はスムーズに進める事が出来ましたね。改めて、弊社が大事にしている考え方を明文化する事で、今後は組織そのものを強くしていきたいと考えています。

言語化はされていなかったものの、社内で共有出来る考え方があったというのは素晴らしい事ですね。2つ目の組織課題はどの様なものでしたか?

2つ目は、「中長期の目標意識の醸成」です。理想としては、全社の目標が明示され、それを達成するためにブレイクダウンされた個人目標が設定される様な取り組みを動かしていきたいと感じていました。

一方で、営業職の様な明確な目標値が作り辛い仕事内容であるという事も弊社の特徴です。そのため、事業数値ではなく、理念に紐付いた個人目標作成し、定期的に振り返る事で、モチベーションの向上とスキルアップを両立出来ると考えました。

なぜ「目標」というものを重視されていたのでしょうか?

弊社は、ものを売っている訳ではなく、人=サービスが商品です。つまり、人材が成長がしなければ、事業は成長していきません。そして、人が成長がするためには、仕事の意義を確認したり、腹落ちさせるプロセスが重要です。

あくまで、サービスの向上や顧客の満足度は、社員の高いモチベーションによってもたらされる結果論です。そして、お客様により良いサービスやプログラムを提供出来れば、金銭・非金銭的報酬を問わず、従業員にも還元されてきます。

私の仕事は、「仕事の意義の咀嚼→モチベーション向上→良いサービスの提供→収益→従業員への還元→モチベーション向上」という良いサイクルをどうしたら組織に創ることが出来るかを考える事だと思っています。

1on1の導入を通じてより働きやすい職場づくりを

Co:TEAMの導入と合わせて、1on1についても2021年9月以降取り組んでいく予定とお伺いしています。1on1の導入背景についてもお伺い出来ますか?

佐藤氏:1on1ミーティングという取り組みが最近流行っている事は既に知っていて、関心を持っていましたし、導入したいと考えていました。

実は、以前から「個人面談」的な取り組みはやりたいと思っていたんです。ですが、単なるお悩み相談的な場になってしまうとあまり本質的ではないなとも感じていました。せっかく時間を設けるのであれば、面談の場を通じて、一人ひとりを自身を前向きに成長させるための機会にしたいと考えていました。

そんな中、1on1ミーティングについて詳しく知る機会があり、業務や雑談だけではなく、目標や評価に関わる中長期的な取り組みについて定期的に上司と部下で「対話」をするという考え方に共感しました。

従業員がやり甲斐を持って働くためには、中長期的な目的・目標意識を持って働いて貰う事が重要ですので、1on1はその考え方にピッタリでした。幸いな事に、近年は弊社も働く環境が徐々に整備されていましたので、衛生要因だけではなく、動機づけ要因に繋がる取り組みを増やして、組織の定着率を上げたいという思惑もありましたね。

―1on1は実際に人材の定着率を上げる上で有効な取り組みだと言われていますよね。対話を重視されたいという佐藤様の姿勢からも、上手くいく未来像が非常にイメージできます!

Co:TEAM導入の決め手は、「組織内のフィードバックとコミュニケーションを増やす仕組み」

―1on1の注目度が高まるに従って、同領域を支援するツールも増えつつある中、Co:TEAM導入の決め手は何だったのでしょうか?

佐藤氏:Co:TEAMについては、オンラインセミナーをきっかけで知りましたが、元々、1on1や目標管理に関するツールの情報収集はしていたものの、導入自体をはっきり決めていた訳ではありませんでした。

ですが、御社(株式会社オー)代表の谷本さんがセミナーで話されていた「パフォーマンス・マネジメント」という考え方に非常に興味を持ったのがきっかけですね。

中でも、「1on1や称賛、360度フィードバック等の仕組みを通じて、組織のパフォーマンスを高めていく」という考え方は、まさに私の描く組織運営のあり方でした。やはり、目標に対するプロセス(進捗)や組織のメンバーがお互い何を考えているのか、どんなコメントをしているのかを知る機会がなければ、組織としての一体感や推進力は生まれてこないと思うんです。

また、「上司」と「部下」はあくまで役割だと考えています。だから、上司が言っている事も良くない事は、良くないと評価されるべきであり、逆もまた然りです。Co:TEAMは、伝統的な上下関係に基づくマネジメントではなく、「部下の支援」や「上司・部下がお互いに健全なフィードバックをし合う」という考え方がサービスに反映されていると考え、共感した事も、導入に至った理由かもしれません。

―佐藤様は、非常にフラットで柔軟な考え方を持っていらっしゃいますよね。今回は、Co:TEAMを導入頂くにあたり、社内的にはどの様なご説明をされましたか?

佐藤氏:業務において必須となるツールを導入するという説明をざっくりとしましたね(笑)。

Co:TEAMは、人材育成やマネジメントを良くするツールと認識していますが、この領域は、具体的な費用対効果を説明するのが非常に難しいですよね。また、当たり前の話ですが、取り組んでいない事の効果や期待値を説明するのは難しいですし、野暮だとも考えています。

一方で、「人」に投資をするという事は、弊社にとって非常に重要な取り組みですので、社内的な理解を得る事は難しくありませんでした。

Co:TEAM導入を通じて、「振り返り」と「課題解決」の文化を組織に根付かせたい

―今後の展望や目標について教えて下さい。

従業員もお客様もハイライフサポートに関わった人間が、関わって良かったなと感じて貰えるような組織にしていきたいと考えています。

この目標は、私が個人で完遂出来る訳ではありません。従業員が取り組んだ分だけ、お客様には喜んで頂けるし、逆もまた然りです。そのためには、従業員が働きやすくなる、モチベーションが高く働ける状態を作っていく事が重要だと考えています。

―素晴らしい考え方ですよね。最後に、Co:TEAMをどの様に活用していくかについてお伺いできますか?

佐藤氏:2段階に分けて考えています。まずは、業務の振り返りがきちんと定期的に出来る事ですね。振り返りの場として、もちろん1on1を導入していきますし、Co:TEAMを通じて行動目標の進捗が可視化され、各個人が「今目標に対してどれくらい進められているか?達成に向けてどんな取り組みをしたら良いか?」を自発的に考えられると理想的ですね。

次の段階として、1on1によってお互いの課題が常に共有出来るような状態になり、問題が常に解決されて、組織が推進していっているという実感が持てる状態を目指していきます。また、1on1については、マネージャー育成の効果も期待しています。

最終段階としては、もちろん従業員個々のモチベーションが高まる事で、良いサービスを提供出来るようになり、事業数値に利いてくる事を期待しています。ですが、先程申し上げたとおり、これはあくまで結果論だと考えています。とにかく、組織の状態をさらに良くしていく事が目下のゴールですね。

―佐藤様、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。今後、Co:TEAMの利用を進めていく中で、理想の組織像に近づけるようにサポートさせて頂きます!

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